90年代は少女漫画誌も発行部数のピークを迎えました。人気作品は軒並み映像化等のメディアミックスされ、コミックス販売数も次々と記録を打ち立て、ワールドワイドな知名度を得た作品も少なくありません。また、アニメ化等の影響で、多くの男性ファンも生みました。
漫画黎明期をへて歴史的名作や異色作が多く誕生したのが1970年代。そんな中でも特にきわだった古典的名作にして異色作を5作品列挙してみました。
80年代の漫画、続いては少女漫画編です。この時期は少女漫画の一般化が一気に進んだ時期と見ることができます。メインの読者層である少女ばかりでなく、男性や大人からも支持を受ける作品が増えていったのですね。もちろん、あくまでも少女向けの作品として女の子だけに受けた作品も多数ありましたが、ここでは、より広い層に受け入れられたヒット作品をピックアップしてみましょう。
1950年代~1960年代に少年漫画の世界は大きく変化し、様々な意欲作が登場します。そんな中で漫画界をリードした傑作といえばはやりこの6作品が挙げられるのではないでしょうか。少年漫画の歴史を語るには、この6作品を無視することはできません。是非ともご一読を!
90年代は『美少女戦士セーラームーン』の大ヒットを皮切りに、「戦う少女」が流行した時代でした。『カードキャプターさくら』『少女革命ウテナ』『魔法騎士レイアース』、ほかにも挙げていけばキリがありません。王子様の助けをただ待つのではなく、みずから戦い運命を切り開くヒロインに、女の子たちは共感したのです。一方、保守本流の少女漫画も「女性の自立」をテーマに加え、さらに深化していきます。恋と仕事の両立が描か...
戦前から戦後にかけての名作といえばこの5作品。まさに黎明期の漫画界を席巻した名作ぞろいです。これらの漫画なくして、今の漫画文化の発展はありえませんでした!
今更ともいえる名作ですが、21世紀の今だからこそ、改めてそのテーマが重要となっている少年漫画を4作品セレクトしてみました!
巨匠として名高い漫画家たちが70年代に発表していた名作かつ問題作の数々を列挙してみました。21世紀だからこそあらためてその価値が問われる珠玉の作品たち。巨匠たちの若き頃の荒々しい才能の輝きに触れてみてください。
80年代に入ると、少女漫画は円熟の時代に入ります。少年漫画の世界で『ジャンプ』が黄金期を迎えていたのと同じころ、同じ集英社の『りぼん』もまた250万乙女の漫画雑誌と呼ばれ大好評を博し、他の少女漫画雑誌もこれに続く形でしのぎを削っていました。一方で少女漫画の舞台の主流は再び、より読者に身近な学園物へと回帰していきます。男子寮物の進化系としては『ここはグリーンウッド』がありますし、ここで紹介する『ぼく...
1950年代~1960年代は少女漫画の文化がはぐくまれた最初期といってよいでしょう。その時代を彩る傑作を6作品列挙してみました。どの作品も少女漫画文化の礎となった珠玉の名作揃いです。少女漫画文化史に興味のある方は是非とも読んでみてください。
日本がバブルにわいた80年代には、どんな漫画が流行していたのでしょう? 改めて列挙してみると、さすがは少年漫画。そんなにバブルバブルした作品は少ないようです。いつの時代も少年漫画の基本は「努力」と「熱血」なんですね。
70年代、少女漫画は飛躍的な進歩をとげました。それ以前は、いかにも低学年の女の子が喜びそうな単純な話ばかりだったのが、スポーツ根性物、歴史大河物、SF、ファンタジー、ギャグ、そして同性愛など、ジャンルもドラマの幅も一挙に広がり、漫画表現も加速度的に向上しました。これらを担ったのが、青池保子、萩尾望都、竹宮惠子、大島弓子、木原敏江、山岸凉子といった、いわゆる「24年組」を中核とした女流漫画家たちです...
中国の神話には一貫した体系がなく、古代の王や孔子・老荘といった思想家から架空の存在まで神とする道教思想が基本。『西遊記』や『封神演義』はそうした神々や仙人らを登場させた後の創作だが、もはやそれ自体も神話と呼べそうなほど歴史があり、漫画の題材にもよく使われています。
「古事記」と「日本書紀」に代表される日本の神話に材を採った漫画作品は数多い。神話時代を描いたファンタジーだけでなく、歴史物語としてリアルな解釈を行ったもの、神様をキャラクターとして用いて現代社会に登場させたものなど、その内容もさまざまです。
インド神話とは、主にバラモン教とヒンドゥー教に伝わる多神教的物語。仏教に取り込まれることでかなり早くから日本に伝わっている神々も多く、そのため漫画のモチーフとして使われる場合も、それぞれの神様のイメージをキャラクター化していることが多いようです。というわけで今回は、インド神話の神様たちが主役クラスのキャラクターとして登場する作品を探してみました。
続編漫画の中でも、前作の主人公たちの後輩や、前作の主人公の子供たちが主役となって大活躍するものを集めてみました。さてさて、次世代をになう期待の若者たちは、かってのレジェンド世代を超えることができるでしょうか?
漫画、特にギャグ漫画といえば作品を代表するギャグのフレーズの宝庫。キャラの名前は忘れても、ギャグのフレーズは忘れてないということもよくあります。そんな名フレーズをここで一気に紹介しましょう!
うんと長い漫画といえばなんでしょう? こち亀? ゴルゴ? もちろん、ただ長いだけじゃありません。長期連載が続くからには、圧倒的な読者の支持が必要。つまり、長い漫画はおもしろいという結論。たまにはゆっくりと、全巻制覇してみては?
レトロフューチャーとはレトロ(懐古趣味的)な未来像のこと。20世紀中盤辺りまでに描かれた技術文明が発展した架空の未来のこと。コンピュータではなく電子頭脳、リベットで装甲を取り付けたロボット、流線型の宇宙船なんかが主たるイメージでしょうか? さらに80年代以降に流行したスチームパンク作品なども一種のレトロフューチャーものとされます。今回ご紹介するのは、そんな実際の歴史とは異なる様相の技術に支えられた...
妖怪を題材にした漫画作品は、それこそ山ほどあります。妖怪が主人公のもの、妖怪と戦うもの、妖怪と暮らすものなど、その物語の形もさまざま。いずれにしても日本の漫画作品は、妖怪というものに大きな親しみを抱いているようです。妖怪というのはそもそも、人々の噂話などからその存在が伝わった、日常と非日常の合間にいる存在。西洋の怪物のような、明確に人に災いをなすものだけでなく、バケモノというほどでもなく、なぜいる...