葉鳥ビスコの代表作。上流階級の子女が通う私立桜蘭学院高等部が舞台。特待生で庶民出身の女子、ハルヒは「ホスト部」に迷い込み、不注意から高級な花瓶を壊してしまい800万円の借金を負ってしまう。借金返済のためホスト部で雑用係として働き始めたハルヒは、眼鏡を外した素顔が美形であったため接客係に昇格。借金をチャラにするため、指名客100人獲得を目指して男子のフリをしてホストとして活動するうちに、ホスト部の部員たちとの関係が変化していく。本作は、庶民の少女が超エリート校に通う学園ラブコメディである。「男子に囲まれた女子一人」という逆ハーレム要素や、ハルヒの庶民的な目線と上流階級の価値観とのギャップがユーモラスに描かれている点が特徴となっている。白泉社「LaLa」2002年9月号、12月号、2003年2月号掲載の読み切り版を経て、2003年4月号から2010年11月号まで連載。テレビアニメ化をはじめ、テレビドラマ化、舞台化など多岐にわたるメディアミックス展開が行われた。