「アレルギー」体質の主人公！オススメ漫画5選31 Pt.

武晴は、銀行員時代にストレスを溜め込んだ結果、お金が苦手な「お金アレルギー」になった。強迫観念にとらわれ、日常生活に支障をきたすほどひどいレベルだ。とはいえ、生きていくためには、電気や水、ガスもお金を払わなければ使用できない。もちろん食べ物を買うためにもお金は必要だ。都会では、お金がなければ生活は続けられない。そこで武晴は、かむろば村で農業による完全自給自足の生活をしようと移住を決意。だからといって、お金が全く不要なわけもなく、転居して早々、村長をはじめとする村人の世話になってばかり。次第に、おおらかに見える村人たちにも、それぞれ違った一面が見えてくる。

潤平は、猫を拾ったことがきっかけで猫アレルギーが判明し、生死の境を3日ほどさまよった。そのため、大の猫嫌いと公言してはばからないが、家族は猫好きで、ニャムサスという赤いスカーフを巻いた黒白の猫を飼っている。そのため、アレルギー反応が出ないよう猫を近づけないことで、何とかやってきた。しかしある日、「猫地蔵さま」を損壊してしまった潤平は、やがて猫になるという呪いを受ける。それを解くためには、100匹の猫に善行を施さなければならないと告げられた。猫たちと関わっていくうちに、猫の飼い主である美少女たちとの恋模様も繰り広げられる。

高校生の桃生純太は、メガプレイボーイDNAの持ち主。DNAがまだ覚醒していないためなのか、女性が接近するだけで吐き気を催し、手をつなぐだけで気絶してしまう女性アレルギーに悩まされている。かりんは、そんな純太がメガプレイボーイとは信じられないながらも、彼のDNAを操作するため予定通りの処置を施した。しかし、彼に与えるべき薬を取り違えたため、メガプレイボーイDNAが覚醒。純太は、女性にモテまくるようになる。覚醒している時の彼は、もはや別人だ。女性に対して積極的で、照れ臭いセリフも平気で口にし、かりんをも虜にしてしまう。メガプレイボーイDNAの影響もあるだろうが、基本的に善人で女性に優しい彼の素の部分も、少女たちの心に響いているのかもしれない。

信彦は猫アレルギーのため、猫に反応してくしゃみをすることがある。彼がくしゃみをするたび、伸縮自在な特殊金属で作られたシグナルは青年から幼児、あるいは幼児から青年の姿に一瞬で変身してしまうようになる。青年型の時には良き兄貴分であるシグナル。しかし、幼児型になると、身体につられて思考も幼くなってしまい、まるで弟のようになる。思わぬタイミングで大きくなったり小さくなったり、少し不憫なシグナルが可愛らしい。アレルギーは厄介なものだが、信彦のくしゃみは、シグナルとの絆をつなぐ、大事なツールと言えるだろう。

雪成の女性アレルギーの原因は、精神的ストレスだ。小さな頃から背が低く、童顔だった雪成は、事あるごとに女子にいじめられてきた。そのため、女性に近づくとじんましんが出てしまう。唯一安心できるはずの自宅も、幼馴染の桐絵が出入りしているため、心の休まる暇がない。雪成は、桐絵の勘違いから風呂に突き落とされ、緑豊かなヨーロッパ風の異世界・セーレンにトリップする。そこで出会ったミハルは、ふわふわとした愛らしい少女だった。実は、セーレンは、人口の9割を女性が占めるため、女性同士が男性を巡り争っている。そのため、セーレンの女性たちは、男性に対して優しく温かい。これまで女子に威圧されることの多かった雪成にとって、自身の体質を克服する絶好の機会となっていく。