一般的に女性に好まれやすいマンガの中から、男性陣にもぜひ楽しんでほしい作品を10作品ご紹介していく!
男女問わず十二分に楽しむことができる少女マンガ10作品をピックアップしていく!
出典:Amazon.co.jp
一般的に女性に好まれやすいマンガの中から、男性陣にもぜひ楽しんでほしい作品を10作品ご紹介していく!
『NANA』は少女マンガでは絶大なる人気を持つ、「矢沢あい」の作品の1つである。2005年に実写映画化をし、歌手「中島美嘉」と女優「宮崎あおい」のダブル主演。主題歌の「GLAMOROUS SKY」は「L'Arc〜en〜Ciel」の「hyde」が楽曲提供したことで有名である。キャラクターの再現度の高さと、主題歌と挿入歌が話題を呼び、観客動員数300万人を越すほどの大ヒットとなった。本作のヒロインは2人の「NANA。」1人の「NANA」は明るく元気で活発な女の子。そして、もう1人の「NANA」は「ブラスト」というバンドのボーカルであり、どこか冷めた一面もあるが人情味ある女の子。この2人の「NANA」を中心に物語は始まり、ひょんな事から同居生活がスタートする。他の少女マンガでは味わえない人間模様が、現実の悲しみや苦しみといった感情とリンクしていくような作品になっている。「矢沢あい」の作品には、他にも『ご近所物語』や『Paradise kiss』がおすすめである。
子供の頃から指揮者を目指して天性の才能を磨き続けてきた「千秋真一」は、幼少期のトラウマから飛行機に乗れず、音楽教育の本場である海外へ行けないことを悩んでいた。自暴自棄になり、酒に酔って自宅前で熟睡してしまうが、目が覚めるとゴミ屋敷の中から美しい音楽が聞こえてきた。これがきっかけで、「のだめ」こと「野田恵」と「千秋」の新たな音楽人生がスタートする。一歩進んで二歩下がる「のだめ」と共に、指揮者の道を歩む「千秋」の奮闘が描かれ、なんだかんだで世話好きの「千秋」が振り回される様なども面白い作品となっている。『のだめカンタービレ』はクラシック音楽をテーマにしたマンガだが、ラブコメディ要素が含まれているおかげで音楽の知識がない人にも読みやすい作品となっている。クラシックやオーケストラに興味を持つきっかけにもなるはずだ。
美大生で建築科の「竹本祐太」は同じ貧乏アパートに暮らす先輩「森田忍」や「真山巧」たちと共に楽しい大学生活を送っている。ある日、桜の木の下にいた「花本はぐみ」に一目惚れした「竹本」。油絵を得意とする「はぐみ」の才能は圧倒的で見るものを惹きつける作品ばかりだった。人見知りで口数が少ない「はぐみ」は、「竹本」たちと出会って初めての友達が出来たのである。そんな「はぐみ」は同じく天才肌の「森田」に惹かれていった。「森田」も「はぐみ」に好意を持つが、可愛がっている「竹本」の「はぐみ」への思いに気付き自分の気持ちに嘘をつく。「竹本」の恋を応援する「真山」は、原田デザインの社長「原田理花」に恋しているが、一方で「真山」に好意を寄せる「山田あゆみ」のことをハッキリと断ることが出来ないでいた。「あゆみ」は「理花」に振り回される「真山」を見て傷ついていたのだった。いつの間にか「はぐみ」のいる研究室に集まるようになった5人。それぞれが恋心を抱きながら、歩む道は違えど仲間としての絆を深めていくストーリーは男性の心にも響くものとなっているだろう。
隠れ腐女子のOL「桃瀬成海」は転職先で幼なじみの「二藤宏嵩」と再会する。同僚の前で「宏嵩」にヲタクであることをバラされ、怒りを覚えつつも、再会を喜ぶ「成海」。ヲタクの自分をさらけ出せるため「宏嵩」としばしば呑みに行くようになり、とりあえず付き合うことになったが、ヲタク同士の不器用な彼女らにまじめな恋愛は難しく、ついついふざけてしまう。そんな彼女と彼が先輩カップルに見守られながらも、少しづつ絆を深めていく作品だ。イラスト投稿サイトに掲載され、のちに書籍化された作品で、「次にくるマンガ大賞2014の本にして欲しいWebマンガ」第1位に輝いた実績のほか、2018年のアニメ化も控えている人気作。20代女性からの支持が多く、読者が共感するシーンが多いところが特徴ではあるが、男性も問題なく楽しめるコミカルな話が多数収録されている。
勉強してばかりでトップの成績を取ることにしか興味を持たない「水谷雫」は高校入学したばかり。ある日、担任から空いている隣の席のクラスメイト「吉田春」にプリントを届けるようにと頼まれた「雫」。「ハル」は入学式の日に事件を起こし停学処分を受けていたが、その停学期間を過ぎても登校してこない問題児なのだ。プリントを届けに来た「雫」を気に入った「ハル」は「雫」に懐く。戸惑いを見せる「雫」だったが、「ハル」の純粋さに惹かれて構うようになるのだ。「雫」のおかげで登校し始めるが、初日から暴力事件を起こしていたのでまわりからは恐れられていた。だが、「ハル」の成績は「雫」より上で顔もイケメン。女子からは目の保養とされていた。勉強第一でまわりに無関心だった「雫」と、友達はほしいが人付き合いが極度の苦手である「ハル」。友達もいなかった不器用な2人が出会って、仲良くなっていくことで変わっていく感情と人間関係。悩んだり傷ついたりしながらも、友達になった「あさ子」と「ササヤン」や「ハル」をライバル視する「ヤマケン」たちの助けもありながら成長していく青春ストーリーだ。
