日本酒のおいしさを漫画で知ろう35 Pt.

日本全国各地に美味い日本酒あり。呑まず嫌いはもったいない!

作成日時:2018-11-30 10:00 執筆者:マンガペディア公式

日本酒のおいしさを漫画で知ろう

出典:小学館

秋から冬にかけては日本酒が特に美味しい季節。寒い夜は、おでんや鍋を肴に熱燗で芯から温まるのが堪らない。温泉に浸かりながら、雪見酒と洒落込むのも乙なモノ。そんな日本酒の魅力を存分に味わえる作品を紹介しよう。


日系米国人がゼロから日本酒造りに挑戦する様子を描いた、本格派の酒造り漫画。酒造りに挑む女性の奮闘を描いた『夏子の酒』を世に送り出した尾瀬あきらが、新たな視点で酒造りに迫る、骨太のストーリーだ。物語の主人公・クロード・バターメイカーは、日本人の曾祖父を持つ日系米国人の青年だ。シアトルから島根県松江にやってきたクロードは、自らのルーツである曾祖父が働いていた酒蔵を探し求める。やがてクロードは、言葉すら覚束ない状態で、友人の務める酒蔵に就職。溢れんばかりの情熱を持って、酒造りを学んでいく。

本作は、日本酒を知るにはまさにうってつけの漫画の1つだ。主人公・クロード・バターメイカーは、日本酒好きではあるものの、酒造りに関してはズブの素人。それどころか、日本語もロクに話せない。そんな彼が日本にやってきた目的は、大好きな祖母が焦がれた国で、曾祖父が酒を造っていた酒蔵を探すこと。ところが、その酒蔵は既に廃業してしまっていた。落胆するクロードだが、やがて彼は新たな目標を見つける。それは、自分の手で曾祖父の酒蔵を復活させること。そのために、彼は友人である酒蔵の跡取り息子・岩下宏に頼み込み、彼の酒蔵で働き始める。当初、周囲の人々は「外国人には無理」と否定的。しかしクロードの情熱は、そんな人々の心を徐々に変えていく。


農業大学の醸造科を舞台に、個性豊かな学生たちの日常を描く、日本酒造り迷走群像劇。本作の主人公・アワモリくんは、酒が全く飲めない下戸であるにも関わらず、農業大学醸造科に通う学生だ。その理由は、彼に科学を志すきっかけを与えた本の著者が、醸造科の教授だったから。お人好しのアワモリくんが、アクの強い仲間たちに振り回されつつ、ラボで酒造りの実験を行っていく。

日本酒造りをメインの題材にしながらも、主人公が下戸というのはなかなユニークな設定だ。農業大学に通う主人公・アワモリくんが所属しているのは、日本酒をはじめとした発酵酒の研究を行う発酵醸造学研究室、通称「酒ラボ」だ。酒ラボのメンバーは、それぞれが独特の個性を持つ者ばかり。農業大学特有の緩やかな雰囲気の中、彼らはフリーダムに学生生活を謳歌する。押しに弱い草食系男子のアワモリくんは、仲間たちに圧倒されっぱなし。アワモリくんが迷走しつつも、己の道を模索していく様子が、本作の見どころだ。また、発酵醸造学を勉強する学生たちが中心ということで、日本酒に関する蘊蓄も豊富。下戸であるアワモリくん用に友人が作った「サムライロック」ほか、日本酒ベースのカクテルも紹介されている。


因縁深い親子の料理対決を軸に、食文化を深く掘り下げた、一大長編グルメコミック。東西新聞の記者・山岡士郎は、怠け者だが、食に関してはずば抜けた感性と知識、そして技術の持ち主だ。山岡と同僚・栗田ゆう子は、東西新聞創立100周年を記念する「究極のメニュー」作りの担当に抜擢される。そんな中、帝都新聞が類似企画「至高のメニュー」を立ち上げる。そのアドバイザーには、美食倶楽部を主催する食通・海原雄山が就任する。山岡と海原は、複雑な事情から仲違いしている親子。そんな2人が、料理対決を繰り返していくこととなる。

