家族の愛に心が揺さぶられるマンガ10選104 Pt.

親子の愛、兄弟の愛など家族愛を描いた作品は多い。今回は家族間で恋愛要素ではない純粋な家族愛を描いたマンガを10作品紹介する。

作成日時:2018-06-19 12:00 執筆者:マンガペディア公式

家族の愛に心が揺さぶられるマンガ10選

出典:Amazon.co.jp

概要

家族でも環境が違えばいろんな愛の形がある。親が子供を、子供が親、兄弟同士思う気持ちがそれぞれ描かれている家族愛マンガを10作品紹介する。

『海街diary』

鎌倉で暮らしている香田三姉妹に父の訃報の連絡が入った。しかし、父は離婚して家を出ていたため15年以上会っておらず、次女「佳乃」と三女「千佳」は葬儀に出たいと思わなかった。生真面目な長女「幸」は自分は夜勤の仕事だったので、2人にお願いをして葬儀に出席してもらうのである。葬儀のために向かった山形には異母妹の中学1年生「すず」がいた。既に母を亡くした「すず」は父の再再婚相手の家族と一緒に暮らしていたのである。中学生のわりにはしっかりとした印象の「すず」は、葬儀でも気丈に振る舞っていた。「すず」の義母の言動に不信感を持った「佳乃」と「千佳」は「幸」に連絡。その話を聞いた「幸」は葬儀を欠席しようとしていたが、仕事を押して急遽山形へ向かったのだ。そこで三姉妹と「すず」が揃って顔を合わせることとなる。葬儀の帰りに「幸」は「すず」に父に関する労いの言葉をかけた。そこで初めて感情を露わにして号泣した「すず」を見て、鎌倉に来て一緒に暮らすことを提案したのだ。「すず」も快諾し、四十九日後に鎌倉の家に引っ越してくる。こうして異母姉妹の新しい生活が始まるのである。

『Pupa』

幼い頃に両親が離婚、引き取った母親も家出したため兄妹の2人で生きてきた「長谷川現」と「夢」。2人の絆は誰よりも強く確かなものであった。普通の高校生活を過ごしていたある日、2人は一緒に下校していた。だが、目の前に現れた父親から「夢」を守ろうとした「現」は「夢」を公園に先に行かせ、自分は父親と顔を合わせることに。DVをする父親からまたも煙草を腕に押し付けられた「現」。妹を守ると言う「現」に父親は自分と同じ血が流れているのだから無理だとあざ笑うのだった。一方、「夢」は赤い蝶を目撃。その蝶を見て意識を失った「夢」はヒトを食べずにはいられない怪物と化してしまったのである。公園に辿り着いた「現」は倒れていた「夢」が突如怪物と化しヒトを食す姿を見て驚く。「夢」も自身に何が起こっているかわからないのである。それは「pupa」という謎の感染症。「現」は謎の女性「マリア」から怪物変化を抑制する薬を教えてもらい飲み、ケガがすぐに回復する能力を得るのである。「現」は「夢」を守るために、自ら「夢」の生き餌になることを決意したのだ。

『かくしごと』

父「後藤可久士」は娘「姫」に絶対知られたくない秘密があった。それは、自分がマンガ家だということである。ベテランのマンガ家であり、ヒット作もある。それなのにどうしても「姫」には知られたくない。それは下品なマンガばかりだからだ。自分の作品が嫌いなわけではない。しかし、過保護で溺愛している「姫」が、もし自分のマンガが原因でいじめられたら…。純粋な「姫」が心を閉ざしたり、ひねくれたりしたら…。そう考えるとどうしても自分の仕事が言えなかった。なので、「姫」にはマンガ家ということは隠して、毎朝スーツを着て出かけていくのである。そして、途中でラフな格好に着替えて仕事場へと向かう日々を送っていた。周囲の人々を巻き込み、協力してもらいながら必死に隠そうとする「可久士」。しかし、「姫」の友達に職業を聞かれたり、担任やカフェの店員さんが知っていたり、新しい編集担当が自宅に来たりとバレそうになる事件が多発!?果たして「可久士」は「姫」にバレることなくマンガ家を続けられるのか。

