原作から読みたい!!映画化を果たしたオススメマンガ10選80 Pt.

過去に映画化を果たしたマンガの中から、ぜひ映画とマンガの両方を読んでほしいと思う10作品をピックアップ!

原作から読みたい!!映画化を果たしたオススメマンガ10選

出典:Amazon.co.jp

概要

これまで映画化を果たしてきたマンガ作品の数々。今回は、その中から特に見てほしいオススメの10作をご紹介する!

『バクマン。』

若くして高い画力を持つ「真城最高」が作画を担当し、文才のある優等生「高木秋人」が原作を担当するコンビでプロのマンガ家を目指す物語『バクマン。』。実在のマンガ雑誌「週刊少年ジャンプ」を舞台に、実際に行われているアンケート主義や専属契約などのシステム、さらには読者から普段見えづらい編集部の実際の仕事現場をストーリーに取り入れている、リアルに近いマンガであることでも話題を呼んだ一作で、原作は「大場つぐみ」、作画は「小畑健」とこの作品を手がけている作者も担当を分けて執筆している。ジャンプの連載作品らしい少年が夢に向かって情熱を燃やす姿をメインに起きつつ、要所要所で現実の厳しい問題も盛り込まれていて、幅広い読者層から支持を得ていた。TVアニメ化に加えて実写での映画化も非常に頷ける一作である。

『うさぎドロップ』

三十路の独身サラリーマン「河地大吉」は、祖父「宗一」の訃報を聞き駆け付けた先で見知らぬ少女と出会う。「宗一」の隠し子であったその少女「りん」は、一切言葉を発しようとしない無愛想な子だったため、周囲からあまりいい印象を抱かれていなかった。「りん」を引き取ることに対して渋る親戚らをみかねた「大吉」は、自ら彼女の育児を買って出る。その後、「りん」を自宅へ連れてきて、彼女と共同生活を始めるのだった。自身の家族や周囲の人々に支えられながら、男手ひとつで「りん」を育てていき、少しずつながらも血のつながっていない二人がは家族としての関係を築き上げていくハートフル日常マンガ『うさぎドロップ』。実写映画を果たした際は、その「りん」の役をかの有名な子役「芦田愛菜」が演じている他、「大吉」役は松山ケンイチとキャスト陣も非常に豪華。マンガでは「りん」の幼少期と、高校に通う成長する姿を描く二部構成となっている。

『進撃の巨人』

巨人に追いやられ、巨大な壁に囲まれて暮らしている人類。長らく巨人の侵攻はなく、ほとんどの人々は壁の外の世界を知らずに安寧に暮らしていた中、超大型巨人の出現により壁は破壊され、その平穏は破られることとなり――。巨人に母を殺された少年「エレン・イェーガー」を中心に、人類が巨人を倒すため戦う姿を描くファンタジーアクションマンガ『進撃の巨人』。作中における生活様式、建築などの文化は18世紀前後のヨーロッパをモチーフとしており、「立体機動装置」など一部を除き、兵器などの技術もその時代の文明レベルを超えるものは登場しない。また、作中登場する年号は作品独自のものを用いている。世界観や小道具などの細かな設定が豊富なことも本作の特徴である。単行本には登場する設定資料が「現在公開可能な情報」として詳しく掲載されており、そもそもゲームデザイナー・シナリオライターらも協力して作られている凝った作りのこの作品は、実写映画もかなり見応え十分のものとなっていた。

『テラフォーマーズ』

2599年、火星で驚異的な進化を遂げたゴキブリ「テラフォーマー」たちを駆除するための計画が発動する。しかし「テラフォーマー」たちは火星の苛酷な環境の中で驚くべき戦闘能力と知性を身につけていた。人為変態手術によって虫や動物の能力を手に入れた人々と「テラフォーマー」の互いの存亡をかけた戦いを描いた、SFアクションマンガ『テラフォーマーズ』。2013年版「このマンガがすごい!」オトコ編1位、「全国書店員が選んだおすすめコミック2013」2位と十分な実勢を持つ本作は、3016年に「伊藤英明」の主演のもと実写映画化を実現した。映画で取り上げられたのは作品の一巻に収録されている宇宙船「バグズ2号」の搭乗員と「テラフォーマー」との戦い。映画ではある程度限られた時間でストーリーを収める必要がある中で、個人的には時間も内容も程よいものになっているのではと感じられた作品だ。

