今なお人気の強いマンガジャンル妖怪モノは、現在も多様な設定で新作が生み出されている。2018年4月から放送を開始した『ゲゲゲの鬼太郎』第6期アニメ化を記念し、今回妖怪×人間をピックアップした10作品を紹介したいと思う。
日本で古くから親しまれている異世界モノ、それは妖怪!今回は妖怪と人間の交流や恋愛が魅力のマンガ10作品を紹介!
出典:Amazon.co.jp
今なお人気の強いマンガジャンル妖怪モノは、現在も多様な設定で新作が生み出されている。2018年4月から放送を開始した『ゲゲゲの鬼太郎』第6期アニメ化を記念し、今回妖怪×人間をピックアップした10作品を紹介したいと思う。
出典:Amazon.co.jp
2017年より「ガンガンONLINE」にて連載され、2018年には単行本も発売された作品。300年間誰とも会わず森を守る妖怪「白銀」(はくぎん)の前に突如現れた、妖怪好きの16歳の少女「六堂撫子」(ろくどうなでしこ)。幼い頃から妖怪を研究し尽くすことを夢見る彼女は、突然の人間の出現に戸惑う「白銀」に対して“妖怪の嫁”になりたいと申し出るところから唐突に物語が始まる。「人外」×「女子高生」という女性ならときめく設定ながらも、序盤は女子の方が主導権を握るという妖怪男子のヘタれぶりに思わず萌えてしまう作品。1ページ4コマ形式で進み、絵もコミカルで読みやすい。また「白銀」だけでなく108年生きるイケメン妖怪「相楽」や様々な妖怪キャラクターもちゃんと登場する。300年もの間力が強すぎる故に孤独をこじらせた妖怪男子と妖怪に魅せられた女子の少しもどかしくも優しい物語が面白い作品です。
1996年~2008年にかけて『週刊少年サンデー』にて連載。戦国時代を舞台に、あらゆる願いを叶える宝玉「四魂の玉」を巡る人間と妖怪との争いに巻き込まれた女子高生「かごめ」と半妖妖怪の「犬夜叉」が失われた「四魂の玉」を求め旅をする冒険活劇。「高橋留美子」先生らしい人間味のある妖怪が数多く登場し、宿敵「奈落」一派との壮絶な闘いなどは最後まで見所満載。500年前、人間と妖怪でありながら互いに好き合った「桔梗」と「犬夜叉」、そして桔梗の生まれ変わりとしての「かごめ」という三角関係も終盤まで物語の核となり、十分恋愛ものとしても魅力的な作品。主人公「かごめ」と「犬夜叉」以外にも、共に奈落に立ち向かう「弥勒」や「珊瑚」、犬夜叉の兄「殺生丸」、妖狼族の「鋼牙」といった魅力的なキャラクター同士が絆を超えた関係性を築いていくあたりも観ていてとても面白い。妖怪好きなら絶対に楽しめる作品だ!