『のーぷろぶれむ家族』

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中学1年生の「織原心」には悩みがあった。それはクラスの友達を家に呼べないこと。なぜなら、父親は人形を再婚相手と思いこんでいるからだ。その人形「サラ」を生きている人として接しているのである。本人はいたって真面目。そしてとても幸せそうだ。そんな父親ではあるが、それ以外は普通の生活を送っている。良き父親なのだ。だからこそ「心」は困っていた。普通なのだ。普通の生活を送っている。ただ、父親が人形を本気で妻としているだけ。でも、それが異常だとわかっているからこそ学校にはバレたくない。引かれたくない。そんな思いから「心」は孤立してしまっていた。そして中学初めての家庭訪問がやってきた。もちろん担任は母親のことを知らない。紹介したくてしょうがない父親。案の定、母親の登場に戸惑う担任。そんな担任を見て「心」は父親のいないところお願いをするのだ。父親はそれ以外は普通なのだ、おかしな人に見えるかもしれないけどただ母親を紹介したかっただけなのだと。こんな家族はダメなのか、問題なのか。必死に訴える「心」に心揺らぐ担任。果たして、「心」は穏便な学校生活を送っていけるのか。

『名前をつけて保存しますか?』

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良き家族でいたい。そのためなら自分はどんなことでも…。「四箇田日向子」は4人家族の長女、社会人として働き、彼氏とは付き合って3年だ。だが、両親は長年の準備期間を経て離婚をしようとしている。そんなある日、バラバラになろうとしている家族が集まる日が出来たのだ。妹の「るな」は文句を言いながらも「日向子」の言うことを聞くいい子だった。しかし、5年前に不倫相手の子供を授かり中絶。それは「日向子」が中絶を勧めたからである。間違っているとは思っていない、だが「るな」は家を出ていってしまったのだ。そんな「るな」が帰ってくる。「日向子」は5年間会っていなかった。どんな顔して会っていいかわからなかったが、「るな」はいたって普通だったのである。自分勝手な母親や自分の言うことを聞かせていた「るな」は自分のことを恨んでいるのではないかと悩んでいた「日向子」。しかし、家族はそんなことは思っていない。いつだってバラバラな家族をつなぎとめていたのは「日向子」だった。エゴかもしれないが理想の家族でいたいがために頑張ってきた。そんな「日向子」と家族のこれから…。

『おはようとかおやすみとか』

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「日向和平」は父が一人で旅に出たため、28歳にして念願の一人暮らしを始めた。ある日、会社帰りに子供2人とぶつかり泣かせてしまう。そこへ現れた少女はその子たちの姉だった。3人は「和平」が住むマンションへ行くのだと言う。マンションへの案内の途中で、その3人は聞き捨てならぬことを言い出したのだ。「日向和平」というお兄ちゃんに会えるんだと…。同姓同名かと耳を疑ったが、どうやら自分で間違いないらしい。しかし、「和平」に兄弟はいないのである。その子たちは「国前穂高」、「千世」、「千苗」と名乗った。そして父からの手紙を渡される。「穂高」たちは帰る家がない、だから「和平」の家に置いてほしいのだと。異母兄弟であることは理解した。一緒に住むことは納得いかない「和平」だったが、子供たちの真っすぐな目を見て仕方なく今日だけだと泊まらせることに。翌朝、出ていくようにと言って仕事に出た「和平」だったがどうしても気になってしまう。帰る家がない。その寂しさを知った「和平」は家が見つかるまでという期間限定で「穂高」たち3人と一緒に住むことを決めたのである。おはようとかおやすみとか、今までなかった挨拶のある生活がスタートした。

『ふつつか者の兄ですが』

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昨年の春、「田処志乃」はひとつの嘘とひとつ選択で生まれ変わることにして新生活を始めた。新しい場所での2度目の春。「志乃」は友達にバレてない嘘があった。父子家庭で一人っ子。しかし、実際はそうではない。引きこもりの兄「保」がいるのだ。中学時代、まわりから白い目で見られて嫌な思いをしたため、新天地の学校ではそれを隠してきたのだ。家事とバイトの両立は大変なこともある。でも学校はそれなりに楽しいし、好きな人もいる。バイトも一部の面倒な人たちを除けば楽しかった。「保」のことだけ考えなければごく普通の高校生の生活である。しかし、そんな普通の生活が変わることとなる。なんと「保」が20歳をきっかけに脱ひきこもり宣言をしたのだ。今まで積み重ねてきた嘘が崩れてまた嫌な思いをするのではないかと思った「志乃」は「保」にひどい態度を取ってしまう。しかし、美味しいお弁当に思い出のうさぎりんごを作ってくれた「保」を見直し、働こうとする「保」の手伝いをすることに。果たして、「志乃」と「保」は良好な関係を築いていけるのか。