『四月は君の嘘』

中学生の「有馬公生」は、かつて神童と呼ばれていた天才ピアニストだったが、母の死をきっかけにピアノが弾けなくなってしまう。音楽の世界から遠ざかり、味気ないモノクロの生活を送っていた彼は、ある日ヴァイオリニストの「宮園かをり」と出会う。誰よりも独創的で、真摯に演奏する彼女の姿を見て、ピアニスト「公生」は少しずつ再生していく姿を描くた青春物語『四月は君の嘘』。几帳面で優しい性格の持ち主だけど、ピアニストとしての才能が大きすぎた故に様々な過去を持つ「公正」、明るく華やかなロングヘアの女の子で、突っ込みが鋭く感情豊かだけど実は周囲に言えない“何か”と戦っている「かをり」、二人は最も多感な時期とも言われている15歳の少年少女であり、作中もその心情の変化を細かく描かれている作品。それを実演するのは簡単なことではなかったと思うが、映画ではキャスト陣が見事に演じきっているのでぜひ一度見てほしい一作だ。

『3月のライオン』

15歳で史上5人目の中学生プロ将棋棋士となった少年「桐山零」。幼い頃に家族を事故で亡くした彼は、棋士の家で内弟子となり、「他人の家」で育ったことで深い孤独を抱えていた。成長し「六月町」にひとりで暮らすようになった17歳の「零」が、橋を渡った「三月町」で暮らす「川本あかり」、「ひなた」、「モモ」の三姉妹をはじめとする人々と触れ合うことで、心身ともに成長していく人情ドラマ『3月のライオン』。『ハチミツとクローバー』でも有名な作者「羽海野チカ」が手がけた作品で、第35回講談社漫画賞一般部門、第18回手塚治虫文化賞マンガ大賞など数々の賞を受賞している。映画に際し主演の「零」役を務めたのは、映画『君の名は』のアフレコでも注目を集めた「神木隆之介」。その声はもちろん、本来の俳優としての彼の演技力の高さも窺える一作となっている。

『僕だけがいない街』

「再上映(リバイバル)」と呼んでいる特殊能力を持った28の青年「藤沼悟」。母親が上京し、ともに過ごしていた時に再上映が発生。この時に母親が1988年の「北海道誘拐連続殺人事件」の真犯人に気づく。ところが母親は殺害され、「悟」は濡れ衣を着せられてしまう。すると突然、再上映が発生し、1988年の小学生の状態に戻っていることに気づく。1988年と2006年を何度も行き来して事件の原因を取り除いていくタイムリープミステリー『僕だけがいない街』。映画の主演を果たしたのは、『カイジ』や『インシテミル』、他にも『デスノート』などこれまで数々のミステリー作品でメインキャストを務めてきた「藤原竜也」。その圧巻の演技力で本作の謎をどのように解明していくのか、作品と彼のファンの両方から注目を集めた一作だ。

『寄生獣』

ある日、ごく普通の高校生「泉新一」は、突如空から飛来した寄生生物に襲われてしまう。体内に入り込もうとする生物から身を守り、かろうじて頭への侵入は防いだが、右腕に寄生されてしまう。右腕を乗っ取った寄生生物は意識を持ち喋り出し、自らを「ミギー」と命名。最初は困惑し、不気味なものとして扱う新一だが、徐々にあきらめ、共生の道を選ぶ。一方、他の寄生生物達は次々と人間に寄生していき、人間を捕食していく。捕食現場は悲惨な状態であり、「ミンチ殺人事件」と呼ばれ、人々の不安を煽っていた。共生という特異な道を選んだ「新一」と「ミギー」は、やがて他の寄生生物達から警戒され、襲撃を受けていくことに━━寄生生物と奇妙な共同生活を描いた『寄生獣』。本作の特徴の一つであった迫力満点のアクションシーン。それを見事に実現したばかりか、生態の垣根を越え異なる感情が交差する様を実写で表現できている作品だったと思う。

