動物園は秋の行楽の定番スポットのひとつ。でも、わざわざ外出するのは面倒。そんなアナタに、珍しい動物が登場する漫画を紹介する。漫画を通じて、多種多様な動物たちの姿を知ることで、動物園に行った気分になれるかも。
秋は行楽シーズン! 漫画で動物園の気分を満喫
出典:小学館
動物園は秋の行楽の定番スポットのひとつ。でも、わざわざ外出するのは面倒。そんなアナタに、珍しい動物が登場する漫画を紹介する。漫画を通じて、多種多様な動物たちの姿を知ることで、動物園に行った気分になれるかも。
出典:マンガペディア
自分の身の危険を冒してでも、動物の命を助けようとする獣医たちの姿を描く医療ドラマだ。問題ばかり起こしている高校生・岩城鉄生は、ある日、いじめられている子犬を助ける。絶対音感を持つ鉄生は、その子犬の心音に違和感を覚える。この気づきが、実は大病を患っていた子犬を救うきっかけとなった。鉄生は命を救う現場を目の当たりにし、獣医になることを志す。第51回小学館漫画賞(少年部門)受賞作。2008年にテレビドラマ化された。
主人公の岩城鉄生が野生動物専門の獣医ということもあり、本作には珍しい動物が数多く登場する。世界でも数えるほどしか発見報告のないメガマウスシャークや、野生のホッキョクグマ、世界最長のヘビ・アミメニシキヘビなど、あまり馴染みのない珍獣・猛獣が目白押し。もちろん珍しい動物だけでなく、猫、ウサギといったポピュラーな動物を治療するエピソードもある。様々な動物の知識を、漫画を楽しみながら得ることができ、動物好きにはたまらない作品だ。命の重さ、尊さを教えてくれる感動作でもある。第51回小学館漫画賞(少年部門)受賞作。2008年にテレビドラマ化された。
出典:マンガペディア
小学1年生の男の子・芦屋アシベとゴマフアザラシの赤ちゃん・ゴマちゃんが、家族や友達、近所の人たちと繰り広げるコメディだ。元気で明るい、声が大きな男の子・アシベは、ある日、トラックから落ちてきたゴマフアザラシの赤ちゃんを拾い、一緒に暮らすようになる。本作の続編に、『COMAGOMA』と『青少年アシベ』がある。1991年、1992年、2016~2018年にテレビアニメが放送された。
本作で登場する珍しい動物は、ゴマフアザラシの赤ちゃんである、ゴマちゃんだ。初対面でアシベに危うく食べられるところだったが、アシベの父ちゃんのとりなしで芦屋家のペットとなる。当初は首輪を付けられ、地面を引きずられるように散歩するなど、アザラシの生態を知らないアシベによって、かなりワイルドな扱いを受けている。それでもアシベたちに懐いている様子で、毎朝アシベの家族を起こす役目などをこなす。そんなアシベとゴマちゃんをはじめ、作者・森下裕美作品ならではの個性的なキャラクターたちが生み出す笑いが、本作の魅力となる。長きにわたり、幅広い層に愛されている人気作品だ。
出典:集英社
主人公である女子高生の南香帆と、彼女の家の冷蔵庫から突如現れた皇帝ペンギンを中心に、香帆の家族や幼なじみも巻き込んでの、ゆるくて楽しい共同生活を描いたギャグ作品だ。ある日、香帆が冷蔵庫を開けると、そこにはなぜか皇帝ペンギンが。家に居座る気満々のペンギンの姿を見た香帆は、ペンギンに「エンペラー」と名付け、ペットとして飼うことを決意する。
本作に登場する珍しい動物は、皇帝ペンギン。主に南極などで暮らす、世界最大のペンギン種だ。ギャグをふんだんに打ち出している作品とあって、実際の皇帝ペンギンとエンペラーの生態はかなり異なる。朝、ベッドで寝ている香帆にのし掛かって起こしたり、洋式トイレで用を足したりするなど、エンペラーはペットというよりは同居人といった感覚に近い。また、エンペラーはペンギンが主役のアニメ「ペングー」が大好きで、香帆の父親とテレビのチャンネル争いをしたりもする。色々と規格外のエンペラーだが、基本的な仕草は現実の皇帝ペンギンそのもの。首を伸ばしたり曲げたりする仕草や、卵を股間で温めるように、いろいろなものを股間に隠すクセなどは、見ていて癒されること請け合いだ。クスッと笑える、ゆるい作品が好みの方におすすめ。
出典:マンガペディア
最強の動物は何かを問う、動物格闘ロマンだ。最強決定トーナメント「THE最強」を制した、18歳の日本人・強矢鋼。地上最強の男となった鋼は、「真の最強を極めたいと渇望(おも)うのであれば、わしと共に来るがよい」と声をかけてきた謎の男とともに、アフリカのコロシアムへ向かう。そこでは、地球上のあらゆる動物たちが「地上最強」の座を賭けて戦うトーナメントが開かれようとしていた。
獰猛で、小さな悪魔の異名があるイタチ科の猛獣・クズリをはじめ、地上最強トーナメントには、14科16種16名の珍しい動物が参戦する。トーナメントの組み合わせも興味深い。アナコンダvsヒクイドリ、ライオンvsサイなど、少年心をくすぐる戦いが目白押しだ。一見すると、荒唐無稽でハジけた漫画に思えるが、動物や格闘技に関するうんちくには、深いものがある。例えば、石を使いダチョウの卵を割る生態をモチーフとして、エジプトハゲワシに石で試合のゴングを鳴らす役を務めさせる、といったものだ。最強の動物は何か、という知的好奇心がくすぐられる上に、時折はさまれる、作者・相原コージならではのギャグのおかげで、テンポよく読み進められるエンターテインメント作品である。
出典:KADOKAWA
『ケロロ軍曹』の吉崎観音がコンセプトデザインを務める「けものフレンズ」のコミカライズ作品。「フレンズ」と呼ばれる、少女化した野生動物たちが集まる超巨大動物園「ジャパリパーク」で巻き起こる日常を描いた、ファンタジックストーリーだ。子どもの頃からフレンズたちの世話をすることを夢見ていた菜々は、新人飼育員としてキタキツネとサーバルを担当することになる。
本作に登場する珍しい動物は、「フレンズ」たちである。外見上は人間の女の子が動物の衣装を着ているかのようだが、「フレンズ」たちはれっきとした動物。謎のエネルギー体「サンドスター」の力によって、人間の女の子のような姿に変身しているのだ。外見が人間とほぼ同じだけでなく、普通に会話もできるなど、知能面も向上している。そういう意味では、もっとも珍しい動物と言えるかも知れない。ちなみに、身体能力は元の動物がベースとなっているので、サーバルは1㎞をわずか35秒前後で走破し、300㎏の大岩を16メートルも投げられる。動物が人間サイズになったことで生まれる、動物の能力はすごい!という驚きや、フレンズと人間の間での、考え方や常識のずれから生まれるおかしさが、本作の魅力だ。
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