藤島康介の代表作の一つ。現代日本の猫実工業大学を舞台に、平凡な男子大学生の螢一が「お助け女神事務所」に間違い電話をかけたことから女神、ベルダンディーを召喚し、彼女との同居生活を送る物語。その後、ベルダンディーの姉妹である女神、ウルドとスクルドが相次いで現れ、螢一を中心とした人間関係は複雑化していく。大学での自動車部活動をはじめとしたモータースポーツの要素も物語に組み込まれており、恋愛関係の進展と並行して描かれる。本作は、SF要素とファンタジー要素を融合させたラブコメディ。北欧神話をモチーフとした女神たちと人間の共存をテーマに、「お助け女神事務所」を中心とした神界のシステムや女神の能力に関する制約とルールが設定されている。講談社「月刊アフタヌーン」1988年11月号から2014年6月号まで連載。2009年に第33回「講談社漫画賞」一般部門を受賞。1993年2月のOVA化、2000年10月の劇場版アニメ化、2005年1月のテレビアニメ化と様々な媒体でアニメ化されているほか、ゲームが複数のプラットフォームで発売されている。