10日で5割という法外な金利で金を融資している、無届けの貸金業者(闇金)、カウカウファイナンスを訪れる顧客たちの人間模様を描く。数話から長い時には20話以上の話をひとつのエピソードとして章立てし、サブタイトルには「ギャル汚くん」「風俗くん」など、物語のメインキャラクターにちなんだキーワードが付けられている。また、主人公の丑嶋馨ではなく、メインキャラクターの視点で描かれ、そこに丑嶋馨や従業員たちが密接に絡んでくるという展開で物語は進む。裏社会や格差社会など、社会の闇を描いた作品で、裏社会で使われている隠語的な用語も頻繁に飛び交う。小学館「週刊ビッグコミックスピリッツ」2004年24号から2019年14号まで約15年にわたる長期連載作品。第23回「文化庁メディア芸術祭」マンガ部門でソーシャル・インパクト賞を受賞。