日本の将来を真剣に悩み憂い戦った幕末の志士たちの物語を読まずして歴史を語るなかれ!! そんな幕末を描くマンガを7作品取り上げ、お薦めする!!
幕末に生きる者達を描く作品を読んで明日への活力を注入!! そんな熱い幕末を描くマンガ7作品をここに紹介!!
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日本の将来を真剣に悩み憂い戦った幕末の志士たちの物語を読まずして歴史を語るなかれ!! そんな幕末を描くマンガを7作品取り上げ、お薦めする!!
「浅田次郎」原作の小説をマンガ化したもので、「新撰組」の隊士「吉村貫一郎」の人生を過去を振り返る形で紹介する人生ドラマ。画力抜群の「ながやす巧」による武士の姿には圧倒される。武士としての厳しい生き様、死に様が切実に伝わり、一気にマンガの世界の中に惹き込まれる。幕末の波乱の世の中をこれ以上ないほどに描いており、他の作画ではこの完成度には至らなかったであろう。重く深いテーマを扱っているが、読み応えと読みやすさもあり、無条件でお薦めできる作品になっている。
現代社会で外科医をしている主人公「南方仁」が突然タイムスリップし、江戸後期の江戸で生活することになる。そこで生じる病気を現代医学の力を利用して人々を救い、また危険にも巻き込まれて行くファンタジー作品。作中に出てくる医療技術は本物であり、ペニシリンのない時代に製造したり医療器具を創作したり、創意工夫する姿には驚きと感動を呼び起こす。また、歴史的人物「坂本龍馬」の命を救う立場になった時、主人公は歴史を守る事を優先するか人命を救う事を優先するか悩むシーンも見どころ。医療マンガも数多くあるが、現代と幕末をつなげた発想の面白さと主人公の人間性に共感し応援したくなる。歴史好きと医療ドラマが両方好きな人には両方が楽しめる、お得感の高い作品になっている。
現在の「三菱グループ」を立ち上げた実在の人物「岩崎弥太郎」を主人公した人生ドラマ。「本宮ひろ志」の作品らしく、一人の人間の波乱の人生を脚色してマンガとしての面白さを追求し、読み応えを向上させている点に好感が持てる。幕末と言えば武士の物語が多いが、時代を動かしたのは彼らだけではない。経済界を動かした人物に脚光を浴びせて紹介している貴重な作品であり、新たな観点で幕末を知る事が出来る。余談として『猛き黄金の国 道三』と言う作品もあるが、こちらは戦国時代の「斎藤道三」の物語であり、別作品になるので注意が必要である。
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「新撰組」の隊士「永倉新八」から聞き出した逸話・過去の話をまとめた形式で描く「新撰組」の奮戦記であるが、「新撰組」の隊士たちを今時のヤンキー風に仕立てた人物設定が斬新で面白い。遠い過去の話という印象が払拭され、親近感が一気に増し、幕末を感じさせない点が実に素晴らしい。「新撰組」にどんな人物がいるのか知りたい初心者や、「新撰組」を知り尽くした上級者にも新鮮な形で楽しめる。小説でもなく劇画でもなく、マンガの良さを理解している人には最適な作品と言える。
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アニメ・ゲームで有名になった「薄桜鬼」のコミカライズ作品。「新選組」と出会った少女「千鶴」の目線で描くファンタジー作品。幕末の史実要素の他にも、作中には化物が登場し、それを討伐するアクション要素も盛り込まれている。ストーリーも面白いが、それぞれの隊士たちがイケメンで格好いい。いわゆる「新選組」をブランド化している感が強いが、それも含めて娯楽作品として成功している。新たな「新選組」ワールドを楽しみたい人にはお薦めしたい。
「和田慎二」による、「沖田総司」を主役に、「試衛館」時代から「新撰組」結成までを描いた物語。古い作品ながら史実を調べて忠実にマンガ化している。作者の「新撰組」に対する思い入れと気概が感じられ、隊士たちの生き様が活き活きと、そして雄々しく描かれている。今時のエンターテイメント性の高いマンガ作品も魅力があるが、古来の王道にして正当で真っ直ぐなマンガ作品は、今読んでも間違いのない面白さがある。
幕末の政府軍に属する主人公「宇津木兵馬」が「戊辰戦争」に挑み、幕末を生き抜く物語。主人公は、当時としては珍しく外国語に堪能で、ロシア人の妻を持つなど斬新な設定が目を引く。よって、導入部分では主人公に共感しにくい所もある。だが、読み進めると波乱の時代背景が主人公を翻弄し、驚きの展開が次から次へと巻き起こるので、気付けば主人公に感情移入していることだろう。また、歴史上の人物も多く登場し、世界情勢も巧みに盛り込んでいるので、作品の世界観が広がる。平凡な日常に飽きた人には、この主人公の行動力を参考にして活力のある生活を目指して欲しい。そんな大人向けの作品と言える。
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