2004年より『月刊少年ジャンプ』で連載。妖怪の通う高校「陽海学園」に入学してしまった主人公「青野月音」が様々な騒動に巻き込まれながら奇妙な高校生活を送るラブコメディ作品。ストーリーはごく普通の高校生が「青野月音」ヴァンパイアの美少女「赤夜萌香」に一目ぼれする所から始まり、徐々にシリアスなバトルも展開する。文武両道で成績優秀、温和で優しいヴァンパイア美少女と普通の高校生というジャンプっぽい組み合わせに、サキュバス「黒乃胡夢」、雪女の「白雪みぞれ」など他の妖怪美少女との展開もあるハーレム的ノリの作品だが、物語が進むにつれ身につまされる程のシリアスな展開と二人の関係性に目が離せなくなる作品。またバトル展開を経て普通の高校生だった「月音」も「ヴァンパイア」として強くなっていく展開が、彼らの恋模様と合わせて最後まで見届けたくなるアツい作品だ。
出典:Amazon.co.jp
電子書籍サービス「BOOK☆WALKER」より連載され、2012年から全6回が収録された単行本とシリーズ化されたものがある作品。母、姉、妹と普通に暮らしていたはずの高校生「皆本光輝」は16歳の誕生日、夜の学校で出会った妖怪「雪女」に心と“くちびる”を奪われる危機に陥る。それまで普通の家族だと思っていた姉と妹が実は妖怪であり、自身の母親も平安時代から続く「源頼光」の生まれ変わりという事実を姉から突き付けられ、その日から様々なお色気?妖怪から命を狙われる日々へと突入してしまう。平凡な高校生に様々な美女妖怪が襲い来るという超展開から、ちゃっかり妖怪との絆も結びかけるという終始目の離せない作品。果たして、親しいあの子も妖怪なのか!?ラストのハッピーエンドまで必見の作品。
2006年から『コミックバーズ』より連載。舞台は人間と妖怪が共存し、月の満ち欠けから改暦によって太陽の巡りと共に生きることになった日本。改暦に反対する妖怪から治安を守るため、妖怪絡みの問題に対応する新組織「妖人省」の活躍が描かれる。強気でお転婆な「半妖」の少女「西王母桃」(ざくろ)は陸軍士官「総角景」(あげまきけい)と「妖人省」の要請でコンビを組むことになり、様々な事件を解決していく。「半妖少女」とイケメン将校のコンビという少女マンガ的展開が魅力だが、彼ら以外にも芳野葛利劔(よしのかずらりけん)と「薄蛍」(すすきほたる)、双子の「半妖」「雪洞」(ぼんぼり)・「鬼灯」(ほおずき)と花桐丸竜(はなきりがんりゅう)の組み合わせが仲睦まじく、其々が次第に惹かれあってゆく様子は見ていてこちらも幸せになってしまうような作品。また明治の日本らしい文明開化的世界観も魅力!絵も含めとても可憐な妖怪×人間のマンガだ。
出典:Amazon.co.jp
『別冊少年マガジン』にて2015年から2017年まで連載。妖怪が何気なく受け入れられている学校の日常が舞台。主人公「鹿井なつき」は、ろくろ首として普通に学生を送る女子高生。ちょっと抜けた所があり、気を抜いたりびっくりするとすぐ首が伸びてしまい、度々先生や友達に注意されてしまう。特に幼馴染であり、秘かに気になっている男子「宮間一樹」には度々ちょっかいをだされてしまう。「なつき」以外にも料理のできるろくろ首の弟「鹿井マコト」、のっぺらぼうの金髪ショートカット「のっぴ」など他の妖怪とも共存し普通に仲良し。ろくろ首の平凡な学校生活というストーリー展開で急展開はほとんどない分、学校生活のふとした時や「一樹」絡みになるとみせる「なつき」の「ろくろ首女子」らしいオーバーリアクションが1話ごとに楽しめる作品だ。また作者の凝ったホラー的なコマ割りなど細かい部分のこだわりも面白い、ろくろ首のゆるいラブコメ作品だ。
出典:Amazon.co.jp
