平成マンガにコミカルに描かれる昭和マンガの象徴とも言える「葉っぱをくわえた男気のある若者」。あるときは主人公に憑依した形で登場したり、雰囲気を伝えるためなどに頻繁に使われる表現としてたまに現れる。読者としてはどこかで見たことのある、古いマンガのキャラクターということはわかるが、果たしてどのマンガのキャラクターなのか探してみよう。
平成マンガ、とくに少女マンガに登場してくる昭和を匂わせる「葉っぱをくわえた男の子」。最近ではそのものものしい雰囲気を伝える表現の一つとして現れてくる。出てくる度にコメディ度が増してくるが、元祖のキャラクター達はどんなものなのだろうか?
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平成マンガにコミカルに描かれる昭和マンガの象徴とも言える「葉っぱをくわえた男気のある若者」。あるときは主人公に憑依した形で登場したり、雰囲気を伝えるためなどに頻繁に使われる表現としてたまに現れる。読者としてはどこかで見たことのある、古いマンガのキャラクターということはわかるが、果たしてどのマンガのキャラクターなのか探してみよう。
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超有名なボクシングマンガ、原作を読んだ事がない人でも「立て、立つんだジョー!! 」を聞いた事がある人はたくさんいるだろう。孤児院育ちの矢吹 丈がドヤ街で、元プロボクサーの丹下 段平に見初められ二人三脚でボクシングに挑んでいく涙ぐましい師弟関係や、ライバルの力石 徹と切磋琢磨し勝負をしていく、永遠の名作である。
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こちらも言わずと知れた野球マンガ、現在も秋田書店、少年チャンピオンにて連載中。明訓高校に入学した主人公山田 太郎と共に甲子園を目指し奮闘する岩鬼 正美。彼のポジションはサードであり、ストライクゾーンの球はまったく打てないが、悪球はたやすく打ってしまう豪快で破天荒な性格。全てにおいて常識を超えている存在として描かれている。葉っぱをくわえる代表と言っても過言はないだろう。
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父を亡くした戸川 万吉は、持ち前の義理人情を武器に多くの子分をしたがえ、日本一の男になるまでを描いた作品である。村では父の死をきっかけに、やや村八分的な扱いを受けていたが、網元の姪が足の養生にやってきたが、脱獄囚3人組にさらわれたのを助けたのをきっかけに、村で英雄のような存在と変わっていく。その波は今後どんどんひろがってゆくのだろうか?こちらもすでに第1巻の表紙から葉っぱをくわえたいでたちで、読者をお出迎えしてくれる。
憶測にもとずくと、タバコをくわえさせたかったが少年マンガであるため、葉っぱに代替をして無鉄砲なワイルドさを演出しているのか。力石は減量しているために、口がさみしくてくわえていたのか……など、実際のところ理由は計り知れないが、この「葉っぱをくわえるいでたち」が醸し出す雰囲気というと、昭和のガキ大将のような大雑把でけんかっ早く強いが人情熱く、懐の深い男気の溢れたものなのではないだろうか? 平成マンガではギャグ的要素で使用されているこの演出は、昭和では強さと優しさと青春の苦々しさの象徴のように思える。
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