タイムスリップ・タイムリープするマンガ作品46 Pt.

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現代の高校生「サブロー」が突然、戦国時代にタイムスリップし、容姿が「織田信長」と似ている事から本人に代わって天下取りを目指す物語。戦国時代の人気武将「織田信長」を題材にしている点や、有名な「本能寺の変」などの歴史的事件を知る「サブロー」が如何にして生き抜き、歴史を変えて行くのか……!? 王道展開ながらも大コマで見やすい絵柄と主人公の軽いノリが重いイメージのある歴史物語を読みやすくしているのは好感が持てる。歴史ファンにも楽しく、歴史に詳しくない人には歴史の入門書としても適する間口の広さで、万人にお薦めできるマンガ作品になっている。また、アニメ化、実写ドラマ化も実現している人気作だ。

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海上自衛隊のイージス艦「みらい」は航海中に嵐に巻き込まれ、1942年の第二次世界大戦中の時代にタイムスリップする。当初は歴史への介入を避けようとするが、当時の軍人「草加拓海」を救助した事から歴史への介入が始まる。現代の最新兵器を持った自衛隊が第二次世界大戦の中でどのように生きるべきか?艦長「角松洋介」は決断をする……。「かわぐちかいじ」作品らしい戦記物であるが、主題は艦隊戦より政治ドラマであり、主人公「角松洋介」と「草加拓海」による空想物語でもある。また物語前半のじっくり長く描く展開から後半の急激な展開に戸惑う読者もいるかもしれないが、重いテーマが分かりやすく上手にまとまっている。続編や後日談の加筆の可能性もあるので、まずは全話読破して今後に備えておきたい。

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古代ローマ時代に生きる建築技師「ルシウス・モデストゥス」は浴場建築を任され試行錯誤する中、現代日本にタイムスリップしてしまう。そこで現代日本の発展した浴室環境を知り、それを当時の浴場建築に採用し、評価される。それを繰り返し行うコメディ作品であるが、典型的なコント的展開が面白い。そして主人公の現代にタイムスリップした際のジェネレーションギャップが「なるほどこんな事で驚くのか」と、当たり前になっている現代人には新鮮さも伴って尚更面白くなっている。全6巻と巻数も多くないので一気読みがお薦めである! 実写映画化も実現している人気作品だ。

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主人公「藤沼悟」は「リバイバル」と呼ばれる過去に戻る能力を有していたが、それは例えば小学生時代に戻った時、当時の小学生の姿のままで意識だけが現代の意識や知恵を持った状態で生活する形となっている。そして主人公が小学生の時に起きた「小学生連続誘拐殺人事件」を阻止すべく動き、犯人を探す推理サスペンス物語となっている。過去と現在の行動によって事件の結末が二転三転し、主人公が困惑するのが物語として面白く、更に推理物だけでなくタイムリープ物としても良く出来ている作品だと感心してしまう。そして肝心の犯人も意外な人物であり、物語の最後の最後まで飽きずに楽しめる作品になっている。

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戦国時代の武将「島津豊久」は謎の存在によって異世界に召喚され、その地にて歴史上の人物である「織田信長」や「那須与一」と出会う。後に日本だけでなく西洋・東洋の歴史上の人物も登場し、新たな戦乱絵巻が繰り広げられるアクションファンタジー物語で、ここまで歴史上の人物が一堂に会している作品はない。そして歴史上の人物らしく台詞の一つ一つに重みや深みがあり、印象深く、そして格好いい。正にマンガだから可能になった破天荒で壮大な設定と物語の展開に拍手を贈りたい。しかし刊行ペースは決して早くはないのでそれだけ期待感も大きく、より大きな物語が待っていると考えると待ちきれない。ぜひ、最高の完結を迎えるまで描き続けて欲しい。

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女子高生「速川唯」は弟の作ったタイムマシンで戦国時代にタイムスリップする。そこで足軽兵士として生き、とある若武者に一目惚れする。まさかの歴史ラブコメ作品として斬新な設定に注目度は高まる。殺伐とした戦国時代のはずが、少女マンガの綺麗な絵柄にも影響され、どこか温和で素敵で心地良い。それでいてピンチの連続もあり、それを上手く切り抜けて行く主人公の行動力にもついつい力が入り、応援してしまう。そして主人公の一目惚れの相手は実は……、の夢の展開は女子にはたまらない。もちろん男子も冒険活劇として充分楽しめるので、少女マンガの壁を超えて読んでみて欲しい。

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幼馴染の「月森仁希」と「真船友理」はタイムスリップが出来る指輪を所有し、タイムスリップを行うが、場所や時間はランダムで1度目は恐竜時代、2度目はイタリアのルネサンス時代に行き、実在の人物「チェーザレ・ボルジア教皇」の人生を共に生きる歴史物語。事実上、この人物の物語でもあるが、主人公2人の介入によって親近感が湧き、ユーモアに包まれるのでマンガとして読みやすさと楽しさが加味されている。指輪の設定的にあちこちタイムスリップできるのかと思いきや、2つの時代のみとなっているので、ぜひ他の時代を描いた外伝を期待したい作品だ。そしてマンガ好きなら「川原泉」作品は外せない!愛読必須作品と言える。