『闇金ウシジマくん』

10日で5割という法外な金利で金を融資している、無届けの貸金業者(闇金)『カウカウファイナンス』を訪れる顧客たちの人間模様を描いている『闇金ウシジマくん』。数話から長い時には20話以上の話をひとつのエピソードとして章立てし、サブタイトルには「ギャル汚くん」「風俗くん」など、物語のメインキャラクターにちなんだキーワードが付けられている。また、主人公の「丑嶋馨(かおる)」だけではなく、メインキャラクターの視点で描かれ、そこに「馨」や従業員たちが密接に絡んでくるという展開で物語は進む。裏社会や格差社会など、社会の闇を描いた作品で、裏社会で使われている隠語的な用語も頻繁に飛び交う、いい意味でも問題作である本作は、もともと深夜枠での実写ドラマ化を果たしていた。主演を務めた「山田孝之」らの見事な演技もあり人気がどんどんと上がっていき、新しいキャスト陣を加えてのドラマの続編シリーズのほか、映画も3シリーズに渡り制作された人気タイトルである。

『銀の匙 Silver Spoon』

農作業に一切かかわりのなかった一般家庭の次男「 八軒勇吾」が、入学した先の農業高校で苦悶し成長する姿を描いた青春ドラマ『銀の匙』。「食べること」の本質に迫り、農畜産物を消費者と生産者の視点から描いている。過去のトラウマや家族とのわだかまり、漠然とした将来への不安を、農家出身で厳しい現実と向き合う同級生たちと共に乗り越えていく姿が多くの共感を呼び、アニメではノイタミナ枠にて放送されている作品だ。本作は現代日本の北海道を舞台にしており、「勇吾」が入学した「大蝦夷農業高等学校」は作者である「荒川弘」の母校がモデル。「勇吾」の所属する酪農化学科をはじめとする学科、授業形態、設備、生徒の生活といった学校環境はもちろん、作者が語る「農家の常識は社会の非常識」という、一般社会人とは異なる農業従事者独特の感性がリアルに描写されていることがとても新鮮味を感じられた作品となっている。日常ものだけに実写映画をしやすという意見もあるやもしれないが、それだけでは語り尽くせない食に対する深みやテーマ性がこもっている映画だった。

関連ガイド

ピックアップ

1.『愛がなんだ』『街の上で』恋愛映画の妙手・今泉力哉の制作手法とは-ヒットコンテンツの裏側に迫る

1.『愛がなんだ』『街の上で』恋愛映画の妙手・今泉力哉の制作手法とは-ヒットコンテンツの裏側に迫る

1.ヒットコンテンツの裏側に迫る - 興行収入130億円突破「劇場版名探偵コナン」を支える音楽とは【菅野祐悟】

1.ヒットコンテンツの裏側に迫る - 興行収入130億円突破「劇場版名探偵コナン」を支える音楽とは【菅野祐悟】

『ハイキュー!!』に登場するリベロ達!

『ハイキュー!!』に登場するリベロ達!

『Fate』シリーズを時系列順で振り返ってみよう!

『Fate』シリーズを時系列順で振り返ってみよう!

高身長女子と低身長男子の恋愛漫画!オススメ5選

高身長女子と低身長男子の恋愛漫画!オススメ5選

『名探偵コナン』でも話題!「公安」が題材の漫画

『名探偵コナン』でも話題!「公安」が題材の漫画

「うずまきナルト」の使用忍術一覧‼

「うずまきナルト」の使用忍術一覧‼

logo

いいね!・フォローしてマンガ・アニメのニュースを受け取ろう!