原作の朝霧カフカ、作画の春河35、双方共に初連載作にして代表作。舞台となるのは架空の横浜。孤児院を追われた中島が探偵集団「武装探偵社」に加入したことを発端に、さまざまな組織との戦いに挑む物語。中島は太宰や乱歩ら武装探偵社のメンバーと共に事件解決に奔走する中で、「ポートマフィア」や「組合(ギルド)」、「天人五衰(てんにんのごすい)」といった複数の組織との抗争に巻き込まれていく。そして、各組織の思惑や個々の人物の過去が明らかになるにつれ、より大きな陰謀の存在が浮かび上がる。本作は異能力バトル作品で、実在した文豪たちをモチーフにした登場人物が、それぞれの代表作品から派生した異能力を駆使して活躍する。異能力が公に認知された社会において、内務省異能特務課や軍警特殊部隊の存在など、独自の制度や組織が設定された世界観が構築されている。KADOKAWA「ヤングエース」2013年1月号から連載。原作者自身が手掛けるノベライズの他、2016年4月から5期にわたるテレビアニメ化、2018年3月の劇場版アニメ化、2022年1月の実写映画化などメディアミックス多数。