【タブー作品集】問題ありなしの判断をお願いします21 Pt.

時代や掲載される雑誌の読者層にもよりますが、漫画で扱うことが憚られるようなテーマというものがあります。今回は、そんなタブーにあえて挑戦し、物議を醸した問題作を集めてみました。現在の目で見れば問題があるとも思えないもの、テーマの是非はともかく作品として優れているものなどなど、これらの作品が本当に問題作であるかは貴方が判断してください。

作成日時:2015-12-22 19:36 執筆者:マンガペディア公式

『アシュラ』

平安末期の飢饉に苦しむ日本を舞台に、獣同然に育った野生児の生の苦しみを描いた作品。少年誌掲載の第一話において、飢餓のあまり人肉食に走る者の描写があり、その凄惨な地獄絵図に批判が殺到した。

『ハレンチ学園』

少年誌連載の作品ながら、性的表現を大々的に取り入れたことで話題を呼んだギャグ漫画。スカートめくりや覗き、ヌードなど(当時としては)過激な性描写と教師蔑視的なギャグが問題視され、否定派と擁護派との間で社会的論争を巻き起こした。これらの騒ぎに対し作者は、作中でハレンチ学園とその批判勢力による大戦争を起こし、登場人物の大半が死亡するという衝撃的な展開を描くことで応じている。

『うみどり』

近親相姦とそれに連なる悲劇的結末を正面から描いた短編。発表されたのはハイティーン以上をターゲットとする女性漫画誌であったが、それまでの少女漫画では完全にタブーとされていた血縁者との恋愛を扱った衝撃的な作品であった。

『BLUE』

ドラッグとセックスに溺れる高校生の青春を描いた短編。青年誌掲載の作品だが、単行本化の際に、そのあまりにも赤裸々で生々しい性描写が問題視され、回収処分となった。後に別の版元から成年コミックとして再出版されている。

『家畜人ヤプー』

沼正三による同名小説のコミカライズ作品。日本人が白人の家畜となり、一切の人権を持たないばかりかグロテスクな人体改造を受けているという悪夢のような未来世界を描く。原作自体が、マゾヒズムや汚物愛好嗜好に溢れた問題作であり、これを少年漫画を数多く手がけた石ノ森が漫画化したことで話題を呼んだ。なお、後に江川達也も『家畜人ヤプー』の漫画化に挑戦している。

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