70年代に大きな社会問題となった暴走族、その後のバイク人口の減少と共に次第に目立たなくなっていきましたが、そのあまりにも独創的なファッションや走行性能面ではまるで無意味な改造などの独特すぎる文化は、多くの若者たちの心を捉えました。こんなに面白い素材に漫画界が目を付けないはずもなく、たくさんの暴走族漫画が生み出されています。今回は、その中でも記憶に残る作品をピックアップしてみましょう。
政治漫画と言っても、その方向性は実にさまざまです。ストレートに国家運営上の意思決定や政策の実施過程を描くもの、政権や利権を巡る政争に焦点を当てたもの、諸外国との交渉や戦争の危機をシミュレートするもの、などなど…。それだけ政治というカテゴリーに含まれる事象が多いということなのかもしれません。
キャラクターを際立たせるテクニックの一つとして、その人物にハンディを背負わせるという手法があります。特に肉体的なハンディキャップは、キャラクターの外見上の大きな特徴となり、時に弱点、時に大きな武器として作用し、その魅力を際立たせます。今回はそんなキャラクターがヒーローとなる常人を超える活躍を見せる作品を集めてみました。
近年、過疎化に少子化、そして後継者不足と問題が立て続けに表面化して急速にその数を減じていると思われる「匠」などとも呼ばれる頑固な職人たち。昔は、寿司職人などの料理人、大工の棟梁から陶芸家に至るまで頑固職人がたくさんいたことは漫画を読んでいても感じられるのですが、このまま姿を消してしまうのでしょうか。
麻雀、パンチンコ、競馬などギャンブルを扱った漫画は多数発表されています。題材となるゲーム自体の面白さに加えて、心理描写やイカサマなど演出的な見せ所を用意しやすい点が漫画と相性がいいのでしょう。今回は、そんなギャンブル漫画の中でも、主人公がひとつではなく、さまざまなゲームでの勝負に挑む作品を集めてみました。
ま、大体の人間というものはできれば死にたくはありません。しかし、古今東西死ななかった人間はいないわけです。だったらせめて、死んでも自分が存在していればいいな~と思う人も多いんでしょうね。数多の幽霊譚が人口に膾炙しているのもそんな心理の表れなのかもしれません。てなわけで、今回は主人公が幽霊となって活躍する作品を集めてみました。死んでも命がありますよ~に!
「すべての児童は、心身ともに、健やかにうまれ、育てられ、その生活を保障される」という児童憲章の言葉とは程遠い現実を生きる子供たちがいます。児童相談所の児童虐待の相談対応件数は年々増加の一途を辿り、虐待死する児童の数は毎年平均50人以上。このあまりにも暗く深い闇は、私達の日常のすぐ隣に存在しています。その家庭や行政だけの問題にせず、地域や周辺に住む私達ひとりひとりが問題意識を持つことが、児童虐待問題...
選ばれし者たちによる盤上の真剣勝負、それがプロ棋士の世界です。将棋自体はシンプルなルールでありながら、その頂点を目指す者たちの闘いの凄さは、素人にはなかなか理解できません。その困難に挑戦しているのが、今回紹介する作品群。正面からの描写に挑戦したもの、過剰な演出で感覚的な理解を狙ったもの、周辺の人物像に焦点を当てるものなど、その手法もさまざま。将棋なんてわからない!な~んて言わずに、手に取ってみては...
