バリーの組織に属している女性の名は、アレックス・ベネデット。バリー所有の娼婦として、禁止区域で商売をしている。禁止区域の街中でアレックスを見かけたウォリックは、窓越しにだけ顔見知りだった彼女に、バリーが死んだことを告げる。ニコラスが依頼通りバリー一味を惨殺し、アレックスはウォリックの「戦利品」として便利屋の一員として雇うことになる。2人と一緒に暮らし始めたアレックスは、やがて彼らが抱える「過去」に関心を持ち始める。
漫画や映画において、独特の仁義を持つ存在として描かれるギャング。時代の波に抗い、政府や権力に対して果敢に闘うことのある彼らの生き様は、一種のカリスマ性がある。本記事では、暴力と愛憎が渦巻くギャング漫画の決定版を紹介したい。
出典:amazon
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犯罪都市で何でも屋の便利屋家業を営む主人公たちが、激化していくマフィアの闘争に巻き込まれていくギャング系ハードボイルド漫画。物品配達から人殺しまで何でも請け負う便利屋である、ウォリック・アルカンジェロとニコラス・ブラウン。2人は顔馴染みのチャド警部の依頼で、急激に活動範囲を広げているバリー・アボットが率いる組織を壊滅させることに。警部に組織のメンバーの個人写真を見せられたウォリックは、その中にある女性の姿が含まれていることに気が付く。2015年テレビアニメ化。
バリーの組織に属している女性の名は、アレックス・ベネデット。バリー所有の娼婦として、禁止区域で商売をしている。禁止区域の街中でアレックスを見かけたウォリックは、窓越しにだけ顔見知りだった彼女に、バリーが死んだことを告げる。ニコラスが依頼通りバリー一味を惨殺し、アレックスはウォリックの「戦利品」として便利屋の一員として雇うことになる。2人と一緒に暮らし始めたアレックスは、やがて彼らが抱える「過去」に関心を持ち始める。
出典:講談社
1860年代のニューヨークを舞台に、スラム街に住む兄弟が母を殺害した父への強い復讐心を胸に、父親捜しの旅に出るバイオレンス系アドベンチャーギャング漫画。アイルランドギャングに支配された世界最悪のスラム街「ファイブ・ポインツ」。売春、強盗、殺人など、ありとあらゆる凶悪犯罪がまかり通るそんな街で、自堕落な兄ブラッドと真面目に働く弟ルークの兄弟は平々凡々に暮らしている。だが、実はブラッドにはルークの知らない別の顔があった。
ブラッドの裏の顔、それはギャング「グレイブ・ディガー」専属の殺し屋だということ。日中はルークに「職探しをする」と言いながら家でグタグタと過ごし、夜になるとギャングのボスであるジーン・マクドウェルから殺しの依頼を受ける二重生活をブラッドは送っている。ダスターコートに帽子という全身黒装束の彼の姿を人々は「死神(グリムリーパー)」と呼び、恐れていた。殺しで報酬を得ていたブラッドだったが、それには目的があった。それは自分の母を殺した父親キングを見つけ出して復讐することだ。そんな日々を送っていた中、弟ルークがジーンに敵対するギャング「アイアン・バタフライ」にさらわれてしまう。
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不良高校生だった主人公が同級生の韓国人女子に恋をするも、韓国に帰ってしまった彼女を追った先の韓国で若いギャングのボスにスカウトされるアクション系ギャングコメディ漫画。不良学生の北野堅は、幼い頃は警官になる夢を持っていたが、家族を亡くした今は喧嘩に明け暮れる毎日を過ごしていた。そんな彼が隣のクラスの吉沢祐実に恋をした。「自分に残った感情の欠片を確認したい」との思いから彼女に告白した堅だったが、祐実の返事は「ごめん」だった。
堅の告白を断った祐実だったが、彼のことが嫌いなわけではなかった。祐実は日本人ではなく韓国人で、本名も祐実ではなくユミンである。ユミンの将来の夢は母国で警官になることだったのだ。1年後、ユミンが警官になったことを知った堅は「俺も韓国に行って警官になる」と、退学して韓国に渡る。だが現実は厳しく、警官になれるどころか就職さえ出来なかった。安部屋に引きこもる堅の助けになってくれたのは、屋台の老店主だった。「おなか一杯食べなさい」と温かい麺をご馳走してくれた。ところが、その屋台を地元ギャングの一味が破壊する。怒り狂った堅はその一味を一網打尽にするが、その様子をビルの屋上から眺める若いギャングの姿があった。タイトルの「サンケンロック」とは、太陽の「サン」、岩の「ロック」と名前の複合語で「太陽のように温かい岩のように強い堅」という意味である。
出典:スクウェア・エニックス
禁酒法時代のニューヨークを舞台に、錬金術師が作り出した「不老不死の酒」を飲んで不死身の体を得たギャングたちの波乱万丈な運命を描いた群像系ギャングエンターテインメント漫画。1927年のニューヨークで、マルディージョ・ファミリーの構成員であるフィーロ・プロシェンツォは同じファミリーの青年幹部であるマイザー・アヴァーロに、マルディージョの縄張りで勝手にカジノを開いている者たちの偵察を頼まれる。2007年テレビアニメ化。
マイザーから大金を渡され「規模と人数、店内の様子だけが分かれば、後は大負けしてもいい。くれぐれも無茶をしないように」と釘を刺されたフィーロだったが、まさかのビギナーズ・ラックで勝ってしまう。そのまま帰ろうとしたフィーロに、今度はポーカーの誘いがかかる。最初こそ調子のよかったフィーロだったが、ディーラーと席のメンバーがグルとなり、儲けたチップはどんどん減っていく。イカサマを見抜いたフィーロがマルディージョからの刺客を名乗り、カジノが闘争の場になりかけた時、マイザーが姿を現してフィーロを外に出す。ナイフで刺されたマイザーだったが、みるみるうちに傷は治っていく。マイザーこそが「不老不死の酒」を生みだした元錬金術師であり、200年生き続けている不死者の一人だった。
出典:KADOKAWA
1950年代のアメリカを舞台に、市長代理を務める主人公が唯我独尊の性格そのままにマフィアやギャング相手に縦横無尽に暴れまくるギャングコメディ漫画。アメリカの砂漠都市「ゴンドランド」、そこにおいて正義とは「金を持つ者」を指す。市長代理かつ名門ターキー家の跡取り息子であるルドルフは、金と権力にモノを言わせて周囲の人々を混乱させまくっていた。だが、そんな怖いものなしのルドルフにもたった一人だけ、全く歯の立たない相手がいた。
天下無双のルドルフだったが、ゴンドランド西部にあるバーを仕切る美人バーテンダーのラパン・コルヌだけには頭が上がらない。何とかラパンをモノにしようと企むも、彼女はルドルフを子どものようにあしらってしまうのだった。ラパンを手に入れられなかったルドルフは、腑抜けになってしまい、仕事が一手につかない有様。そんな彼の元に店をマフィアに乗っ取られた店主が助けを求めてやってくる。ところが、ルドルフはお金なしでは動かない。「博愛精神? 自己満足? 札束の前じゃ、法律も道徳も糞くらえ! 金を狙っているのはマフィアだけじゃねぇ。街中が金に飢えている」。だが、店を守ろうとしたルドルフの秘書たちがマフィアに殴られた時、彼の真の姿が現れ……!? 痛快娯楽エンターテインメントの幕が上がる。
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