『うさぎドロップ』

30歳で独身の「河地大吉」は、祖父の葬儀で6歳の少女と出会った。その少女「鹿賀りん」は、なんと祖父の隠し子だったのである。「りん」は「大吉」が祖父に似た雰囲気を持つことから、気がつくとくっついてまわった。葬儀後、親戚達が「りん」の責任の押しつけ合いを始めた。無神経な言い争い、現実を見ろと言う親戚たちに嫌気がさした「大吉」は、自分が「りん」を引き取ると宣言するのだ。「りん」は口数少ないし、表情豊かなわけでもない。でも、ちゃんと考えている。「大吉」は子育てなんてしたことない。どんな大変なことが待ち構えているかもわからない。それでも、施設に預けるよりは自分が育てたほうがいいと思い引き取るのだ。「大吉」は「りん」との時間を取るため、給料は下がるが残業の少ない部署へ異動を希望する。会社には自分の代わりはいくらでもいる。でも「りん」の保護者になるのは自分しかいない。不器用ではあるが、「りん」が子供ながらに抱える心の痛みや不安を少しでも癒してあげたいと思うのである。「大吉」と「りん」の不思議な共同生活が始まった。

『甘々と稲妻』

高校教師である「犬塚公平」は、半年前に妻を亡くしていた。まだ5歳である娘「つむぎ」を一生懸命に育てていたが、仕事もあり家事があまり出来ていないのである。特に料理がほとんど出来ず、コンビニ弁当や外食ばかりの日々だが、「つむぎ」は文句も言わず食べていた。ある日、「つむぎ」と一緒にお花見に出掛けた「公平」は、公園で泣きながら1人でお弁当を食べる少女と出会う。「つむぎ」は大丈夫かと声を掛けるが、その少女はご飯が美味しいから泣いているのだと言う。泣くほど美味しいご飯が気になった「つむぎ」だったが、お弁当の中はもう空っぽ。純粋な目を向ける「つむぎ」を見たその少女は1枚の名刺をくれたのである。ある日、「公平」が家に帰ると「つむぎ」がテレビに張り付いていた。そしてこの料理をママに作ってって手紙書いてほしいと言うのだ。「公平」は自分の食への関心が薄いことを反省、あの少女がくれた名刺の店に「つむぎ」を連れ走った。「つむぎ」に美味しいものを食べさせてあげたいその一心で向かったその店にいたあの少女は、なんと自分の勤める学校の生徒だった。

『曇天に笑う』

明治11年。明治維新以降、犯罪者が増えた日本。監獄からの脱獄者も多く政府も頭を抱えていた。そこで絶対に脱獄出来ない湖に浮かぶ監獄・獄門処を作り、そこへ重罪者を送り込んでいた。「大津」にある「曇神社」の三兄弟はその獄門処への橋渡し役を担っていたのである。長男の「曇天火」は昔、右大臣直属部隊の犲に所属。体術に優れており、数十人の囚人から襲われてもあっという間に撃退してしまうほどの強さを持っていた。そんな兄「天火」に全く歯が立たない次男「空丸」は悔しい思いをしていたのである。ある日、護送中の囚人が脱走したという知らせを受けた「天火」たち。「空丸」と三男「宙太郎」も探しに行くと言うが、「天火」に足手まといだと言われてしまう。悔しい「空丸」はこっそり「宙太郎」と脱走犯を探しに行くのである。しかし、逆に襲われてしまった「空丸」は「天火」に助けられるのだった。一方、「大津」は曇天ばかりの日々が続いていた。これは300年に1度の大蛇の器が関係しているのだという。大蛇の器を探しに動き始めた犲。そして秘密を抱えながら弟たちを守ろうとする「天火」。「曇」兄弟たちの平凡な日々が少しずつ変化していく。

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