3人揃えば最強！ 「3人組」が活躍する漫画65 Pt.

1人では無理な難題でも、3人の力をあわせれば見事解決！　個性豊かな3人組が登場する漫画を様々なジャンルからピックアップ。友情、家族愛、大切な仲間。固い絆で結ばれた3人組の活躍をご覧あれ。

『GS美神 極楽大作戦!!』に並ぶ、椎名高志の代表作のひとつ。本作の主人公である明石薫、野上葵、三宮紫の3人は、他に類を見ない強力な超能力を持つ女子小学生。そのため、家族でさえも彼女たちに隔たりを感じていた。しかし、国が運営する特殊機関「B.A.B.E.L.（バベル）」で、自分と同レベルの超能力を持った仲間と出会い、3人組のチーム「ザ・チルドレン」を結成。超能力者の犯罪者を捕獲したり、事故現場で救命作業をしたりと、それぞれの能力を駆使して任務をこなしていく。本作は作中で数年が経過しており、初登場時に小学生だった彼女たちは、コミックス51巻では高校生となっている。

私立開盟学園高校の「スケット団」は、部員3名の小さな部活だ。「スケット団」という通称は、「助っ人」をもじってつけられた。スケット団でリーダーを務めるボッスンは、極度のあがり症で子どもっぽい一面もあり、ときどきポカをやらかすことがある。しかし、困った人を放っておけない性格で、ヒメコやスイッチも彼に救われた。紅一点のヒメコは、元不良の武闘派。ツッコミ役もこなす器用さを持ち、料理上手な一面もある。寡黙なスイッチは、パソコンの音声合成ソフトで会話する変わり者。しかし、学園内の事情通で頭脳明晰だ。そんな個性的な3人組が、学園内の様々なトラブルを解決していく。基本は学園コメディだが、重くシリアスな話も登場する。

主人公の少年・竈門炭治郎の家族を殺し、妹を鬼に変えてしまったのは、「鬼舞辻無惨」という名の、強力な力を持つ神出鬼没の鬼。鬼を狩る組織・鬼殺隊の最強戦力である「柱」でも、鬼舞辻無惨には接触すらできない。そんな隔絶した力を持つ鬼を、家族の仇として追う炭治郎。しかし、彼には心強い仲間がいる。鬼殺隊の同期である、我妻善逸と嘴平伊之助だ。善逸は、臆病で女好きで騙されやすい少年。しかし、彼自身も気づいていない秘めた才能があり、危機に陥ると真の力を発揮する。もう1人の伊之助は、猪の被り物をした少年だ。性格や闘い方は、見た目そのままの猪突猛進タイプ。奇怪な被り物のせいで見た目は異様だが、素顔は少女のような美形である。一見アンバランスな3人組は、とても頼りになる仲間同士である。

26年にも渡る長期連載となった、作者・藤島康介の代表作。本作に登場する3人組は、ヒロイン・ベルダンディーと、彼女の姉妹たち。ベルダンディーは3姉妹の次女であり、長女・ウルド、三女・スクルドとあわせて「3女神」と呼ばれている。3人とも、女神に相応しい美貌の持ち主だ。ベルダンディーは、家庭的でおっとりした性格。妹2人と母親が違うウルドは、魔族の血を引いているため享楽的だ。しかし、女神としての実力は確かで、根は妹想い。スクルドは、女神としての実力は姉たちに及ばないものの、成長途中で将来有望だ。それぞれ個性が強い3姉妹だが、彼女たちはとても強い絆で結ばれている。

本作に登場する3人組は、南家の3姉妹だ。彼女たちは、姉妹3人だけで暮らしている。そのため、長女・ハルカが、高校生にして妹たちの親代わりだ。ハルカは家事全般を見事にこなしているが、妹たちの世話という理由がなければ怠けてしまうタイプ。また、美人でモテるが本人に自覚はなく、恋愛には疎い。次女・カナは、明るく活発な中学生。悪戯ばかりして突拍子もない言動が多い。反面、日常を面白くする天才である。三女・チアキは小学生ながら賢い女の子だ。ハルカを尊敬している。カナに対しては、呆れて辛辣な言葉を吐くこともしばしば。そんな3姉妹の愉快な日々に、笑えて癒される作品だ。