久米田康治の代表作の一つ。講談社媒体では初連載となる作品で、初のメディア化作品でもある。昭和の時代がそのまま続いているという設定の現代日本・東京府小石川区にある高校を舞台に、「絶望先生」の通称を持つ、何事もネガティブにしか捉えられない男性教師、糸色望と、何事もポジティブにしか捉えられない女子高校生、風浦可符香をはじめとする学校関係者の日常を描いた物語。望は可符香のクラスの担任だが、そのクラスには可符香のほか、恋愛ストーカー体質の少女や多重人格の帰国子女、メール毒舌少女、不法入国の少女といった、個性的かつ問題のある生徒ばかりが集まっていた。「絶望した!」が口癖の望とクセの強い生徒たちは、互いにかかわりながら、さまざまな騒動や事件を巻き起こしていく。本作は、時事ネタやパロディ、メタフィクションを駆使した社会風刺が特徴の、1話完結形式のブラックコメディ。各エピソードでは、特定のキーワードや事柄に焦点を当てたネタが展開される。世の中の出来事に対する望の被害妄想を膨らませた思考や言動をきっかけに、登場人物たちがカンちがいや暴走をすることで、事態がとんでもない方向に発展していくのが基本的な流れとなっている。また、伏字や羅列の多用、ページ4段ブチ抜きの大胆なコマ割りが特徴で、「ズガンボン」「どよんど」といった独特の擬音や、昭和モダン体というレトロな字体を用いたビジュアル表現も多用されている。講談社「週刊少年マガジン」2005年22・23合併号から2012年28号まで連載。2007年に第31回「講談社漫画賞」少年部門を獲得。テレビアニメ第1期が2007年7月から、第2期が2008年1月から、第3期が2009年7月から放送。OVAが2008年10月から全5作発売された(うち4作はコミックス初回限定版付録)。