大国ロシアを舞台にした漫画特集!1,005 Pt.

ロシア、と一口に言ってもこの国は、近代以降で帝政ロシア、ソビエト連邦、ロシア共和国と変化してきました。日本から見ると、帝政ロシアとは日露戦争をやりましたし、ソビエト連邦はずっと「仮想敵国」でした。おかげでどうしても「日本の敵」というイメージがついてしまうロシアですが、文学や芸術のレベルも昔から高く、いろいろな面を見ないのはもったいないというものです。ここで挙げるロシアの登場漫画も、読むことでその国や国民への理解に役立つのではないでしょうか。

作成日時:2015-12-22 19:36 執筆者:マンガペディア公式

『アラベスク』

1970年代の、ソビエト連邦を舞台としたバレエ漫画。ウクライナのバレエ学校で学ぶ少女・ノンナは、当時のバレリーナとしては規格外の長身であり劣等生と見なされていたが、ソビエトのユーリに見出され、レニングラードのバレエ学校に編入。新作バレエ「アラベスク」への抜擢をはじめ、ノンナには試練やライバルとの競争が続く。当時世界最高峰であったソビエトバレエ界の事情はもとより、社会情勢も作中に色濃く反映されている。

『牧神の午後』

実在した天才バレエダンサーの半生を描いたバレエ漫画。20世紀初頭、ヨーロッパのその名を轟かせたロシアの天才バレエダンサー・ニジンスキーの半生を、振り付け師・ミハイルの視点から描く。タイトルは、ニジンスキーが振り付けをした同名のバレエ演目から来ている。

『春風のスネグラチカ』

帝政ロシアからソビエトに移行した時代のロシアを舞台とした、歴史ミステリー。車椅子の少女・ビエールカと、彼女の従者・シシェノークは、危険を冒しながらある屋敷に入っていく。数々の、国家レベルのものも含まれる謎は、この少女と従者の物語に集約されていく。

『瞬きのソーニャ』

ソビエト連邦の極秘研究で作られた人間兵器少女の、ソ連と中国を股にかけた逃避行。1989年、ベルリンの壁崩壊が起こっていた頃、ソ連の極秘研究施設で遺伝子操作により生み出された少女が、ベテラン警備兵・ザイツェフの手引きで脱走する。ソーニャと名づけられた少女は超人的な身体能力と学習能力を備え、脱走時は5、6歳の外見ながら虎をも圧倒する。

『女帝エカテリーナ』

帝政ロシア時代の女帝・エカテリーナ二世の生涯を綴った、アンリ・トロワイヤによる伝記を漫画化したもの。ドイツの田舎貴族の娘として生まれたエカテリーナが、野心に燃えて優れた頭脳を駆使し、ロシア皇太子の妃となる。そこで野望が終わるわけではなく、夫を見限り、多数の愛人たちの協力も得て、エカテリーナはロシアの支配者、すなわち女帝を目指してまい進する。

『虹色のトロツキー』

昭和初期、日本と蒙古のハーフの青年を主人公として、各国の謀略が描かれる歴史スパイアクション。日蒙混血の青年主人公・ウムボルトは幼い頃、ロシア革命の中心人物・トロツキーに似た人物に家族を殺害されるも、記憶の大部分を失っていた。ウムボルトは、亡父の同期であった石原莞爾が進める「トロツキー計画」に紆余曲折を経て関わり、日本・中国・満州・ソ連を股にかけた国際的謀略に身を投じることになる。

『靴ずれ戦線 -魔女ワーシェンカの戦争-』

第二次世界大戦時のロシアで、見習い魔女が戦場に駆り出されるというファンタジー架空戦記。ロシアの魔女の見習い弟子であるワーシェンカがソ連軍に徴用され、お目付け役のナディア少尉(のち大尉まで昇進)と共に、ナチス・ドイツ軍との激戦区である東部戦線を転々とする。その道中で、友軍や敵軍ばかりかロシアの精霊や怪物、さらにはナチス・ドイツ軍に加担する魔女・ディッケとも出会い、時には対決する。魔法が登場する架空戦記めいた物語でありながら、当時の軍および当地の生活・文化については綿密な考証が成されている。

『罪と罰』

ドストエフスキー、同名の小説を原作とした漫画化作品。頭脳明晰だが貧しい青年・ラスコーリニコフが、強欲な老婆・アリョーナを殺害するという話だが、この漫画化では大胆なアレンジが施されている。ラスコーリニコフはなぜか海老山エビゾーという名に変わり、老婆のアリョーナは異様なバイタリティあふれる謎のババアと化して逆に海老山エビゾーを何度も追い詰める。

『ビューティフル』

ボリショイ劇場のスターを目指す少年を主人公としたバレエ漫画。ソ連軍人の父、日本人バレエダンサーの母、妹とウクライナで暮らす少年・悠里は、天性のバレエセンスと母の指導で才能を伸ばし、ボリショイ・バレエ学校へ行きボリショイ劇場で踊ることを夢見ていた。だが1986年、チェルノブイリ原発事故で一家が被曝。一年後に父が死に、母も悠里が17歳の年に病死する。悠里は唯一の肉親となった妹のために生きようとするが、妹は悠里にバレエを続けさせるため修道院に入る。

『BLOOD+A』

TVアニメ「BLOOD+」の前日談的エピソードを漫画化したもの。吸血鬼のような怪物・ディーヴァを唯一倒せる血を持った少女・サヤとその従者・ハジが、ロマノフ王朝末期のロシアでディーヴァ探索のため皇宮楽団に潜入する。皇帝ニコライ二世以下ロマノフ家や、怪僧ラスプーチンも登場する。

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