小学生の時、甲子園のアルプススタンドから力強いエールを送る吹奏楽部の姿を見て心を奪われ、いつか自分も甲子園でトランペットを吹きたいと夢見る「小野つばさ」。吹奏楽と野球の名門「北海道白翔高校」に入学したものの、レベルの高い合奏に圧倒され、ブラスバンド初心者の「つばさ」は吹奏楽部への入部をあきらめそうになる。そんなとき、落ち込んで弱音を吐く「つばさ」のそばにいて話を聞いてくれたのがクラスメートの「山田大介」だった。野球部に所属する「山田」の夢も甲子園に出場することだったのだ。自分に自信が持てずうつむいてばかりだった「つばさ」が、一緒に甲子園に行こうといつも励ましてくれる「山田大介」に支えられて、少しずつ前を向けるようになっていく。大切なのは結果を出すことではなく努力すること、信じてくれる人がいるおかげで強くなれるのだということを思い出させてくれる作品である。
現役男子高校生でありながら、人気少女マンガ家である「野崎梅太郎」。「佐倉千代」はそんな彼に告白したはずが、相手の勘違いによりマンガ制作のアシスタントとして手伝いをすることに。そして周囲の変人たちへのツッコミキャラとなっていくのである。恋愛経験がないため、周囲の人間を参考にしながらちょっとズレた感覚で少女マンガを生み出す「野崎」。イケメンなのに人見知りでギャルゲー好きの「御子柴実琴」。女性ながらに男前な言動で女子にモテモテな「鹿島遊」など、「千代」の周りは変わり者だらけで、総じてマイペース。ユルいクレイジーさがシュールなコメディ。4コマながらきちんとオチに持って行く展開が読みやすく、笑いがストレートに伝わる。話が進むに連れ、登場人物が増えていく度に笑いも増えていくのは非常に評価が高い一作だ。
魔法の国の王家の血を引く少女「チャチャ」は、この世界一の魔法使い「セラヴィー」に見守られながら成長し、一人前の魔法使いになるべく、魔法学校の「うらら学園」に行くことになった。王家に呪いをかけた大魔王は、その血を滅ぼすために「チャチャ」の存在を知ると、刺客を差し向けることに。「チャチャ」と同じく「うらら学園」のクラスメイトである「リーヤ」や「しいね」と共に、「チャチャ」は「セラヴィー」からもらった魔法のアイテム「プリンセスメダリオン」のパワーで「マジカルプリンセス」に変身し、戦う日々を描いた作品だ。もちろん一番注目してほしいのは、ヒロイン「チャチャ」の天然なキャラクター性だが、それに加えて個性的な彼女の友人たち。連載されていたのは少し前だが、現代の少年少女にとっても魅力溢れる作品だろう。
中学時代から目立たない性格だった「黒木智子」は、何故か女子高生になれば「人生で一番のモテ期が来る!!」「何もしなくてもモテる!!」と根拠もなく思い込んでいた。しかし、現実は高校に入学し2ヶ月経ってもモテるどころかクラスメイトともまともに会話も出来ていないという過酷な現実をまざまざと目の当たりにしてしまう。「モテる」ためにはまず家族以外と話さなければならないのだが、家族意外と話すことがない「智子」にはとんでもない高いハードル。そんな「智子」は大体の方がお察しの通り、極度の人見知りで思い込みが相当に激しい。異性と話すことが極端に苦手で話せるのは弟の「智貴」のみという有様。かなりのオタクで「コミュ障」でひねくれ者、自己中心的、周囲への嫉妬や劣等感などでかなり暗黒な精神状態。しかし、見栄っ張りで他人を常に見下しており、心の中ではかなり過激な発言を繰り返している。本人的にもヤバいと思っているのか、状況を打破しようと奮闘するのだが的外れな事が多く、裏目に出て失敗することがほとんど。そんな一風変わった主人公を応援するのもいいが、単純にギャグ作品として笑うのも楽しい作品だ。
アニメの方がメジャー化しつつある『ちびまる子ちゃん』。今や国民的アニメとなり「平成のサザエさん」とまで言われている。その『ちびまる子ちゃん』は「りぼん」で1986年から1996年の間連載され、それ以降は不定期で今も連載されている。作者「さくらももこ」の小学3年生の頃の姿を描いてあり、家族、友人との日常を面白く描かれている。たまに感動的なエピソードもあり、涙を流すことも。マンガに登場する超個性的な人物とのやりとりが面白く「こんなこと私が小学生の時にもあったな」と読んでいてどこか懐かしく思うだろう。時代背景は1974年頃らしいが2018年の今となっても、日常生活の基本的なことは昔も今も変わらない。あの頃「ちびまる子」と同い年だった私たちが、時代を超えて今の子供たちに愛されるキャラクターになっていることは感慨深い。ぜひ、親子で読みたいマンガだ。
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