新川直司の代表作。現代日本の高校を舞台に、母の死をきっかけにピアノを弾かなくなった元天才少年ピアニストの公生の青春と成長を描く物語である。公生は母親の厳格な指導のもとでピアノを学んでいたが、母の死後は自分の演奏するピアノの音が聞こえなくなるという状況に陥り、演奏から遠ざかっていた。しかし、公生が高校2年生の時、友人の付き添いで参加したデートで、ヴァイオリニストのかをりと出会い、再び音楽の世界へと引き戻されることになる。本作は、クラシック音楽を題材とした音楽漫画で青春群像劇でもある。ピアノとヴァイオリンを中心とした楽器演奏、音楽コンクールでの競演、音楽を志す高校生たちの心理描写といった要素が物語の核となっている。また、表情のアップや影の描写などを駆使した臨場感あふれる演奏シーンが特徴である。講談社「月刊少年マガジン」2011年5月号から2015年3月号まで連載。2013年に第37回「講談社漫画賞」少年部門を受賞。テレビアニメ化され、2014年10月から2015年3月まで放送された。また、実写映画(劇場)化され2016年9月10日に公開された。