2014年より『週刊ヤングジャンプ』にて連載。アキバで働くフリーター「西水流 八喜」は、ある時「綾辻 轆花」と出会い急接近するが、彼女が実は妖怪「ろくろ首」であることがわかり、それをきっかけに妖怪達の起こす騒動に巻き込まれていく。妖怪退治をすることになる「八喜」の周りには、ろくろ首の「綾辻 轆花」やぬり壁の「真壁 いちゑ」、猫叉の「鈴鳴 ニア」といった妖怪少女が味方として登場し、「八喜」のサポートをする。霊力を使っての肉弾戦や「霊子合体」など、神秘的とは妖怪イメージとは一線を画するバトル展開がなんだか斬新!お色気要素もある本作では妖怪少女達から「八喜」へアプローチするなど最初から割とモテるが、それだけではない絆を結ぶ話も魅力。アキバを舞台にフリーターから「妖怪退治屋」へと成長する「八喜」と妖怪少女達の活躍も面白い「妖怪」活劇マンガだ。
『月刊ガンガンJOKER』にて2009年~2014年にかけて連載。妖怪の「先祖返り」が住まうマンション「メゾン・ド・章樫」通称「妖館」。過去に家族や周りの大人達から受けた体験から、心にもない悪態をついて虚勢を張ってしまうという悪癖を持つ「先祖返り」の少女「白鬼院凜々蝶」(しらきいん りりちよ)は、「妖館」で「御狐神双熾」(みけつかみ そうし)と対面し、不本意ながらSS(シークレットサービス)とパートナーとして暮らすことになる。辛い過去と生真面目さから中々素直になれない「凜々蝶」と前世から「凜々蝶」のために全てを差しだそうとする「双熾」の少し危いやりとりが見所だが、個性豊かな入居者とSSの面々が抱える切ない過去と現在が交錯する内面描写がとても繊細に描かれている。入居者それぞれがSSとパートナーにし、互いに身を寄せ合って助け合う平和な日常や、つかず離れずのカップリングも魅力の作品だ。
2007年から『月刊アクション』にて連載。平凡な日常を送っていた中学生「加賀見一也」は、付喪神の「桐葉」と出会い、人々に害をなす様々な「あまそぎ」という「妖怪」と戦う「妖怪退治」ファンタジー作品。アクションあり、エロ描写あり、成長ありの王道マンガ作品で、様々な妖怪も登場するボリュームのある作品。怪異を調伏する「すそはらい」の任を命じられた「一也」の周りには、一也の家に伝わる帯の付喪神「桐葉」を始め、土地神の「くくり」、巫女の「黒耀」など様々な人外の美少女が登場するが、「一也」自身は中学生のためとにかく翻弄されっぱなし。加えてヒロイン「桐葉」に至ってはワガママぶりやセクハラ行為?で主導権を握られており苦労が耐えない…。しかし「桐葉」の「一也」への好意はとにかく真っ直ぐでお互いの絆も。シリアスなバトル展開を経て、普通の中学生だった「一也」が「すそはらい」として成長する過程が王道ながら面白い!迫力のあるアクションシーンも必見の活劇マンガだ。
『週刊少年ジャンプ』より1993年~1999年にかけて連載。架空の町「童守町」を舞台に、「鬼の手」を持つ小学校教師「ぬ〜べ〜」こと「鵺野鳴介」が生徒を悪霊から守るため戦う怪奇コメディーアクション作品。ホラー、都市伝説、怪談、ラブコメなど多彩なテーマを取り扱っており、様々な妖怪キャラクターも登場するかなり読み応えのある作品だが、中でも「ぬ〜べ〜」と雪女「ゆきめ」との恋愛劇は「ぬ〜べ〜」を語る上ではずせないエピソードになっている。普段はだらしなくても、生徒たちとゆきめのために必ず駆けつける「ぬ〜べ〜」はとにかくかっこいい!そして一途に「ぬ〜べ〜」を想って様々な苦難を乗り越えようとする「ゆきめ」が美しい!妖怪と人間との恋愛に本気で悩む「ぬ〜べ〜」もかなり真面目さもいじらしい。二人が互いにすれ違ったり、思い合ったりする山あり谷ありのエピソードだけでも通してみる価値アリの作品だ。
72 Pt.
162 Pt.
61 Pt.
50 Pt.
32 Pt.
『地獄先生ぬ~べ~』よりヒロイン「ゆきめ」のフィギュア登場!
624 Pt.
『妖狐×僕SS』BD BOX発売&10月より7週連続再放送決定!
126 Pt.
122 Pt.
いいね!・フォローしてマンガ・アニメのニュースを受け取ろう!