【音楽マンガ】バンドが魅了する熱い情熱26 Pt.

音楽性とルックスに秀でた少年が、芸能界で見出されアイドルとして売り出される、芸能漫画。主人公のトーイ（藤井冬威）はパンクバンド「GASP」のボーカルだったが、パンクをする自分に違和感を覚えつつも仲間のことを思い、留まっていた。それを察したリーダーの後押しで脱退し、アイドル歌手・哀川陽司のバックバンド「EDGE」を経て、アイドルとして一本立ちしていく。だが、かつての仲間やファンには「GASP」脱退を裏切りと見る者もおり、トーイに敵対するようになる。

ロックがいかがわしい音楽とされていた時代を舞台とした、ロックバンドの顛末を描く短編ギャグ。場末のクラブでバンド「ハデー・ヘンドリックス」は、ライブの度に１万円のギャラを得るが毎回10万円のギターを破壊し、大赤字になってしまう。だがギターを破壊しないとテンションが上がらず客のウケも悪いので続けるしかない。思い余った彼らは音楽店に忍び込み、ギターを盗もうとする。

平凡な中学生が音楽の世界にのめりこみ、失敗や挫折を経験しながらも世界を相手に活動していく、音楽漫画。主人公・田中幸雄（コユキ）が所属するバンド「BECK」の名は、メンバーの一人・竜介の飼い犬が由来。BECKは国内の音楽界で強い影響力を持つプロデューサー・蘭に敵視され、国内よりも海外で知られる存在となっていく。海外では名前が他のミュージシャンにかぶる事を避けるため、BECKから「モンゴリアン・チョップ・スクワッド」というバンド名を与えられる。

同居する二人の女子大生の日常を描いた青春漫画。先輩の鯨井ルカはインディーズバンドに取り組んでいるが、メジャーデビューへの壁を感じて行き詰っている。それでも壁を突破しようともがくルカは、自分が傷つかないよう内輪で褒め合う中途半端な自称アーティスト達を「駄サイクル」と呼んで突き放す。

いじめられっ子だがロック好きの高校生がバンドを組み、のちに上京してロックスターを目指す青春漫画。主人公・日々沼拓郎は時々ライブハウスで人気のないライブを行う高校生だったが、文化祭出場のためいじめられっ子同士の草壁まもるに誘われ「ザ・ロックンロールブラザーズ」を結成する。ドラムに依田明を加えて三人組になるも、草壁が少年院入りし、日々沼と依田が衝突するなど、常に危機が訪れる。上京した後も大手レコード会社に圧力をかけられる憂き目に会うが、アメリカのレコード会社に目をかけられる。

ポップで洒落た音楽を志向する青年が、デスメタルバンドのボーカルに仕立て上げられ、彼の意に反して大ブレイクしていく、音楽ギャグ漫画。タイトルの「デトロイト・メタル・シティ」は主人公・根岸崇一が「魔界出身の悪魔・ヨハネ＝クラウザーⅡ世」として所属するバンドの名。通称「D．M．C」。ベースとボーカルの「ジャギ（本名・和田真幸）」、ドラムスの「カミュ（本名・西田照道）」らと共に、デスメタル界でカリスマ的な人気を博している。根岸はポップを志向する心優しい青年だが、クラウザーの扮装をすることでテンションが上がり、反社会的な内容の歌や過激なパフォーマンスを率先して行う。D．M．Cを倒して名を上げようとするバンドや個人からよく挑戦されるが、それらを次々とクラウザーのパフォーマンスが打ち破っていく。

廃部寸前だった女子校の軽音部に４人の１年生が入り、部内のまったりとした日常を描く学園４コマ漫画。澪・律・紬の３人しかいない軽音部に音楽初心者の唯が加わり、音楽活動もするが、緩い日常を楽しむ描写も多い学園生活が送られる。当初はバンド名さえ決まっていなかったが、後に「放課後ティータイム」と命名。唯たちが進級した後は後輩の梓が加わり、５人での活動となる。唯たち４人は大学進学後も放課後ティータイム名義で音楽を続け、残った梓は新たに入部した後輩たちと「わかばガールズ」を結成する。