概要
島耕作が初芝電器産業営業本部販売助成部総合宣伝課課長時代の部下で、37歳の既婚者。人事ファイルによれば「英・仏・スペイン語・イタリア語に精通、海外事業所に10年勤務、海外業務のスペシャリスト。初芝社長賞3回、離婚歴2回、赤緑色覚障害。
島耕作と八木 尊
当初は島耕作に忠実だったが、その後は昇進欲を持ち、社長を目指すようになると島耕作を猛烈にライバル視するようになる。
経歴
ハーバード大学ビジネススクール卒、ハツシバアメリカから転属。(課長島耕作)
本社総合宣伝部部長になり、サンライトレコードへ出向した島耕作に協力する。万亀健太郎が次期社長として勝木清春を支持した際に同調、島耕作も同調するように説得を試みる。
最年少の48歳で島耕作とともに取締役に就任。勝木清春の派閥に属すことを決意し、島耕作に社長を目指すと打ち明けた。(部長島耕作)
島耕作の後を引き継ぎ、上海初芝産業董事長(会長)に就任。中国を内心嫌っているが、情報の収集や中国語をマスターするために栄楽のホステス呂羊鈴を愛人にする。徹底した成果主義を実施して売り上げを伸ばすが、在任期間中に実績を残そうとして長期ビジョンを無視した強引な経営を行う。 (常務島耕作)
銀座のクラブKOMACHI志のを経営するロシア人のハーフ桜井忍(立石カテリーナ和枝)に入れ込み、インサイダー取引に手を出す。恋人とロシア旅行へ向かった桜井忍を追い、痴情の果てに彼女を殺害、自身は翌朝に水死体で発見される。その後ロシア大使館のクレリンコ書記官から島耕作に、事件を非公表にするよう申し出られた。(社長島耕作)
関連人物・キャラクター
島 耕作 (しま こうさく)
キャラクター紹介『島耕作シリーズ』の主人公。1947年9月9日生まれ。1970年に大手電器メーカー初芝電器産業に入社した団塊世代のエリート。派閥争いに巻き込まれて左遷されることも多いがそれを糧に変える... 関連ページ:島 耕作
万亀 健太郎 (まんがめ けんたろう)
キャラクター紹介 初芝電器産業第6代社長。企画力があり、義理人情に厚く部下から慕われている。社長退任後も初芝電器産業に残ってトップ人事に幾度となく奔走、社長島耕作を誕生させるに至る。長年連れ添った愛人... 関連ページ:万亀 健太郎
勝木 清春 (かつき きよはる)
初芝電器産業経理本部部長。冷静な状況判断ができることで万亀健太郎が次期社長として大泉裕介に推薦。平成13年度の取締役会で第8代社長に就任した。 経歴 中国の大手家電メーカー出発集団と京都で事業提携を結... 関連ページ:勝木 清春
関連キーワード
初芝電器産業 (はつしばでんきさんぎょう)
『島耕作シリーズ』に登場する架空の企業。島耕作が勤めている日本最大手の電器メーカーで、カリスマ経営者吉原初太郎が町工場から育て上げた。初代社長吉原初太郎、第2代社長木野穣、第3代社長苫米地功、第4代社... 関連ページ:初芝電器産業
サンライトレコード
『島耕作シリーズ』に登場する企業。初芝電器産業が95%の株式を持つ子会社。赤字が続く同社の立て直しのために代表取締役専務として島耕作が赴任し、リストラが断行される。社長の金子崇ほか大多数の役員がリストラされた。 島耕作のアイデアによる、ベテラン演歌歌手八ッ橋新子の再生、新人歌手Nyaccoの成功によって3期連続で前期比、前年同期比を上回る業績回復を果たす。 しかし初芝電器産業の岡林栄一社長が島耕作を追い出す目的で岡林派だった販売推進部部長高野健介が社長に就任。
登場作品
島耕作シリーズ (しまこうさくしりーず)
大手電機メーカー初芝電器産業に務める島耕作が課長から社長へと昇進して活躍する約30年間を描いた弘兼憲史の代表的シリーズ作品。初期はサラリーマンの悲哀、オフィスラブを中心にした物語だったが、出世するにつ... 関連ページ:島耕作シリーズ
課長島耕作 (かちょうしまこうさく)
課長となったエリートサラリーマン島耕作が、ライバル企業との競争、社内の派閥争いに立ち向かう姿、プライベートのひとときを描く。会社員時代の経験を活かした弘兼憲史の代表作。第15回(1991年度)講談社漫... 関連ページ:課長島耕作