タイトルに「⽕」が⼊っている漫画5選51 Pt.

漫画のタイトルに「⽕」がある作品を紹介

作成日時:2018-09-23 10:00 執筆者:マンガペディア公式

タイトルに「⽕」が⼊っている漫画5選

出典:集英社

テレビアニメ『⽕ノ丸相撲』2018年10月放送。それにちなんで、今回はタイトルに「火」が入っている漫画5作品を紹介しよう。


小柄な体格でありながら、極限まで鍛え上げた「心・技・体」を武器に横綱を目指す、主人公・潮火ノ丸(うしお ひのまる)の活躍を描いた相撲漫画。物語は、男子高校生・火ノ丸が全国の強豪力士たちと激闘を繰り広げる「第1部 高校相撲編」、プロ入りした火ノ丸が大相撲の横綱への道を突き進む「第2部 大相撲編」に分かれる。2018年10月にテレビアニメ化。

体が小さく相撲には不向きな体格ながら、相撲に対する情熱は人一倍強く、横綱を志す火ノ丸の姿は、まさにスポ根漫画の王道主人公といえる。さらに、小柄な体格をものともせずに目標へ向かって「努力」する様、共に勝利を目指して躍進する相撲部の仲間たちや強力なライバルたちとの「友情」、そして努力と友情によってもたらされる「勝利」。本作には「週刊少年ジャンプ」作品に脈々と受け継がれているテーマ「友情・努力・勝利」がしっかりと描かれ、火のように熱い登場人物たちの想いが心に響いてくる。


炎を操る不思議な能力を持つ男子高校生・花菱烈火(はなびし れっか)が巻き起こす忍者活劇。治癒能力を持つ同級生の少女・佐古下柳(さこした やなぎ)との出会いをきっかけに、烈火とその仲間たちが「魔道具」と呼ばれる武器を手に、迫り来る敵たちとバトルを繰り広げていく。1997年にテレビアニメ化。

本作は、主人公・烈火と仲間たちの、想像を絶する忍者バトルが大きな魅力。バトルシーンは、スピーディな展開にグロテスクな表現が加わり、大きな迫力を生み出している。そんな迫力満点のバトルを更に魅力的なものにしているのが「魔道具」の存在だ。400年前の忍者によって創られたという”魔力を持つ道具”は、種類が多く能力も様々。それらがアクセントとなり、本作ならではのバトルを生み出している。また、バトルの合間に烈火たちの生活をコミカルに描いた日常パートを挟むことで、作品全体にメリハリが生まれ、長編大作ながらストレスなく読めるのもポイントだ。


『火星ロボ大決戦!』

出典:KADOKAWA

人類に迷惑をかける「ペンギン帝国」と、それに対抗するべく立ち上がった、主人公・与那嶺(よなみね)ギコが所属する「超火力発電所」との激闘を、ギャグとお色気ネタ満載で贈るロボットバトル4コマ漫画。作者・なかま亜咲の別作品『カニメガ大接戦!』や『健全ロボ ダイミダラー』は、本作と世界観を共有している。

ギャグと下ネタのみに振り切った衝撃のロボットバトル作品。ロボット漫画・アニメをこよなく愛する作者・なかま亜咲だからこそ描ける「ロボットモノあるあるネタ」ギャグや、女の子のお色気シーンが随所に散りばめられており、テンポの良いオチで読者を爆笑の渦へと包み込んでいく。ロボットのデザインも独特で、主人公が搭乗する火星ロボをはじめ、味方の「惑星ロボシリーズ」はあふれんばかりのダサさ、対する敵側の「南極シリーズ」はやたらカッコイイという、斜め上を行くハイクオリティなセンスが光る。


『蛍火の灯る頃に』

出典:双葉社

祖母の葬式のために集まった、月(ゆえ)たち忠村家一族を待っていたのは、世にも恐ろしい現象の数々だった。「地獄」と化した寒村で繰り広げられる、究極のサバイバルホラー漫画。『ひぐらしのなく頃に』『うみねこのなく頃に』の作者・竜騎士07による一連のシリーズ第3弾にあたる。

ホラー作品シナリオの名手・竜騎士07が原作を、新世代シリアスホラーの旗手・小池ノクトが作画を担当する、本格ホラー漫画。亡くなった老婆が突如仰向けのまま這うように動き出し、無数の人面蠅が襲ってくるなど、ホラー要素全開の展開は圧巻。次々と巻き起こる怪奇現象に恐怖心が高まる。一方で、遺産相続が絡む複雑な人間関係が、物語に厚みを与えている。忠村一族の者は皆、怪奇現象に恐れを抱きつつも、腹に一物を抱えた人物ばかり。怒涛のホラー要素と濃厚な人間ドラマが縺れ合い、読み応え抜群の作品に仕上がっている。


『炎炎ノ消防隊』

出典:講談社

主人公・森羅日下部(しんら くさかべ)が所属する「特殊消防隊」の面々が、頻発する「人体自然発火現象」によって生ずる脅威から人々を救うべく奮闘する、サイエンスファンタジー漫画。足から炎を出す特殊な能力を持ち、ヒーローに憧れを抱く森羅が、仲間たちと共に敵と戦うアクションシーンや、人体発火現象の原因究明に奔走する勇姿が描かれる。

作者・大久保篤が描く、「火」にまつわる現代風ファンタジー作品。独創性に富んだ世界観で、作中には、作者の類まれなるセンスが垣間見られるところが随所にある。例えば、スチームパンク風にデザインされた街並みは、現代社会をベースにしていながらどこかレトロでノスタルジックだ。また、物語の核となる「人体自然発火現象」や、発火した人間が自我を失って命が尽きるまで周囲を焼きつくす「焔ビト」など、舞台設定に関してもオリジナリティにあふれている。


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