アドルフ・ヒトラーその生涯を語る代表作を厳選！65 Pt.

独特の美意識をもった画家志望の青年が一国の独裁者となって、人々を破滅に導くまでを丹念に描いた作品。ヒトラーの狂気だけではなく、彼がいかに民衆の人気を得ていたかも描かれ、ドイツがファシズムに傾いていった過程を知ることができます。また、ヒトラーやゲッペルス、ヘスといった人々が水木マンガ的なセリフまわしで会話しており、水木マンガ・ファンにとっても必読の作品といえるでしょう。

第二次世界大戦前後を舞台に、ファーストネームがアドルフである３人の男たちの人生を描いた作品『アドルフに告ぐ』。ヒトラーはその３人のアドルフのひとりにあたりますが、ユダヤ人抹殺を進めながら、自身の中に流れるユダヤ人の血に苦悩する独裁者として描かれています。この作品世界では、ヒトラーはユダヤ系の血がはいっているとう設定になっており、その事実を示した文書を中心にドラマが進んでいきます。

HEMと呼ばれるサイボーグの体を持つ兄妹たちを主人公とした『BROTHERS－ブラザーズ』。ヒトラーは第二次大戦中にHEMと呼ばれるサイボーグ戦士の開発を指示。主人公たち兄弟の手により、HEMとして現代によみがえり、月面にてナチス帝国を再建しようと試みます。

異次元の世界に飛ばされた戦士たちの戦いを描く『ドリフターズ』。物語の中では、ヒトラーはすでに故人であり登場しませんが、天才的な演説と人身掌握能力で瞬く間にオルテ帝国を築いた人物として語られます。

重要なことはすべて麻雀で決着をつける麻雀バトル政治マンガ『ムダヅモ無き改革』にもアドルフ・ヒトラーは登場。第四帝国の総統として出現したヒトラーは、魔人ごとき瘴気と覇気を持つ恐るべき麻雀打ちとして、主人公・小泉ジュンイチローやローマ法王と対決します。このヒトラーは感情が高揚すると金髪・総毛立ちの「スーパーアーリア人」に覚醒し、人智を超えた力を発揮します！

宇宙海賊コブラと敵対する巨大組織「海賊ギルド」。その総統は表向きはサラマンダーということになっていますが、本当の首領はアドルフ・ヒトラーの亡霊であったのです。

この作品に登場するひっとらぁ伯父さんは、ヒトラー本人でなく、ヒトラーにかぶれたそっくりなおじさん。どこからともなく現れたひとっらぁ伯父さんは、少年たちをヒトラーユーゲントのように取り込み、じょじょに町を支配していきます。