聞いただけでピンとくる?笑い声が特徴的すぎるキャラ特集69 Pt.

漫画のキャラには、顔や体型よりも、笑い声が際立っていることがある。特性や得意技に関係していることもあるので、そのキャラの能力を見抜くヒントにもなることも。そんな笑い声に特徴がありすぎるキャラを紹介しよう。

聞いただけでピンとくる?笑い声が特徴的すぎるキャラ特集

出典:集英社


『ONE PIECE』

『ONE PIECE』

出典:集英社

少年が海賊王になることを目指し仲間と航海の旅に出る冒険物語。時は、海賊たちが海賊王ゴールド・ロジャーの遺した「ひとつなぎの大秘宝(ワンピース)」を巡り争う大海賊時代。モンキー・D・ルフィは、「ゴムゴムの実」の力でゴム人間と化した少年だ。幼い頃に出会った海賊のシャンクスとの約束を果たすため、生まれ育った小さな港村を旅立ち、仲間たちを得ながら突き進む。1999年にテレビアニメ化され長寿アニメとなった他、映画やノベライズ、ゲーム、舞台化など、メディア展開も多彩。

本作には、特徴的な笑い声を持つキャラが多数登場する。ルフィ率いる海賊「麦わらの一味」のブルックは「ヨホホホホ」という笑い声が特徴的だ。ブルックは、「ヨミヨミの実」で復活したアフロ頭がトレードマークの骸骨の剣士で、音楽家でもある。また、笑い声がキャラの持つ能力のヒントになっていることも。たとえば、「グラララ」と笑う「白ヒゲ」ことエドワード・ニューゲートは、世界を滅ぼす力を持つ「グラグラの実」の能力者だ。「ホロホロホロ」と笑うスリラーバーク海賊団幹部・ペローナは、「ホロホロの実」の能力者。「ホロ」は「hollow(幽霊)」を意味し、ゴーストを自在に操ることができる。笑い声も個性的な面白キャラが次々と登場し続けるところが本作の大きな魅力であり、読者を飽きさせない要因だ。


『ヨルムンガンド』

『ヨルムンガンド』

出典:小学館

武器商人と少年兵を中心に描いたガンアクション漫画。少年のヨナは、家族を爆弾により殺された過去を持ち、武器を作る者や売る者はもちろん、武器にまつわる全てを憎んでいた。しかし、運命のいたずらか、武器商人ココ・ヘクマティアル率いる私設軍隊に護衛として加わることになった。ココが武器を売買しているのは、世界平和を実現するためだと言う。ココやヨナたちは、各々の過去と向き合いながら戦いを続けていく。2012年にテレビアニメ化。

中心的人物の1人であるココは、「フフーフ」という笑い方が特徴的だ。20代と若く美しい女性武器商人だが、幼い頃から仕事に関わってきたため、武器に対する知識はかなり深い。国際的な武器会社のヨーロッパ・アフリカ兵器運搬部門の一翼を担っており、世界中の紛争地域で武器にまつわる商売をしている。ココは子どもの頃、いつもムスっとしていたが、ある時から笑顔を絶やさないようになった。しかし、その笑顔は、さまざまな感情を隠すための仮面だった。笑顔の裏ではあらゆる感情が渦巻いており、「フフーフ」という笑い方にも複雑な感情が含まれている。その反面、大切に思う人の前では本当の気持ちや素顔を隠さないところが私設軍隊の面々との結びつきを強めているのだろう。


『賭博黙示録カイジ』

『賭博黙示録カイジ』

出典:講談社

借金を背負った男が絶体絶命のピンチを乗り越えていくギャンブル漫画。「カイジ」こと伊藤開司は、バイト先の知人の保証人になり、多額の借金を抱えてしまう。そこで、一括返済のチャンスをつかむため、地獄のようなギャンブルに挑むことになった。極限状態の中で何度も命の危険を感じるが、ギャンブラーとしての才能を次第に開花させていく。「週刊ヤングマガジン」に連載され人気を集めている「カイジ」シリーズの一作目で、2007年にテレビアニメ化、2009年と2011年に実写映画化。

主人公・開司の宿敵として登場する兵藤和尊は、「カカカっ」や「クゥクゥクゥ」といった特徴的な笑い方をする。兵藤は、莫大な資産を有する金融コンツェルン「帝愛グループ」の総帥で、金の亡者。期限までに金を返さない者には、高温鉄板の上で土下座させる「焼き土下座」を強要するなど、人が苦しむ姿を見ることを何よりも好む非道なサディストだ。負債者の人権を無視し、命を軽く扱う凶悪なギャンブルを行うたびに、多くの犠牲者を出してきた。しかし、開司は、兵藤のような強大で卑劣な相手でもひるまず立ち向かっていく。命を賭けた究極の勝負の中にこそ現れる人間の本性と、ギャンブルを進めていく上でのギリギリの駆け引きが大きな見どころだ。


『魔人探偵脳噛ネウロ』

『魔人探偵脳噛ネウロ』

出典:集英社

魔人・脳噛(のうがみ)ネウロと女子高校生・桂木弥子(かつらぎやこ)が繰り広げる推理漫画。ネウロは、人の悪意に住み着く「謎」を食料としている。しかし、魔界の謎を食べつくしてしまったことから「究極の謎」を求めて地上にやってきた。弥子と出会い、自分が地上で活動しやすくなるよう、彼女を女子高生探偵に仕立て上げる。2人は数々の事件の謎を解明していく。やがて、死の商人・シックス率いる犯罪集団「新しい血族」と対決する。2007年にテレビアニメ化。

本作に登場する悪役の1人・葛西善二郎(かさいぜんじろう)の笑い方は、「火火火(ヒヒヒ)ッ」という奇妙なものだ。善二郎は、「新しい血族」の1人で、サイコパス気質の放火魔。額から頭部にかけて、「火」型をした火傷の跡がある。トリックを用いた火の攻撃を得意としており、「火(日)を改めるか」「火(カ)ッとなった」など、笑い方だけでなく、言葉を何かと「火」に置き換えたギャグを使うところも特徴的だ。人並み外れた身体能力はあるが、特殊な能力を持っているわけではなく、攻撃の炎も小細工により仕掛けられたものばかりだ。シックスに心酔はしておらず、強大な悪意の塊である「新しい血族」の中ではまだ常識があると言えるキャラだ。


『ニンジャスレイヤー』

『ニンジャスレイヤー』

出典:KADOKAWA

近未来都市ネオサイタマを舞台に、ニンジャの死闘を描いたサイバーパンク活劇。近未来の日本では、ニンジャが蘇り暗躍していた。フジキド・ケンジは、邪悪なニンジャ組織「ソウカイ・シンジケート」の抗争に巻き込まれ妻子を失い、自らも瀕死の重傷を負う。彼に謎のニンジャソウルが憑依したことから、ニンジャを殺す「ニンジャスレイヤー」となって死の淵から蘇る。2016年にテレビアニメ化。

本作には、「ムッハハハハハハ!」と独特な笑い方をする「ソウカイ・シンジケート」のボス、ラオモト・カンが登場する。裏社会の王で、主人公のフジキドがニンジャスレイヤーになるきっかけとなった「マルノウチ抗争」の元凶だ。崇拝するミヤモト・ムサシが使ったとされる、双子の刀「ナンバン」「カロウシ」を持っており、フジキドの宿敵の1人。人の上に立つことを当然だと思っている彼は、弱者を虫けらのように扱う生まれながらのサディストだ。「カンニンブクロが爆発しそう」「ネット上でムラハチにされてしまう」等、不思議な日本語が多いが、それもまた本作の魅力だろう。


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