藤沢とおるの代表作で、同作者による『湘南純愛組!』の続編にあたる。東京都武蔵野市の高校、東京吉祥学苑を舞台に、暴走族「鬼爆」のリーダーだった鬼塚が、高校教師として問題を抱えた生徒たちと向き合う姿を描いた物語。鬼塚は吉祥学苑の3年4組の担任教師として赴任し、学級崩壊状態にある問題生徒たちと衝突しながら、独自の指導方法を展開する。そして生徒たちの抱える深刻な問題に対し、暴力をはじめとする破天荒な手段で解決を図り、次第に生徒たちとの信頼関係を築いていく。教頭の内山田との対立や、ほかの教師たちとの関係も物語の重要な要素となっている。本作は、コメディ要素とシリアスな社会問題を融合させた学園漫画。反社会的な経歴を持つ鬼塚が教師となり、教育現場で活躍する設定が特徴となっている。現代日本の教育制度や都市部の学校環境、暴走族文化が詳細に設定され、いじめや家庭問題といった社会問題を扱いながら、型破りな教育方法による問題解決が描かれる。講談社「週刊少年マガジン」1997年2号から2002年9号まで連載。1998年に第22回「講談社漫画賞」少年部門を受賞。テレビアニメが1999年6月から放送され、テレビドラマ第1作が1998年7月から、第2作が2012年7月から放送。実写映画が1999年12月に公開された。