読むとおなかが減ってくる?日常系料理漫画5選4 Pt.

特に大きな事件が起きなくても、日常のシーンを切り取ったほのぼのとした漫画の面白さには定評がある。特に料理やおいしそうな食事シーンに溢れた漫画には、同じメニューが食べたくなったり、自分でも作ってみたいと思わせる不思議な魅力にあふれている。今回は読むとお腹が減ってくる日常系漫画を5本ご紹介する。

作成日時:2023-07-20 19:00 執筆者:マンガペディア公式

読むとおなかが減ってくる?日常系料理漫画5選

出典:小学館


『舞妓さんちのまかないさん』

『舞妓さんちのまかないさん』

出典:小学館

舞妓さんのために日々の料理を作る「まかないさん」となった少女の日々を描く日常系漫画。日本を代表する観光地である京都には、舞妓さんたちが暮らす花街がある。街が寝静まった午前1時、舞妓さんたちは屋形とよばれるおうちに帰り、普通の女の子へと戻っていく。この屋形のまかないさんとして、舞妓さんたちの毎日の食事を作っているのが青森出身の女の子、キヨだった。第65回小学館漫画賞少年向け部門を受賞。2021年アニメ化決定。

京都の真ん中には花街があり、そこには舞妓さんたちが共同生活を営む屋形とよばれる家がある。華やかに咲き誇る舞妓さんたちも、屋形に帰ってくればみんな普通の女の子だ。この屋形で舞妓さんのために毎日ご飯を作るのが、まかないさんと呼ばれる台所担当の女の子、キヨだった。キヨもまた舞妓さんを目指して青森からやってきたのだが、芸事が苦手で早い段階で舞妓候補をクビになってしまう。ちょうどそのころ台所を担当していたまかないさんが倒れてしまい、青森のおばあちゃん仕込みの料理の腕を買われたキヨが新しいまかないさんとして働くことになったのだ。キヨの料理は親子丼、コロッケといったごく普通のメニューで、特に絶品という料理ではないが、舞妓さんたちの日々の暮らしを支えていく。


『ごほうびごはん』

『ごほうびごはん』

出典:amazon

週末に自分を労って食べる「ごほうびごはん」を楽しみに働く女の子のほのぼの日常系グルメ漫画。ヒロインの池田咲子(いけださきこ)は社会人1年生。週末になると食欲に惹かれるままにお店に入ってみたり、食べたいメニューを自分好みに仕込んでみたりする自分への「ごほうびごはん」を楽しみに働いている。週末のごはんの事を考えるだけで一週間を頑張れる、のほほんとした眼鏡女子の週末ごちそうダイアリー。

咲子の「ごほうびごはん」はお店で外食する日もあるが、一人ではどうにもお店に入りにくかったり、メニューを自分流にアレンジしたいときなどは自宅で思う存分料理の腕を振るう。男性ばかりのお店に入りづらく、目的のエビカレーが食べられなかった時には自分で作ることを決意。自分へのご褒美として食材に贅沢なイセエビをチョイス。身は半分をソテーにして残りはカレーと煮込み、頭のえび味噌もしっかり煮込んでコクを出す。こうしてエビカレーへの思いを完全燃焼させるのだった。ある時はお休みの前に3日間かけて煮卵を仕込み、会社でおすそ分けでもらったビールと一緒に至福の時を過ごす。そして月曜日からは今週末はなにを食べようかと心躍らせながら一週間を過ごすのだ。


『山と食欲と私』

『山と食欲と私』

出典:新潮社

ひとりで山に登りながら食事を楽しむ「単独登山女子」の趣味と日常を描くアウトドア漫画。ヒロインの日々野鮎美(ひびのあゆみ)27歳は、経理課で働く会社員。趣味はひとりで山に登ってご飯をたべること。早朝からひとりで山を登り、登山の途中でエネルギー補給におにぎりを食べ、山頂でラーメンを作り、コーヒーを淹れたりと、山での食事を満喫する。登山、アウトドア雑誌などでも注目された作品で、山岳用品のみならず、食品会社からもコラボ食品が発売されるなど、各方面で話題となった。

会社員の鮎美は、ひとりで山に登るのが趣味の女の子。山に登り始めたころは山ガールと呼ばれていたが、今はそう呼ばれることを嫌い「単独登山女子」と名乗っている。自分のペースで山を登ることを愛し、山頂付近の登山者の渋滞などは苦手としている。山を登る楽しみのひとつが食事で、鮎美が山で作る料理は他の登山者からの注目をあつめるほど。鮎美が作る料理は、少し値段が高めのソーセージを入れたラーメンや、お気に入りの珈琲店の豆から挽いた粉を、登山途中の沢の湧き水で淹れた珈琲など、普通の食材をベースに一工夫したメニューが多い。こだわりのレシピで作り、山頂の日の出や山の景色を眺めながら取る食事は格別だ。


『恋とごはんと虹色日和』

『恋とごはんと虹色日和』

出典:amazon

料理が繋ぐ歳の差カップルのラブストーリー漫画。ヒロインの陽向(ひなた)は仕事が楽しくて仕方がなく、気が付けば30代になっていた。陽向は会社の後輩に誘われて参加したクッキング婚活パーティーで、料理中にピンチとなったひとりの男性を救う。パーティ終了後に再会したこの男性は、雨宮(あまみや)と名乗った。雨宮は陽向をデートに誘い、やがてふたりはお付き合いをすることに。

陽向は32歳の会社員。仕事に夢中で走り続けた結果、30代になった現在隣に立ってくれる人物がいないままだった。そんな陽向は会社の後輩に誘われて、料理を作るクッキング婚活パーティーに参加する事になる。組み分けされた陽向のチームの男性陣はなんのためにクッキング婚活に参加したのかわからないほどのやる気の無さ。全ての調理を引き受けた陽向は、会場内で鶏肉を漬け込んだ袋が破けて困っている男性を助ける。結局婚活パーティーでは成果なしだった陽向は、パーティー終了後に先ほど会場でピンチを助けた男性と再会する。雨宮と名乗った男性は陽向をデートに誘い、ふたりでいろいろな料理を食べる仲になる。ロールキャベツ、筑前煮、あんかけチャーハンなど、家庭的なメニューが勢揃いの作品。


『パパと親父のウチご飯』

『パパと親父のウチご飯』

出典:新潮社

子連れのシングルファーザー同士で共同生活を送る2家族の毎日を描くハートフル日常系漫画。整体師の千石哲は元カノから自分の娘だという子供を押し付けられ、いきなりシングルファーザーとなってしまう。整体院の改築でお金を使い果たしていた哲は、友人で同じくシングルファーザーの晴海昌弘のマンションに居候として転がり込む。かくして男ふたりとそれぞれの子供ふたりという家族で、戦争のような騒ぎを繰り広げる毎日となった。

独身生活を謳歌していた哲はいきなり幼稚園児の女の子、愛梨の父親役を務めることになった。さらに哲はルームシェアの条件として家事を担当することになり、昌弘の息子、清一郎の分もあわせて食事などの世話をすることになった。ふたりの子供たちは母親不在のためか我儘で好き嫌いが激しく、昌弘はメニューに苦しんでいた。昌弘は八百屋で出会った料理教室の教師、壇ゆかりのアドバイスで、子供たちの嫌いな野菜を細切れにしたり、すりおろしたりしてカレーに入れ、ついにきちんと食べさせることに成功する。カレーや唐揚げ、プリンといった子供の好きな家庭料理を通じて、だんだんと家族としての絆が強くなっていく。作品中にはそれぞれの料理のワンポイントアドバイスも。


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