父の書斎で遊んでいた木之本 桜(通称さくら)は、本棚にある古い本が気になり手に取ってしまう。その瞬間本が激しく光りだし、表紙から何かがいきなり飛び出してきた。それはケルベロスと名乗るかわいいぬいぐるみのような生き物だった。ケルベロスは、本に封印されていた災いのカードが何かの拍子に飛び出してしまったと言った。本の封印が解かれたカードは実体化し、様々な悪さをする可能性がある。ケルベロスは、飛び出したカードをもう一度封印するためにはさくらの力が必要だと言うのだ。この日から、さくらの「カードキャプター」としての日々がスタートしたのだった。選ばれし少女さくらが、封印の獣ケルベロスと共に立ち上がる。第32回「星雲賞」コミック部門を受賞。