『鉄コン筋クリート』に次ぐ松本大洋の連載作品。代表作の一つでもある。神奈川県藤沢市を舞台に、天才的な卓球センスを持つが自信過剰で自堕落なペコと、物静かな表情の奥に確かな実力を秘める親友のスマイルを主人公にした卓球漫画である。二人は小学生時代から駅前の卓球場「タムラ」でプレイを続けてきた幼馴染で、インターハイを目指す過程で他校のエース「ドラゴン」や中国からの留学生「チャイナ」、ひたむきに努力を続ける「アクマ」との対戦を通じて成長していく。本作は、高校生の卓球を題材にしたスポーツ漫画である。単純な勝負や努力だけではなく、「才能」をテーマにした青春群像劇でもあり、努力だけでは埋められない才能の格差や、才能を持つ者の孤独感といった複雑な心理描写が重要な要素となっている。また、ずば抜けた画力と繊細な描線、視点を変え様々な角度から場面を捉えたコマ割りなどによって、動画のような躍動感が表現されている。小学館「週刊ビッグコミックスピリッツ」1996年14号から1997年29号まで連載。2002年7月に実写映画(劇場)が公開された。また、テレビアニメ化され、2014年4月から6月まで放送された。