みんなに愛されるバレーボーラー!熱血スポ魂10選69 Pt.

いつの時代も愛されるバレーボール。昭和を代表するバレーボールマンガ、平成のバレーボールマンガを厳選して、紹介する

みんなに愛されるバレーボーラー!熱血スポ魂10選

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概要

もうすぐ始まるネーションズリーグ。2018年度全日本選手も選抜され、これからの熱い戦いが期待される。乞うご期待。そのバレーボールの魅力を知ってもらうため、人気マンガの主人公、主要人物のプロフィール、得意技、エピソードを伝えようと思う。

『ハイキュー!!』 より 「日向翔陽」

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ご存知大人気バレーボールマンガ『ハイキュー!!』。主人公は「日向翔陽(ひなたしょうよう)」。烏野高校に通う彼のポジションはミドルブロッカー。このポジションはウイングスパイカーよりも高い身長が求められるが、彼の身長は高校一年生の時点で約163センチ。至って小柄である。そんな彼のジャンプ最高到達点は333センチ。全日本男子選手も顔負けのジャンプ力を誇る。身体的にコンプレックスをもつ彼だが、並外れた運動神経と高い能力、バレーへの情熱が低身長コンプレックスをカバーしている。彼の得意技は、変人速攻。セッターポジションの「影山飛雄」が彼の瞬発力と身体能力を信じ、サイン無し・合図無しで攻撃を組み立てていく。ちなみに、家族構成は両親と妹の4人家族。バレーボールを通して描かれる青春に、誰もが魅了されている。

『少女ファイト』 より 「大石練」

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狂犬の異名をもつ「大石練(おおいしねり)」。由来は、多い試練から。「大石練」は小学5年生のころに大好きな姉を交通事故で亡くし、その悲しみを忘れるため、バレーボールに没頭していく。ある事情から精神的ショックを受けた彼女は、徐々に仲間と距離を置き始める。やがて、私立白雲山学園中等部に入学した彼女は、旭谷小学校バレーボール部のかつての仲間たちと再会することを避けるため、持ち前の運動能力は隠し、万年補欠の地位に甘んじる日々を過ごす。が、レギュラーの一人がケガを負ったことから、スタメンで試合に出場することとなる。第1セット、第2セットと試合が進むうち、持ち前の負けん気と運動神経が目を覚まし、チームメートと接触。どちらもケガを負う。その際、幼なじみの「式島滋」に助けられ応急マッサージを受けるが、そのことで誤解され、自宅謹慎処分を言い渡されてしまう。結果はいかに。ちなみに、「大石練」の声は人気声優の「水樹奈々」である。

『神様のバレー』 より 「阿月総一」

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『神様のバレー』の主人公は、バレーボール選手ではなく、選手を裏方から支えるアナリスト「阿月総一」である。実業団Vリーグチームの日村化成ガンマンズのアナリストとして勤務しており、自称バレーの神と豪語する天才アナリスト。バレーボールを始める若者たちの勉強のために手に取るマンガであり、戦術を考える側に立つコーチ、監督たちのバイブルと言っても過言ではない。試合相手にとことん嫌われるバレーを組み立てることをモットーにする「阿月総一」の行う戦術は、バレーボールのルールを知っている人であれば、痛快この上ない快感ではないだろうか。選手たちが「阿月総一」の戦術通りに戦っていく姿は、展開が早く、バレーのルールをよく知らない人でも、そう苦労することなく読める1冊となっている。データバレーは今や常識となっているが、この「「阿月総一」が行う相手が嫌がる戦術は、全日本選手を束ねる監督、コーチに見習ってほしい戦術豊富。読み応え十分のバレーマンガである。

『ミス・バレーボール』 より 「江崎望」

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身長180センチ。恵まれた体格をもつ「江崎望」は、幼なじみの男子生徒と一緒に賭けバレーを行い、小遣い稼ぎをする不良少女であった。その「江崎望」に光るものを感じた全日本女子バレー監督「米山」は、彼女を全日本女子の秘密兵器にするため、秘かに召集する。が、自由気ままに、わがままを言って過ごしてきた「江崎望」は、天才セッター「仲田留美」とぶつかり、衝突ばかり。見かねたキャプテン「佐藤一子」らの計らいで和解する。残り1枚となった五輪出場の切符をかけて、チームメートとともに、五輪出場を目指していく。このモデルは、スーパー女子高生と言われた「木村沙織」さんかと思ったが、マンガの連載が始まったのが1992年。「木村沙織」さんは1986年生まれであり、連載が始まった年はわずか6歳。ちなみに、セッター「仲田留美」のモデルは、現全日本女子監督の「中田久美」さん、「佐藤一子」のモデルはバルセロナ五輪で主将を務めた「佐藤伊知子」さんで間違いないと思われる。

『健太やります!』 より 「井口健太」

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粘り強いプレーが信条の「井口健太」。『健太やります!』の主人公である。164センチと小柄な彼の得意なポジションはレシーバー。持ち前の粘り強さでチームに勝利を呼び込むレシーブ能力の高さは、敵対するチームも認めている彼の最大武器となっている。このマンガのもう一人の主人公は「前田隆彦」。「井口健太」とは反対の長身。抜群の運動神経、強靭な体力をもつ彼は、二人が通う私立坂見台学園高校の不動のエースである。私立誠陵学園高校に通う双子の兄「前田慶彦」とは、犬猿の仲。エリート意識の高い兄と一緒に私立誠陵学園高校のスカウトを受けるが、隆彦は断っている。健太、隆彦を軸に物語は進んでいくが、いずれも、何かしらのトラブルが発生し、そのトラブルを解決しつつ、最後には強豪相手と戦い、勝利する運びとなっている。いわば、スポーツマンガの王道的展開である。主人公の魅力は、どんな逆向にあっても、決して諦めないこと。このひと言に尽きる。

