漫画に登場するおじいちゃんキャラクターは、漫画の中で重要な役割を果たすことが多い。道を極めた者として主人公を鍛えたり、豊かな人生経験からアドバイスを与えてくれたり。あるいは悪の親玉として、主人公に立ちはだかったりもする。敬老の日である本日は、そんな「おじいちゃん」が活躍する漫画を特集する。
おじいちゃんが活躍する漫画5選
出典:小学館
漫画に登場するおじいちゃんキャラクターは、漫画の中で重要な役割を果たすことが多い。道を極めた者として主人公を鍛えたり、豊かな人生経験からアドバイスを与えてくれたり。あるいは悪の親玉として、主人公に立ちはだかったりもする。敬老の日である本日は、そんな「おじいちゃん」が活躍する漫画を特集する。
出典:マンガペディア
いじめられっ子だった少年が武術に出会い、心身ともに成長していく姿を描くバトルアクション。心優しい、いじめられっ子の少年・白浜兼一は、傑出した武術の才能を持つ美少女・風林寺美羽と出会ったことをきっかけに、本格的な武術家の道を歩んで行くこととなる。2006年10月からテレビアニメが放送された。3D対戦格闘ゲームなども製作されている。
兼一が武術を学ぶ場所となる「梁山泊」は、スポーツ化した武術とは一線を画する豪傑・達人が集う巣窟だ。そんな達人集団を束ねるのが、ヒロイン・美羽の祖父、風林寺隼人である。第二次大戦当時から活躍していただけに、100歳近い年齢のはずだが、2メートル以上の身長に体重100kgを超える、筋骨隆々な肉体を備えた現役バリバリの武術家だ。その尋常ならざる戦闘力から、「無敵超人」の異名を持つ、まさにすごすぎるおじいちゃんである。ちなみに「梁山泊」に敵対する組織の幹部「一影九拳」にも、90歳を超える老人武術家が存在する。「拳魔邪神」の異名を持つシルクァッド・ジュナザードと、「妖拳の女宿」の異名を持つ櫛灘美雲だ。この2人は容貌が20代並で、武術の才以外においても特異な存在感がある。
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やることなすこと、すべてが過剰で過激、かつ、はた迷惑なサイボーグじいちゃんの活躍をコミカルに描いたギャグだ。農夫にして天才科学者の壊造時次郎(かいぞう ときじろう)は、ある日、自らを強力な農業用サイボーグへと改造。「サイボーグじいちゃんG」と名乗り、ワシは生まれ変わったと宣言する。
本作で活躍する「おじいちゃん」は、もちろん主人公の時次郎。彼は自らを改造し、堆肥パワー2000馬力、マッハ2のスピードを誇るスーパーサイボーグに生まれ変わる。その目的は、 悪の秘密結社と戦うためでも、宇宙人の地球侵略に対抗するためでもない。農作業のためだ。時次郎は畑を荒らすカラスを撃退するために、マシンガンを連射する過激ぶりをみせる。そればかりか、村長の依頼でトラクターをF-16戦闘機と互角の機能を持つ、スーパーウェポンに改造するなど、時次郎の行動はかなり常軌を逸している。村長とのいざこざが元で、時次郎は村を出て自身の家族を引き連れ上京。東京の地で、彼のはた迷惑な活躍は、よりスケールアップしていくこととなる。
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超能力を持つ少女と、頑固な老人の交流を描くファンタジーだ。曲がったことが大嫌いな、頑固じいさんの樫村蔵六(かしむら ぞうろく)は、ある日、「研究所」から逃げてきたという、不思議な力を持つ少女・紗名と出会う。わけも解らぬまま、人間離れした超能力を駆使する少女たちの戦いに巻きこまれた蔵六は、さまざまな紆余曲折を経て、紗名を自分の家に住まわせることとなる。第17回文化庁メディア芸術祭漫画部門新人賞受賞作。2017年にテレビアニメが放送された。第17回文化庁メディア芸術祭漫画部門新人賞受賞作。2017年にテレビアニメが放送された。
本作で活躍する「おじいちゃん」は、樫村蔵六。武術の達人でもなければ、特別な力があるわけでもない。生花店を営む、一見するとごく普通の老人だ。しかし、彼の肝のすわり具合と、頑固一徹な性格は並大抵ではない。ヤクザ相手だろうが、自分の主義は一切曲げない。常識外れの超能力で、街中を大混乱に陥れる少女たちを目の当たりにしても、蔵六は恐れる様子などまったく見せずに説教をする。どんな願いも叶えられる紗名の力に対しても、曲がったことは大嫌いだと、蔵六は興味を示さない。そのブレることのない蔵六の姿勢は、見事としか言いようがない。妙に幅広い人脈を持つことも併せ、どんな人生を歩んできたのか興味を惹かれるおじいちゃんだ。
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数奇な宿命を背負うジョースター一族を中心に展開される、超常的なバトルと人間ドラマを描く大河アクション『ジョジョの奇妙な冒険』シリーズの第三部となる作品だ。第三部の主人公は、生命エネルギーが具現化した「スタンド」と呼ばれる能力を持つ空条承太郎。復活した、第一部の宿敵だったDIO(ディオ)を打ち破るため、承太郎は仲間たちとともにDIOのいるエジプトへ向かう。本シリーズは劇場版アニメ、テレビアニメ、実写映画、ゲーム、ノベライズなど、さまざまなメディアに展開されている。
本作で活躍する「おじいちゃん」は、なんといってもジョセフ・ジョースターだ。第二部『戦闘潮流』では、主人公で18歳の青年だった彼が、69歳の老人となって再登場する。新たな能力であるスタンド「隠者の紫(ハーミットパープル)」を身につけ、ジョセフは若かりし頃とはまた違った渋い活躍を見せてくれる。青年時代から得意としていた、ジョセフの“騙しのテクニック”にはさらなる磨きがかかり、文字通り「老いて益々盛ん」なおじいちゃんである。こういった姿が見られるのは、世代交代が行われる、本シリーズ独特の魅力といえる。ちなみにジョセフは、第四部『ダイヤモンドは砕けない』にも、より高齢となった姿で登場する。
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壮大な世界観と緻密な設定を元に展開される、傑作バトルファンタジーだ。自然豊かな島で育った純朴な少年・ゴン=フリークスは、優秀なハンターである父の後を追って、自らもハンターになることを志す。ハンター試験に挑戦した彼は、クラピカ、レオリオ、キルアという友人を得て、彼らとともにさまざまな冒険を重ねていく。1999年10月にテレビアニメが放送されたほか、ゲーム化、ミュージカル化なども行われている。
本作の「おじいちゃん」は、ハンター協会会長・アイザック=ネテロ。100歳を優に超える超高齢ながら、遊び心を忘れない、お茶目でファンキーなおじいちゃんだ。46歳当時、冬の山に籠もり「感謝の正拳突き」1万回を日課とする荒行を2年間こなし、武の極みに達する。その全盛期は、自他ともに認める世界最強の「念(ネン)使い」。現在は「全盛期の半分以下の力かもしれない」と、うそぶいているが、今なおネテロが最強と信じるハンター協会員は多い。「蟻編」のクライマックスにおいては、不可避の速攻「百式観音」を駆使し、「蟻の王」と死闘を繰り広げることとなる。
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