「激動の物語は幕を閉じた。そして、それから数年が過ぎた……」というわけで、いったん完結した漫画の続編特集です。かっての主人公たちの子供たちの活躍を描く次世代ものや、同じ主人公たちの新たなる挑戦など、内容はさまざま。中には、もうあの夢のような栄光の日々は戻ってこないのだという切ない展開も……。
ゲームやアニメ、漫画を通じて、日本人にとって日本神話以上にメジャーになった北欧神話。そのどこか影のある悲壮感あふれる世界観と、魅力あふれる英雄神・女神・巨人たちの物語は、我々の興味を惹きつけて止みません。
超人的な力で悪と戦う正義のヒーロー、たぐいまれなる才能と努力で活躍するスポーツ選手、いずれも無敵に見えますが、実はそういう存在にこそ弱点があるものです。むしろそうした弱点があるからこそ、それを克服したときの爽快感というのもあります。そんなヒーローたちの弱点を、ここではチョイスしました。
考古学にはロマンがあります。映画や小説に限らず漫画においても、「はるか昔に滅んだ謎の文明を追う物語」はいくつも作られてきました。秘境に残された遺跡や、子孫だけに伝わる伝説のアイテムなど、少ない手がかりをパーツのように集めていき、やがてその文明の全貌を見通す冒険譚には、謎解きやミステリー、サスペンスの要素もあります。古代に生きた人々は一体何を考えていたのでしょう? 現代と変わらぬ思いを持っていたのか...
仏陀とは、「お釈迦様」とも呼ばれる仏教の開祖ゴータマ・シッダールタのことであると同時に、仏教徒の目標である「仏としての悟りを開いた者」のことです。「仏様」はすべて仏陀であるとも言えるのですが、ここでは「仏陀」として漫画に登場している作品のみセレクトしています。
グリム童話は、19世紀初頭にドイツのグリム兄弟が収集した童話集。近年、研究・解説本がブームとなり、日本でも再評価されるようになりました。
グリム童話は、19世紀初頭にドイツのグリム兄弟が収集した童話集。そんなグリム童話をモチーフにしたオリジナル漫画作品にも、面白い作品がいろいろあるんです。
強いだけがヒーローじゃない。思わぬ弱点があってこそ、その魅力が際立ち、ストーリーもよりスリリングなものになるというもの。名作の主人公たちはもれなく弱点を持っているといってもいいだろう。
全能神ゼウスにその妃である女神ヘラ、太陽神アポロン、月の女神アルテミス、海神ポセイドン、死の神ハーデース、美の女神アフロディテ、勝利の女神アテネー……。ざっと有名どころをあげただけでも、元の神話をきちんと読んだことはない方もなんとなく聞き覚えのある響きの名前がいくつかあったのではないでしょうか。ギリシア神話の特徴はその象徴性と共に、神々がごく人間らしい性格をしていること。そのため漫画作品ではモチー...
漫画の神様・手塚治虫。数多の名作を残し、数々の伝説に彩られた偉大な漫画家です。同時代を生きた漫画家たちにとって、その存在はあまりにも大きく、手塚治虫を自作品に登場させている例も少なくありません。そこで今回は、漫画家・手塚治虫が重要キャラクターとして登場する作品を集めてみました。同業者の目には“神様”の姿はどう映っていたのでしょう?
織田信長や徳川家康だけが戦国武将じゃない! あまり知られていないマイナー武将でも主役クラスとして描かれるのが日本のマンガの奥の深いところ。そんな渋いマンガの代表作をいくつか挙げてみました。
新撰組や坂本竜馬ほどの人気はありませんが、勝海舟といえば幕府の軍艦奉行として海軍操練所を作ったり、江戸を無血開場させた幕末の立役者のひとり。大言壮語する成り上がりと酷評する人もいれば、優れた戦略家であったと心酔する人も多い人物です。
イングランドとの百年戦争で活躍した「オルレアンの乙女」ジャンヌ・ダルク。その劇的な生涯は、様々な形で漫画化されています。時には正体が未来人であったり、異世界で炎をまき散らす魔人として殺戮を繰り返したりしますが、可憐な乙女であることに変わりはありません。
フランス革命後の混乱からフランスを率いてヨーロッパに大帝国をうちたてた不世出の英雄ナポレオン。「余の辞書に不可能はない」はあまりにも有名な言葉ですが、果たしてマンガではどのように描かれているのでしょうか。
時代小説の世界では大人気、おそらく日本で一番有名な剣豪にして二刀流の遣い手、宮本武蔵。吉岡一門との決闘や巌流島の戦いはどうやら史実であるらしいものの、そのほかの業績については歴史の謎に包まれています。だからこそ、漫画をはじめさまざまなフィクションで武蔵は描き続けられるのでしょう。さて、あなたの好きな武蔵は、仙人のように完成された超人武芸者・武蔵? それとも己の剣の技と人間としての業の間で揺れ動く、...
ナチス・ドイツを率いて第二次世界大戦を戦ったアドルフ・ヒトラー。この狂気の独裁者は多くの漫画家の創作意欲を刺激するようで、実に多くの作家によって描かれています。その代表的なものを挙げてみましょう。
幕末の人気者といえば、坂本竜馬。レキジョから企業家のみなさんまで、理想の人物像は竜馬だという人はたくさんいますね。明治維新をその目で見ずに暗殺されてしまった悲劇の人物というのも、その人気の理由かも知れません。
時代小説のヒーローというといろいろありますが、ここは渋めのチョイスで柳生十兵衛三厳なんてのはどうでしょう? 柳生藩の若殿で将軍家御指南役の腕前、飄々とした性格の隻眼の剣豪は、漫画の世界でも大人気。さて、どんなアレンジ版十兵衛が飛び出すことやら?
毘沙門天に仕える孤高の軍神・上杉謙信。私利私欲よりは「義」を重んじる、戦国大名にしては珍しいタイプといえます。川中島の激闘をはじめ、数々の伝説に彩られた謙信ですが、生涯妻帯しなかったことから、昔から女性説も根強い人物です。
近藤勇、土方歳三、沖田総司の3羽ガラスを中心に、幕末の京都を「誠」の旗とともに駆け抜けた新撰組。「明治維新を10年遅らせた」「悲劇の集団だった」と後世の評価はさまざま。今もって女性に大人気の彼らですが、さて漫画の世界ではどのようなアレンジが加えられていますことやら……?