15歳で史上5人目の中学生プロ将棋棋士となった少年・桐山零。幼い頃に家族を事故で亡くした彼は、棋士の家で内弟子となり、「他人の家」で育ったことで深い孤独を抱えていた。六月町にひとりで暮らす17歳の桐山零が、橋を渡った三月町で暮らす川本あかり、川本ひなた、川本モモの三姉妹をはじめとする人々と触れ合うことで、心身ともに成長していく人情ドラマ。白泉社「ヤングアニマル」2007年14号より連載。羽海野チカの代表作の一つで、第35回講談社漫画賞一般部門、第18回手塚治虫文化賞マンガ大賞など数々の賞を受賞している。