少女時代のときめきを再び!「りぼん」黄金期マンガ10選72 Pt.

マンガ雑誌「りぼん」を読んだことがあるアラサー世代の女子が再び読みたいと思うマンガを10作品選んだ。「これ読んでたなぁ」と再度読み直したいと思えるマンガを紹介する。

少女時代のときめきを再び!「りぼん」黄金期マンガ10選

出典:Amazon.co.jp

概要

マンガ雑誌「りぼん」から数々の名マンガが生まれた時代を「りぼん黄金期」と呼ぶ。その頃、ど真ん中で少女だったアラサー、アラフォー世代の女子たちが再度読みたいと思えるマンガ10選を紹介。

『ときめきトゥナイト』

第一部「江藤蘭世(えとうらんぜ)」編、第二部「市橋なるみ(いちはしなるみ)」編、第三部「真壁愛良(まかべあいら)」編、全三部に渡って続く、ラブファンタジー、時にコメディも交えたストーリー。それぞれの主人公は特殊な能力を持つ。その能力に戸惑いながらも、家族や友人とともに宿命や困難に立ち向かう。第一部から第三部、他に番外編と続くマンガだが、そのストーリー内容がとにかく濃い!人間界と魔界を舞台に繰り広げられるファンタジーマンガ、その充実したストーリーは読むたびにその世界に引き込まれる!「私にもこの能力があったら」と想像した女子もいたのでは?第1~3部に渡り、別の角度から登場人物の姿を見るのも楽しい。硬派な「真壁くん」に憧れた女子も多いハズ。そんな女子には「真壁くん」を主人公にした第一部の裏ストーリー「真壁俊の事情」は必見!!

『天使なんかじゃない』

「天ない(てんない)」の略称で多くの女子に愛されたマンガ。私立聖学園の第一期生徒会役員になった主人公「冴島翠(さえじまみどり)」。同じく生徒会役員の「須藤晃(すどうあきら)」「麻宮裕子(まみやゆうこ、通称まみりん)」「瀧川秀一(たきがわしゅういち)」「河野文太(こうのぶんた)」を主に繰り広げられる学園ラブストーリー。それぞれの想いがすれ違ったり、伝わりそうで伝わらなかったり……その様子が、もどかしく見ていてせつなさで胸がいっぱいになる。リーゼントがトレードマークの「晃」は、姿は不良っぽくも実は性格はとても優しい。そんな不器用な優しさにキュンときた人も多いだろう。マーブルチョコレートと観覧車を見ると「翠」と「晃」のデートシーンを思い出すという人も少なくない。恋愛だけではなく「翠」と「まみりん」との友情シーンも印象的。クールな「まみりん」が「翠」との出会いで少しづつ性格が変わっていく。自分の高校生活を懐かしみながら是非読み返してみたいマンガだ。

『ご近所物語』

主人公「幸田実果子(こうだみかこ)」は矢沢芸術学院(通称ヤザガク)の服飾デザイン科に通う高校1年生。将来はデザイナーになって自分のブランドを持つことが夢。同じマンションで隣に住む「山口ツトム」とは幼馴染であり、同じ高校に通う同級生。幼い頃からお互いそばにいることが当然のように過ごしてきたが、高校生になり2人の関係に変化が起き始める。「ツトム」は幼少期から一緒にいる「実果子」とこのままの関係を続けることは、せまい世界で生きるような気がしていた。一方「実果子」は、なかなか自分の気持ちに素直になれずにいた。幼馴染ゆえの恋愛の葛藤が、かわいらしくもいじらしい。キャラの濃い友人や家族と関わりつつ、賑やかに進む二人の恋の行方が気になる。また、服飾デザイン科を舞台にしているともあり「実果子」を中心に各キャラのファッションも注目されたマンガだ。

『ハンサムな彼女』

中学生であり女優業もこなす主人公「萩原未央(はぎわらみお)」は、隣に暮らす同じく俳優の「森本輝臣(もりもとてるおみ)」に片思い中。ある時、スタジオで出会った「熊谷一哉(くまがいいちや)」に演技のことで「あんたヘタだな」「もうちょいプロ意識もったら?」と言われ初対面から彼に対して最悪な印象を持った「未央」。だが「一哉」は一流の映画監督を目指す「天才少年」だった。最初は気が合わないながらも、だんだんと「一哉」のことが気になり始める「未央」。「森本輝臣」や「未央」の親友「沢木彩」との複雑な四角関係の行方が見どころ。今思えば「設定って中学生だったのか!?」と驚くほど少女マンガにしては大人びている登場人物とストーリー。時代を超えても「未央」が来ている服装が今でもかわいらしいと注目もされている。

『ママレード・ボーイ』

多少複雑なストーリーが話題になった少女マンガ。主人公「小石川 光希(こいしかわみき)」の両親が突然離婚。ハワイ旅行で出会った松浦夫婦とお互いパートナーを交換して再婚。更に、松浦夫婦の息子の「松浦遊(まつうらゆう)」と一緒に一つ屋根の下で暮らす……と突っ込みどころ満載の複雑な家族構成から物語はスタートする。子供ながらに「?」と思いながら読んだのを覚えている。そして「光希」は一緒に暮らす「遊」のことが気になり始める。「光希」と「遊」、その友人らを交えた恋愛マンガかと思いきや「遊」の衝撃告白から新たなストーリーが始まる。両親の突然の離婚、再婚には実は理由があったのだ。真実を知ると複雑すぎる……!!真実を追い求めながら、揺れる心境をお互いの気持ちで支えあう姿が印象的。恋愛マンガだけど、大人の恋愛のビターな部分も加わり、少しミステリーも含むストーリー展開に惹きつけられる。

