本日発売のイブニング14号から連載を開始するのは、『失恋ショコラティ』や『脳内ポイズンベリー』などのヒット作を手がける水城せとな。
これまでは女性誌のみでの連載だったが、今回初の男性誌での連載となった。
『世界で一番、俺が◯◯』は、
頭、ルックス、ハート、それぞれにイイところを持つ幼なじみ男子3人=柊吾・アッシュ・たろちゃん。
いつものようにいつものカフェでバカ話に興じていると、可愛い(!)が微妙な雰囲気の女の子が現れる。それが「セカイ」を相手のグレート・ゲームの始まりだった。
友情・恋情・嫉妬心——ギリギリの人間関係をキレキレのセリフで描く、ある意味閉塞的で、ある意味壮大な冒険の物語。
(イブニング公式サイトより引用)
といった友情モノになっているようだ。
ドラマ化や実写映画化作品を手がける水城せとなの新連載、男性、女性、どちらも楽しめそうだ。
編集部も出版社も違う2誌だが、男性誌と女性誌ということもあってか、同じ水城せとなの表紙で雰囲気を寄せた遊び心を持たせたものに仕上がっている面白い試みだ。
アニメ化、実写映画化もされた『海月姫』や「マンガ大賞2015」を受賞した『かくかくしかじか』などで知られる東村アキコは、現在ヒバナにて『雪花の虎』を連載中。
自身初の時代劇で上杉謙信が女性だったという説から作品を展開させている。
コミックは現在2巻まで発売中。
集英社のコーラスでデビュー後、『レタスバーガープリーズ. OK, OK!』や『雪月花 大門パラダイス』などを発表。
『花吐き乙女』に登場した「花吐き病」という言葉は、Twitterで話題になるなど、独特の世界観と細やかな心理描写に定評がある松田奈緒子は、先日までTVドラマ化されていた『重版出来! 』を月刊!スピリッツで連載中。
コミックは5巻まで発売中。
『恋文日和』、『ピース オブ ケイク』『溺れるナイフ』などの作品が続々と実写映画化されるジョージ朝倉は、ビッグコミックスピリッツにて『ダンス・ダンス・ダンスール』を連載中。
これまでの恋愛中心の女性主人公から、バレエに没頭する男子高校生を主人公に展開。ジョージ朝倉の描くキャラクターの目ヂカラに惹きこまれてしまう。
コミックは現在2巻まで発売。
『サプリ』、『渋谷区円山町』が実写ドラマ化、映画化されたり、雨宮まみのエッセイ『ずっと独身でいるつもり? 』をもとに、おかざき真理がストーリーを考案した読み切りシリーズなど、女性に刺さる数々の人気作を手がけている。
現在、月刊!スピリッツにて『阿・吽』を連載中。
最澄と空海、二人の天才をおかざき真理らしい緻密で繊細な描き込みで表現。おかざき真理の手がけるカラーイラストは、芸術作品のようである。
コミックは第4巻まで発売。
『午前3時の無法地帯』、『午前3時の危険地帯』、『三代目薬屋久兵衛』などのヒット作を続々と手がけるねむようこ。
今、読んでおきたいマンガ家としてイチオシだ。
そんなねむようこは、現在ビッグコミックスピリッツにて、『ふつつかなヨメですが』を連載中。
長男の嫁としてやってきた小麦と小向家のドタバタホームコメディをねむようこらしい、明るくやわらかい表現で展開している。
コミックは現在第2巻まで発売。
どれも男女問わず楽しめる作品なので、ぜひ読んでみてほしい。