裏側って気になるもの。漫画家の日常漫画集めてみた32 Pt.

作画担当の真城最高とストーリー担当の高木秋人は、コンビで漫画家「亜城木夢叶」としてデビューする。真城最高の目標は、想いを寄せる亜豆美保をヒロインの声優に迎えるため、自分の作品がアニメ化されること。そのために二人は、「週刊少年ジャンプ」の人気連載作家を目指して奮闘。同世代の、変人だが天才である新妻エイジをはじめ、漫画家たちとの交流やライバル関係も描かれる。

熱血漫画家・炎尾燃の創作活動を描いた、一話完結の連作短編。炎尾の、熱血漫画へのこだわりや、雑誌編集者からの理不尽な注文、無理なスケジュールに苦しむ姿が描かれる。炎尾の人物像には作者の経歴や実体験がしばしば投影されているが、あくまでも独立した別の人格として描かれている。

〆切に追われる漫画家の前に現れ、高額の報酬と引き換えに驚異的なスピードで原稿を完成させる伝説的アシスタント・Ｊの物語。基本的には漫画家の依頼をＪがこなす短いエピソードだが、最終的には漫画による世界の存亡にまで発展する。

漫画家・藤子不二雄の自伝的漫画。作者である藤子不二雄Ａ自身をモデルとした主人公・満賀道雄の視点で、故郷での少年期から上京、プロ漫画家としての生活が描かれる。主人公が交流する漫画家や編集者のほとんどは実名で登場し、手塚治虫、石ノ森章太郎、赤塚不二夫などの青春期にも触れることができる。

『あしたのジョー』に感動してボクサーを志した男・桃井環八が、引退して漫画編集者となり、漫画家、編集者などと関わっていく。堕落し重度のアルコール依存症に陥ったかつての巨匠・マンボ好塚、出版社の都合でデビューし得なかったベテランアシスタント・仙台、意に沿わぬお色気漫画の連載に苦悩する若手・小泊など、さまざまな世代、スタンスの漫画家人生が描かれている。

漫画家志望の少女を主人公とした短編。主人公・毬は、応募作品コンテストで第一席を取れなければ漫画から手を引く、という約束を父と交わす。執筆に苦悩する毬は、ひょんなことから登場人物のモデルとしていた男性教師と親しくなり、次第に恋心を抱くようになる。