ヤング島耕作 主任編

ヤング島耕作 主任編

日本のトップ企業、初芝電器産業に勤務する島耕作の若き主任時代を描く。舞台となるのは娯楽産業が活気を見せつつも、高度成長期のピークが終わった1970年代。島は「仕事・出世が第一」というサラリーマンとしての生き方に疑問を抱きつつも、正と悪が錯綜する組織の中で、自分の立ち位置を模索していく。「イブニング」2006年6号から2010年4号にかけて連載された作品。

正式名称
ヤング島耕作 主任編
作者
ジャンル
サラリーマン
レーベル
イブニングKC(講談社)
巻数
全4巻
関連商品
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概要

電機メーカートップの初芝電器産業で販売助成部の主任となった島耕作。彼は部下や外注先との関係に悩みつつも、前向きに仕事に取り組んでいた。そして微妙な距離感で付き合っていた岩田怜子の術中にはまるかのように結婚。子供が生まれ、ささやかな幸せを感じながらも、夫婦関係を円満に保つ難しさを身を持って実感する。厳しいことで有名な係長研修では絶体絶命の危機に陥るものの、同期の樫村建三の大胆な戦略が功を奏し、見事係長に昇進することとなる。

登場人物・キャラクター

主人公

初芝電器産業で販売助成部の主任を務める青年。「愚直でもいい、出世しなくてもいい」という自分なりのスタンスを貫きながら、部下や上司、取引先等との数々の問題に直面する。その真摯さと無欲さから幸運に恵まれる... 関連ページ:島 耕作

ハツシバアメリカの宣伝担当を経て、島耕作の所属する販売助成部に配属される。アメリカナイズされた青年で横柄な態度が目立ったが、初歩的で致命的なミスを犯したことから組織の中では助け合って働くということを学... 関連ページ:亀淵 雄太郎

岩田 怜子

予備校に勤務する女性で、島耕作とは大人の関係。島が帰郷する際に強引に同行し、そのまま結婚までこぎつける。仕事への理解はあるが、勝気な性格。実家は代々医者の家系で、岩田怜子の母親はサラリーマンの島と結婚したことを快く思っていない。

羽熊 登

初芝電器産業からカタログ発注を受けているKデザイン事務所のチーフデザイナー。生意気な亀淵雄太郎を説教する武闘派だが、それが原因でKデザイン事務所は仕事を外されてしまう。息子には人に言えない出生の秘密がある。

桜田 満

島耕作の後輩で、制作課所属の青年。付き合っていたスナックの女性、マリを妊娠させたことで、彼女の父親が東京で一番力を持つハツシバ北部店会長であることを知る。当初、マリとは結婚する気はなかったが、中沢喜一の家族に対する考え方に感銘を受け、結婚を決意する。

中沢 喜一

初芝電器産業東京北営業所の統括部長。持前のプラス思考で島耕作を魅了する。大阪の弁天町の愛人宅に息子がいる。バイクでケガをした不良少年を病院に運び、人生を諭し更生させるなど、人の心を動かす魅力がある。

本社販売助成部販売店課の課長で、東北営業所から赴任してきた60年代安保の元闘士。島耕作とその後輩の並木を販売助成部の社員の前で罵倒するが、これは組織の縦割り行政に風穴を空けるべくとった多少オーバーアク... 関連ページ:芋坂 剛毅

初芝電器産業の研修のために来日した青年。父親はメキシコ最大のスーパーマーケットチェーンを持つ実業家。資産家のバカ息子だと決めつける周囲の予想とは裏腹にまじめな性格。島耕作と共に息抜きで訪れたストリップ... 関連ページ:ホセ・ゴンザレス

初芝電器産業の全国営業所長会に出席するため福岡から上京する。重要なデータの入った封筒をなくすミスを犯し、初芝電機産業会長の吉原初太郎に罵倒されるが、実は会長の吉原と社長の木野穣に骨のある男だと見込まれ... 関連ページ:龍所長

梶山 元基

浦和ハツシバ販売株式会社の社長。元県庁の役人で家業を継いだばかりの二代目。人に頭を下げることを知らず、接待ゴルフで初芝のクライアントを怒らせてしまう。接待での失敗から業績が悪化するも、間違ったことはしていないと意に介さない。

樫村 建三

初芝電器産業本社の国際部所属。島耕作の同期で飲み友達。七夕の日には島と飲み明かし、翌日の仕事の連絡を聞き洩らしたせいで屈辱的な失敗をしてしまう。一方で、係長への昇進がかかった研修では、女性の鬼教官相手に機転を効かした交渉術を披露する。

スリーマイル

島耕作が「インベーダーゲーム」の魅力を探るために訪れた喫茶店で、最高得点を更新し続けていた青年。ソラー電機の社員であり、試作品の「ヘッドホンステレオ」をライバル会社の島に惜しげもなく披露する。ゲーム業界に多大な可能性を見出し、ソラー電機を退職する。

大久保 春香

初芝電器産業のクーラー事業部・事業部長秘書を務める、社内で色っぽいと評判の女性。会社には秘密で、バーでアルバイトをしている。偶然に島耕作の接客を担当したことから、口封じのために島をホテルに誘う。島が譲った一点ものの半袖ジャケットから、大物政治家と付き合っていることが発覚する。

集団・組織

初芝電器産業

日本有数の大手電機メーカー。会長は吉原初太郎、社長は木野穣。島耕作は販売助成部に所属している。係長研修には関東の事業所から約100人の係長候補が集まり、昇進率は69%。ソラー電機とはライバル関係にある。

書誌情報

ヤング島耕作 主任編 全4巻 講談社〈イブニングKC〉 完結

第1巻

(2007年4月23日発行、 978-4063521825)

第2巻

(2008年5月23日発行、 978-4063522266)

第3巻

(2009年4月23日発行、 978-4063522624)

第4巻

(2010年4月23日発行、 978-4063523089)

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