実の父と子、血のつながりはない親子など今回は男性が子育てする物語に注目してみた。
子供たちを育てる男たちの物語を紹介しよう。
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実の父と子、血のつながりはない親子など今回は男性が子育てする物語に注目してみた。
祖父の訃報を聞き、久しぶりに訪れた祖父の家で「河地大吉」は1人の少女「鹿賀りん」と出会った。彼女は亡くなった祖父の隠し子だったのだ。祖父の好きだった「リンドウ」の花から「りん」と名付けられた少女は、無口で1人で過ごすことが多く、祖父に顔がそっくりな「大吉」にだけ懐いてきた。誰が「りん」を引き取るかで揉める親族の姿を見てうんざりし、施設に入れようとする周囲の意見に反発し、「大吉」は「りん」を引き取り育てることにする。30歳独身、女性と子供が苦手な「大吉」と「大吉」の叔母にあたるしっかり者の「りん」の生活。「大吉」には未知の世界の「子育て」は何かと慣れない事ばかり。しかし周囲の手助けもあり2人の毎日は過ぎていく。突然6歳児の父親となった「大吉」の子育てを通して、血の繋がらない2人が親子として絆を深めていく。右往左往しながら過ぎていく温かい毎日をぜひ見守ってほしい。
ルームシェアで暮らしているのは2人のシングルファザーと2人の子供。「千石哲」は、元カノにある日呼び出され「あなたの子供」と娘「愛梨」を預けられ育てることになる。一方の「晴海昌弘」は、妻と離婚し息子の「清一郎」を引き取り育てている。短気で自分の気持ちを素直に表現するのが不器用な「千石」と誰にでも優しいがやや押しの弱い「晴海」、この2人の父親が四苦八苦しながら子育てをしていく。男親2人の慣れない子育ては色々な壁にぶつかって悩み、乗り越え、子供と一緒に成長していく。好き嫌いの多い子供たちに何とか美味しくご飯を食べてもらおうと試行錯誤しながら料理をしたり、子供たちに喜んでもらおうと料理教室に通ってみたり。異色の家族構成であるが、父達の愛情をたっぷり受けて子供達は毎日幸せな食事時間を迎えるのである。美味しそうな料理にも要注目!!
妻を自動車事故で亡くした「榎木春美」には「拓也」と「実」の2人の息子がいる。「春美」は仕事も家事もこなせる優秀なサラリーマンで、家族との交流を非常に大事にし、食事もしっかり作る優しい父親。33歳のイケメンで女子社員に言い寄られることも多いが、愛妻家を貫いている。小学5年生の長男「拓也」は、いわゆる優等生で、忙しい父を助けるために家事や子育てをしながら宿題をこなしている。とにかく甘えん坊でワガママな2歳児の弟「実」の面倒を一生懸命見ているが、楽しく遊んでいる同級生と比べ不公平だと思う事も多い。「実がいなければ……」と思う事もあるが、それでもやはり可愛い弟の存在はかけがえのないもの。健気な「拓也」の姿、可愛らしい「実」の喜怒哀楽、そしてその2人を優しく見守る父「春美」の3人の生活は涙あり、笑顔あり。そんな3人の姿を天国の母も優しく見守っていてくれることであろう。
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マンガ家の父と、その1人娘の物語。父「後藤可久士」は娘の「姫」を溺愛しているのだが、「可久士」は「姫」に隠し事をしている。以前、ちょっと下品なマンガがヒットしたことがある「可久士」は、その事がバレたら「姫」がいじめられるのではないか……!? と心配し自分の職業を「サラリーマン」と偽り、「マンガ家」という事をひた隠しにしているのだった。自宅を出るときはスーツ姿で出勤し、途中でTシャツと短パンに着替えて仕事場に向かうという涙ぐましい努力をするほど。しかし、周囲からのいろいろな出来事で何度も「隠し事」がバレそうになるピンチが訪れる。その度に「可久士」は必死に、時にはやや暴走気味にその事を隠そうとするのであった。今のところ「姫」はまだ父の「描く仕事」の事には気づいていない。非常に純粋で可愛らしい「姫」にこの先も「可久士」の仕事がバレないように祈るのみである。
悪名高い不良高校「石矢魔高校」、その中でも尋常ではない強さと凶悪さで恐れられる男子高校生「男鹿辰巳」。ある日、川で拾った赤ん坊「ベル坊」に懐かれてしまい、仕方なく連れて帰ることになった。「ベル坊」は父である大魔王に人間たちを滅ぼすために地球に送り込まれたのだった。「ベル坊」の侍女悪魔「ヒルダ」に「魔王の親として選ばれた」と告げられた「辰巳」は彼女の監督下で子育てをする事になってしまう。最初は嫌がっていた「辰巳」だったが、徐々に「ベル坊」の親としての自覚が出てくるようになるのである。数々の強敵や悪魔との戦いの中で絆を深めていき、お互いに成長していく。本当の親子のようになっていく二人の姿と、「ベル坊」の可愛らしさにも注目だ!!
夏休みの前日、とある町に引っ越して来た父と子。遠い海の向こうの島からやって来たという2人は「よつば」と「とーちゃん」。外国で「とーちゃん」に拾われたという「よつば」、2人は実の親子なのか違うのかもわからないが仲良く暮らしている。見るもの全てが新しく新鮮に映り、初めて体験する事にテンション上がりっぱなしな「よつば」は、常識に疎いところがあり突拍子もないことをしでかし周りをヒヤヒヤさせている。翻訳家の「とーちゃん」と、お隣の「綾瀬家」の3姉妹も巻き込んで「よつば」の新しい町での生活が始まる。純真無垢な「よつば」の笑顔は心の底から楽しそうで、読んでいるこちらも一緒に思わず笑顔になってしまう。
高校教師「犬塚公平」は半年前に妻を亡くし、男手1つで娘の「つむぎ」を育てていた。元々食に興味がなく、更に仕事と子育てに追われていて「つむぎ」としっかりとした食事をしていなかった事に気が付く。裁縫はある程度出来るが料理は苦手な「公平」は、ひょんな事から自分のクラスの生徒「飯田小鳥」と花見に出かけた公園で出会う。「小鳥」の母は女手ひとつで「小鳥」を育て小料理屋を営み、料理研究家としてテレビ出演するなど忙しい日々を送っており、この日も一緒に花見に来る予定だったのだがドタキャンになってしまう。泣きながら2人分の料理を食べつくした「小鳥」は「公平」に母の小料理屋の名刺を渡す。それをきっかけに、一緒に料理を作り食べるようになる。食べること、作ることの楽しさに徐々に目覚めていく「公平」の姿、そして「つむぎ」を溺愛する「公平」の姿は微笑ましく心がほんわかと温かくなる。
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