『涙のバレーボール』 より 「河合瞬」

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強豪ではない県立江陵高校バレーボール部が舞台の『涙のバレーボール』。「小柴光秀」が天才アタッカー「河合瞬」をスカウトするところから、物語は始まる。「関森巧二」「落合ワタル」たちとまず初戦突破を合言葉に練習を重ねる。最終目標は、県下最強と言われている桐嶺商業を倒し、インターハイに出場すること。スポ魂マンガの定番、王道と言えば、弱小チームが常勝チームを相手に繰り広げる戦い、その戦いに勝つことであるが、『涙のバレーボール』も同様、その定番、王道にそった作品となっている。自己中心的なわがまま主人公に負けず嫌いで努力家のサブキャラ、親思いの優しさをもつ少年、クールでいて熱血漢等、個性豊かなサブキャラが多数登場する。物語の最後の逆転ゲームは、本物のバレーボール観戦さながらの迫力ある描写となっており、ぐいぐい引き込まれていく。ラストシーンは、ネーミングそのもの。涙なしでは語られないスポーツマンガとなっている。

『ハリガネサービス』 より 「下平鉋」

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『ハイキュー!!』に次ぐ人気バレーボールマンガ『ハリガネサービス』。豊瀬高校に通う「下平鉋(しもだいら かんな)」が主人公。なぜ、かんなと名付けたのか不明であるが、鉋という字を当てているということはそれぐらい強い精神力、負けない強固な意志をもつと言いたかったのではないだろうか。実はこの主人公、弱い精神の持ち主ではない。中学2年生の時に、アキレス腱断裂を経験しており、その時のことがフラッシュバックするPTSDを発症している。思うように跳べなくなったことから、足に負担のかからないサービスを練習中だ。「間白譲治」や「松方一颯」「金田進」とともに、東京都大会の王者である駿天堂を倒すことを目標に、日々バレーボールの練習に励んでいる。ちなみに、主要キャストのポジションは、下平はピンチサーバー、松方はセッター、間白はウィングスパイカー、金田はリベロ。どちらかと言えば、正統派の青春バレーボールマンガである。

『バレーボール使い郷田豪』 より 「郷田豪」

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『バレーボール使い郷田豪』。変わったネーミングだが、この作品の主人公「郷田豪」は、自分自身のことをバレーボール使いと表現する。「郷田豪」は身長195センチの大男。趣味はギャンブルで、大の猫好き。バレーボール占いを得意とする舞網高校1年生。この主人公、バレーボールマンガにありがちなバレーボーラーではない。バレーボールそのものを心から愛する少年という設定である。読み進めていくうち、独特な世界観に魅了され、笑えるギャグマンガの虜になる人も少なくない。もう一人の主人公「須藤ネオ」が漫才でいうツッコミの役を果たしている。居眠り運転のトラックにはねられそうになったところをボケ役の「郷田豪」に助けられる。その縁で、バレーボール使い部に無理やり入部させられている。ちなみに、ネオには双子の姉、もしくは妹の「須藤ネコ」がいる。物語では、姉、妹は判別しておらず、今だ、分かっていない。だが、彼女はストーカーから救ってくれた「郷田豪」に恋愛感情をもっている。

『サインはV!』より 「朝丘ユミ」

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「VICTORYサインはV。明け放した空へジャンプジャンプジャンプジャンプ。」このフレーズから始まる主題歌を楽しみに、テレビの前に座った人も多いのではないだろうか。昭和を代表するバレーボールマンガの一つに『アタックNo.1』があるが、『サインはV!』も負けてはいない。東洋の魔女と呼ばれた選手が活躍した東京五輪。バレーボールブームを後押ししたのが『サインはV!』である。ちなみに、実写版ドラマの最高視聴率は39.3%。こちらの主人公は「朝丘ユミ」。バレーボールの練習中に姉を亡くした彼女は、バレーボールから遠ざかるが、立木大和バレー部監督「牧圭介」からスカウトを受け、再び、バレーボールの道へ。テレビドラマでは「朝丘ユミ」を「岡田可愛」が演じ、「牧圭介」を「中山仁」が演じている。立木大和バレー部で練習の後に監督が選手たち相手に説教を行うシーンがあるが、Vサインの合言葉は自分自身に勝つことだ、が定番であった。Vはビクトリーの頭文字を表している。

『アタックNo.1』 より 「鮎原こずえ」

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『サインはV!』とともに、昭和を代表するバレーボールマンガとされている『アタックNo.1』。こちらの主人公は「鮎原こずえ」。大きな瞳にポニーテールが彼女の代名詞。富士見学園中等部に転校してきた「鮎原こずえ」が、バレーボールを通して、後に親友となる「早川みどり」やキャプテン「大沼みゆき」「真木村京子」らとともに、日本一への階段を上がっていく。こずえたちの前には、様々な敵が立ちはだかるが、こずえの得意技の竜巻おとしや電光スパイク、風船アタック、みどりの武器である木の葉おとしを要所要所に出し、勝利への階段を上っていく。このマンガでは、八木沢三姉妹による三位一体やイナズマ攻撃、「山本操」の大ボールスパイク、こずえとみゆきが行った変化球スパイク等、様々な必殺技が登場する。これらの技に魅了された人も少なくないだろう。ちなみに、スポ魂マンガ四天王とは『アタックNo.1』、『あしたのジョー』、『巨人の星』、『エースをねらえ!』の4作品のことである。

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