『姫ちゃんのリボン』

主人公「野々原姫子(ののはらひめこ)」は元気いっぱいの中学生。運動神経バツグンのおてんば娘。でも実は美人で家事も出来るおしとやかな姉に憧れていた。そんな時突然、「姫子」にそっくりな顏の魔法の国の王女「エリカ」が現れる。「エリカ」が王女になるための修行として、姫子の生活を水晶を通して観察し日記をつけるのだという。その代わり、他人に変身できる魔法のリボンをエリカから借りることに。リボンを使って「姫子」はいろんな人に変身して騒動を巻き起こしたり事件を解決するのだが「小林大地(こばやしだいち)」だけが「姫子」のリボンの秘密に気づき始める。最初は「姫子」も「大地」もお互い最悪なイメージを持っていたが、事件解決のため徐々に二人の距離が近くなる様子が見ていて微笑ましい。ぬいぐるみの「ポコ太」が魔法によって「姫子」のパートナーとなって意思疎通できる姿も、当時マンガを読んでいた子供たちにとってうらやましかっただろう。恋愛、友情にファンタジーも加わり、当時の「りぼんっ子」が夢中になって読んだマンガだ。

『ちびまる子ちゃん』

アニメの方がメジャー化しつつある「ちびまる子ちゃん」。今や国民的アニメとなり「平成のサザエさん」とまで言われている。その「ちびまる子ちゃん」は「りぼん」で1986年から1996年の間連載され、それ以降は不定期で今も連載されている。作者「さくらももこ」の小学3年生の頃の姿を描いてあり、家族、友人との日常を面白く描かれている。たまに感動的なエピソードもあり、涙を流すことも。マンガに登場する超個性的な人物とのやりとりが面白く「こんなこと私が小学生の時にもあったな」と読んでいてどこか懐かしく思うだろう。時代背景は1974年頃らしいが2018年の今となっても、日常生活の基本的なことは昔も今も変わらない。あの頃「ちびまる子」と同い年だった私たちが、時代を超えて今の子供たちに愛されるキャラクターになっていることは感慨深い。ぜひ、親子で読みたいマンガだ。

『ねこ・ねこ・幻想曲』

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マンガに登場するネコがとにかくカワイイ!!そして純粋で一生懸命な「シロ」の姿に癒される!!主人公は黒ネコだけど「シロ」と名付けられたネコ。「シロ」の優しい飼い主「樹村里子(きむらさとこ)」。「シロ」は月から「銀のしずくの力」という不思議な力をもらい、人間の姿になれるのだ。人間になった「シロ」は、ネコたちと人間との関係をとりもったりするのだが、人間の世界を知らずに話すからたまにトンチンカンなやりとりになってしまう場面も。また、超音符「―」が言えなくてセーラー服をセラ服と言ったり。その様子がとってもカワイイ。ストーリーの中で人間とネコの関係について考えさせられる場面も。「シロ」の仲間のネコたちも個性豊かで、必要な時はそのネコたちも人間になる。「シロ」のことを好きな「サスケ」と「シロ」とのやりとりも可愛らしく、最初は弱気な「サスケ」が「シロ」を守ろうと徐々に男らしくなる姿にも注目だ。読んでいて心が和む癒し系ファンタジーマンガだ。

『有閑倶楽部』

超金持ちの家に生まれ育った高校生6人の学園コメディマンガ。主人公「剣菱悠理(けんびしゆうり)」は大財閥・剣菱財閥の令嬢。女子にも関わらず、ガサツで男っぽくケンカもする、勉強も出来ない。令嬢とは程遠いイメージだ。宝石商の娘「黄桜可憐(きざくらかれん)」、日本画の大家と茶道家元の両親の「白鹿野梨子(はくしかのりこ)」、病院の御曹司「菊正宗清四郎(きくまさむねせいしろう)」、警視総監の息子「松竹梅魅録(しょうちくばいみろく)」、駐日スウェーデン大使の息子「美童(びどう)グランマニエ」彼らが集う場所、それが「有閑倶楽部」だ。家柄も名前もインパクト大、さらに加えて美男美女。彼らの活動内容は生徒会のハズなんだが、暇をもてあまし、恋愛、政治、裏社会抗争まで解決しようと動き出す。通常ではムリなことも、彼らの才能、権力や財力を駆使して出来ちゃうのがこのマンガの面白いところ。そして事件解決っぷりが毎回スッキリ気持ちよい。ちなみに、少女マンガなのに6人の名前が酒の銘柄である。これは作者が酒を飲みたいという欲望から付けられた名前なんだとか。

『こいつら100%伝説 』

少女マンガ「りぼん」で印象深いギャグマンガ。インパクトの強さに記憶に残っている人も多いだろう。時は戦国。忍者道場で修行を積む三人の見習い少年忍者「極丸(きわまる)」「満丸(まんまる)」「危脳丸(あぶのうまる)」。三人は刺客から身を守ろうと忍者道場に預けられた「白鳥姫子(しらとりひめこ)」をめぐり様々なことを仕出かす。キャラ設定が濃く「極丸」は表情を変えることなく、いつもクールな顏でとんでもない行動をする。「危脳丸」は何かが間違っているナルシストで「極丸」の行動にいつも突っ込みを入れる様子が毎回面白い。「満丸」はそんな二人の合間を縫ってオイシイとこどりをする。そして三人の忍者の「先生」は先生なのに関わらず3人に振り回されっぱなしでイタイ思いをすることも。戦国時代なのに映画館や洋食屋があったり時代背景は完全に無視。作者「岡田あーみん」ワールドの独特な笑いの世界を堪能あれ!!

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