スポーツ選手やクリエイター、場合によってはアイドルなどでもありえるが、一躍時の人となった人物の伝記を漫画にしたものは興味深い読み物です。文章で書かれた人物伝とはまた違った、絵的に見せる上での脚色が加わっていることも多く、実録的であってもエンタテイメント性は高くなります。
「動物(とくに自分のペット)とおしゃべりしたい」というのは、動物好きの夢! 現実にはほぼありえませんがせめて漫画で! と、しゃべる動物の漫画を揃えました。近年では、動物がしゃべる事に科学的な説明はなく「なぜか話せる」で済むことが多いですが、その科学的な説明が実験や改造手術だったりすると可哀想なので、よかったら「なぜか話せる」で納得してあげて下さいね。
ペットといえば犬、猫、ハムスターに小鳥、金魚などが定番ですが、漫画の中では常識を越えた生物がよく登場します。当然、それらがペットになることも。そんな、常識を超えたペットたちが登場する漫画を紹介します。
ペットとして猫と双璧をなす人気の動物といえば、犬。利口だけど時々愚直、主人を一途に愛するけれど時々暴走しがち……そんな犬の可愛さを集めた漫画を紹介します。犬たちの健気で無垢な愛情が、飼い主ばかりか読者の涙を誘ってしまうかも……。
筋肉は、人体を描写する上では非常に重要な要素です。特にシンプルな線で構成される漫画の場合、筋肉の描かれ方こそが肉体的なリアリティに直結することに……とかなんとか面倒な理屈を言わなくても、マッチョなボディは強そうでカッコイイわけです。というわけで今回のテーマは筋肉! マッチョなキャラクターたちがくんずほぐれつしまくる熱い作品を集めてみました。
女の子も男の人も大好きな、可愛らしい魔法少女たちを集めました! とはいえ、長い歴史を持つジャンルだけに、差別化につぐ差別化でかなり個性的になっているのが現代の魔法少女たち。元祖とも言えるサリーちゃんは別格として、一筋縄でいかない魔法少女たちを集めてみました。
漫画における古典的なパターンのひとつが“居候モノ”。ただの無駄飯喰らいから、いざというときには頼れる奴まで、色々な者が漫画の家庭には入り込んできます。その居候が人間じゃなかったりすると、その能力や常識の違いから、物語が勢い良く転がっていくことになります。あるときは家族、あるときはトリックスターの役割を担う、おかしな居候たちが登場する作品をご紹介しましょう。
動物を描いた漫画の中でも、独特の魅力を放っているのが、「人間とは話せないが、動物同士では知性的な会話が可能」というタイプの作品です。彼らには彼らの社会や考えがあって、それゆえに人間の利害とは無関係なところでドラマが生まれてくるのですね。しかも動物の社会ですから、科学技術やら経済力やらの便利な手段は使えず、自分たちの知恵と力だけが頼り。いきおい物語はシンプルになるため、作者の構成力や語り口が問われる...
ペットとして一番人気の動物といえば、やっぱり猫ではないでしょうか。特に子猫の愛らしさときたら……。そんな、ペットとしての猫が登場する漫画を集めました。漫画の場合、実際に作者が飼っている猫をモデルにしたケースも多く、紙面から愛があふれてくるようにも感じられます。
悪知恵で人から大金を巻き上げる、詐欺師たちを集めました。詐欺師の漫画とはいっても、一般の人々が騙されてお金を巻き上げられる話ばかりでは、読者も気分が良くありません。ついつい、悪人や悪徳企業から金を奪う、いわば義賊的な詐欺師ばかりになってしまいました。もちろん現実にはそんなイイ人の詐欺師ばかりじゃありませんので、皆さん日々用心してお過ごし下さい。
いろんな漫画に登場する「裏切り者」を紹介します。キャラクターの裏切りは、いかにもしでかしそうな小悪党より、誠実だったり正直だったりする(ように見える)好人物の方が、いざ裏切った時の効果が大きくなるもの。印象に残った裏切り者を選んでみたら、やっぱり「いい人」っぽかった人物ばかりになってしまいました。いつもいつも好人物キャラを疑いながら読んでたら疲れてしまいますが、ダークでシリアスな漫画に不自然なほど...
女性が男性の格好をする、いわゆる「男装の麗人」キャラクターは昔から、主に女性読者に人気ですが男性読者にも支持されています。男装の事情は様々で、男として生きるしかなく周囲をも完全に欺いている場合から、微妙にバレている場合、果ては単に運動し易さで選んでおり男性と偽る気もない場合まで。時代によって女性の社会的地位も変わりますので、物語の背景と併せて見ると彼女たちの心により踏み込めるかも知れません。