本作は、和洋を問わず様々な題材を取り上げるグルメ漫画である。日本酒に絡んだエピソードも数多く存在する。中でも、日本酒を知るのにうってつけなのは、コミックス第54巻に収録されている『日本酒の力』だ。ストーリーは、山岡たちに縁の深い日本料理店「岡星」でのひと幕から始まる。山岡たちが店を訪れると、そこには見慣れないワインボトルと、難しい表情をした店主・岡星精一の姿があった。馴染みの客の要望で断り切れず、和食とワインを合わせることになったという。件の客は、高級ワインを次々と開けながら、我が物顔で講釈を垂れる。しかし、そのピントのズレ具合に、山岡たちはうんざり。この件をきっかけに、山岡たちは日本酒と料理の組み合わせを、真剣に考えることとなる。


旨い日本酒と肴を求め、日本全国を回る男女のサラリーマンコンビの姿を描いた、ハートフルな飲み歩きグルメ漫画。主人公・上野大希は、総合商社・角紅に務めるサラリーマン。父親の葬儀の後、彼は、大の日本酒好きだった父が通い詰めた店を訪れる。そこは、ワインやビールは置かず、日本酒も冷酒はなく、常温か燗酒のみという拘りの店。大希は、この店での体験をきっかけに、日本酒と肴の奥深さに目覚めていく。

本作の主人公・上野大希は、日本酒好きの父と違って、日本酒が大の苦手。酒はもっぱらビールやワインといった、いわゆる「洋酒党」だった。そんな大希は、父が足繁く通った店で、石川県金沢の名物・いしるの貝焼きと、山廃純米酒「黒帯」の燗酒の組み合わせに感動。日本酒は、適切な温度と肴の組み合わせ次第で、劇的に味わいが変化することを知る。その後、大希は、新規事業開発室長に就任。新入社員・村田京子と共に、全国の旨い日本酒と肴を探し求めることとなる。本作の特徴は、美味しい日本酒を紹介するだけでなく、旨い肴との組み合わせた楽しみ方を提案している点だ。コミックス冒頭では、四季折々の肴とそれに合うおすすめの日本酒をカラーページで紹介。日本酒初心者にもわかりやすい内容となっている。


農業大学を舞台に、特別な能力を持った主人公と、個性豊かな学生たちの関わりを描く、コミカルな菌類青春ストーリー。主人公・沢木直保は、子どもの頃から菌類が肉眼で見える上に、会話も出来るという特殊能力の持ち主だ。そんな直保が、幼馴染みの少年・結城蛍と共に某農業大学に入学。祖父の友人である樹慶蔵教授の研究室に加わり、アクの強いメンバーたちと共に、賑やかな大学生活を送っていく。第12回手塚治虫文化賞マンガ大賞、第32回講談社漫画賞(一般部門)受賞。2007年10月にテレビアニメ化。2010年7月にテレビドラマ化されたた。

農業大学に通う主人公・沢木直保は「菌類が肉眼で見える」という特殊能力の持ち主だ。そんな直保が参加する樹研究室の面々も、かなりの曲者揃い。お祭り騒ぎが大好きという校風も相まって、個性豊かなメンバーたちの日常は、実に賑やかだ。直保が属する樹研究室は、日本酒の研究が専門というわけではない。樹教授が研究で扱うのは、菌類全般。イヌイットが考案した強烈な発酵食品から、ヨーグルト、カビ類ほか、その守備範囲は広い。また、直保は種麹屋の次男で、彼の幼馴染み・結城蛍の実家は造り酒屋。樹教授御用達の酒屋・日吉酒店も登場する。そのため、日本酒に関する蘊蓄も豊富に語られており、十分に日本酒を知ることのできる作品だ。


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