藤沼悟は28歳の売れない漫画家。彼は時間を巻き戻す「再上映(リバイバル)」という特殊能力を持っていた。これにより、過去に遡って事故や事件の原因を究明し、未然に防ぐことができるのだ。ただし、過去の歴史を変える代償として悟自身が怪我をしたり、忘れ物をして物を無くしたりするリスクを背負う。一度再上映(リバイバル)が発生すると、なるべく関わりたくないと思っていても時間は繰り返し遡る。そのたびに周囲の違和感を探して事件を解決する必要があった。 ある時、悟の母親の藤沼佐知子がやって来た時に再上映が(リバイバル)が起きた。そして周囲で子供の誘拐事件が起きたことを発見した悟。再上映(リバイバル)によって誘拐を未然に防ぐことができた。ところが佐和子が何者かに殺害されてしまう。再上映(リバイバル)を使って佐和子を助けようとする悟。気がつくとそこは1988年。悟が小学生の頃まで時間が巻き戻されていたのだった。 1988年と2006年を何度も行き来して事件の原因を取り除いていくタイムリープミステリー。「このマンガがすごい!2014」オトコ編15位、「マンガ大賞2014」2位を獲得。