初連載作品『戦え!梁山泊 史上最強の弟子』を基にした、松江名俊の代表作。現代日本を舞台に、いじめられっ子の高校生、兼一が転校生の美羽との出会いをきっかけに武術道場「梁山泊」に入門し、様々な武術の達人たちの指導を受けて成長していく物語。空手部との対立から始まり、美羽を守るための戦いや敵対組織「暗」との対決を通じて、兼一は肉体的にも精神的にも成長を遂げ、梁山泊の師匠たちや仲間たちとの絆を深めていく。本作は、武術を題材としたバトルアクションである。実在する武術の技術や理論を取り入れた戦闘描写と、主人公の成長過程の詳細な描写が特徴となっている。また、活人拳の象徴である武術道場、梁山泊に対し、殺人拳の象徴である武闘派秘密結社、闇という組織が登場。対極的な二つの流派の対立が本作の闘いの中心となる。小学館「週刊少年サンデー」2002年20号から2014年42号まで連載。2006年10月から2007年9月までテレビアニメが放送された他、OVAにも展開された。